ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

土に触れるということ(1)

2009年11月08日 22時36分03秒 | Weblog
我が家には畑はない。ささやかな庭があるだけ。
その小さな庭を年に二度、大がかりな草花の植え替えをすることが、自分にとっての年中行事の様になっている。
プランターを含め、除草、土の入れ替えやならし、プランターの数と花壇の面積からの苗や球根の数を割り出しての買い出しなどを含めると、丸三日はかかってしまう。
昼間に終わらなければ、プランター類だけは家の外灯とガスランタン、ヘッドランプを用いて夜に行っている。

嫌になることだってある。
「なんでこんなことやってるんだろう。もっとこぢんまりとやれば楽なのに。」
そう思いながら、ガーデニングの本を見ては「へぇ~こんな寄せ植えいいなぁ。」「そっか、段違いに花壇を造るにはこの手があったか。」などと、新しい工夫に興味をそそられている。

今年の夏は少しだけ花壇を拡張した。
拡張というのは大袈裟で、畳半畳ほどの面積分、縁取り用のブロックを延長したに過ぎない。
それでも一本だけコニファーが日陰になってしまうことから、それを切り根から掘り起こした。そして「水平器」を用いて高低のバランスを計り、ブロックをつないでいった。
ブロックがぶれないよう固定したり、新しい土を入れなじませたりと、たった半畳の花壇作りに半日かかってしまった。
炎天下での作業、「なんでこんなこと・・・」と思いながらも不思議な安堵感と嬉しさをもちながら作業を進めていった。
「腐葉土」を混ぜたり、深く掘って土を軟化させているとき。つまりは土に触れていると気分が落ち着くのだ。
そしてこれからここに苗を植え、水をやり、やがては花が咲く。その状態を想像すると、思わずニンマリとしてしまうのだ。
汗をかき、一人で土をいじりながらの一人笑い。なんて不気味な光景だろう。

春の花の苗植え作業。やっと今日で終わった。
腰が痛い(笑)。