ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

平ヶ岳・・・その後の二人

2009年11月07日 00時34分24秒 | Weblog
後日談として綴る。

下山した翌日は、二人とも出勤。
さすが身体能力抜群のO氏。疲れも見せずまだまだ元気。
自分はと言えば、少々の疲労も残っているが、それよりは左膝の痛みがひどかった。
当然冷湿布などは何の意味もなく、固定して安静にしているのが一番。
だが、その冷湿布を、一見何の意味もないと思われる部位にしている人がいた。
O氏だ(笑)。
TA「お疲れさんでした! ん?どうしたんですかその冷湿布は?」
O氏「いやぁ~参りましたよ。『うるし』ですよ。どう治療しても2週間はかかるんですよね。痒くて痒くてたまらないんです。冷やすことで痒みが軽減されるんですよ。ワッハッハ!」

両肘の内側に冷湿布をし、ネットで固定していた。
この残暑、相当痒いんだろうと容易に想像できた。

さて自分のことになるが、下山後に一時的ではあったものの、体調が急変した。
いや、いい意味での急変だったのだ。
とにかく腹が減る。どんなに食べても腹が減る。24時間腹が減る。何が何でも腹が減る。
あれほど腹が減り、飯を詰め込んだのは20代の時以来だろう。
どう説明すれば良いのかわからないが、疲労の極限に近い状態まで体を追い込んだせいか、体内中の老廃物が汗と共に一気に体外へ流れ出てしまったような感じなのだ。
食べても食べても体は軽い。夜は熟睡できる。
「俺は今健康だ!」と叫びたいほど体調の良さがわかる。
しかし、その体調の良さも2週間ともたなかった。
もとより夜型人間。仕事の多忙さも重なり、「俺は今不健康だ・・・」と自覚できるようになってしまった。

それにしても、あの下山後の体調の良さは一体なんだったんだろう。
どう考えても登山が直接影響していることは確かだ。
サウナとは違って、体を動かすことによる大量の発汗が大きな要因なんだろうと考える。
であれば、年に一度の登山も決して悪くはないかも・・・。