ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

登山用具(3)

2009年11月03日 22時00分41秒 | Weblog
すべての道具、用具にはそれぞれ「ランク」があり、値が張ればそれだけ高性能高機能と言ってよい(物が多い)。
値が張る物でも、1シーズン前の物を購入すればそれなりの低価格で手に入れることができる。
しかし、時期や必要性、目的などの要因から、高価格でもどうしても購入しなければならない場合がある。
その一つが「テント」だ。
テントはある意味値段を無視しなければならない場合がある。
何故なら、最悪の気象条件を想定し、それに耐えうる代物を購入することが最低、そして絶対条件だからだ。
また、店舗に行き、実際に設営してみることがよりベターな登山への一歩となる。
細かなことを言えば、第一には「防水性」。他に「居住性」「耐風性」「保湿性」「設営、撤収の簡易性」「重量、コンパクト性」「通気性」。そして用途と目的に見合った物を実際の目で見て、購入前に自分で設営し、中で体を横たえてみることができれば最高だろう。

私が持っているテントは残念ながら登山用ではない。
軽登山程度なら問題はないが、あくまでツーリング用に買った物。
一人が寝て、荷物を置けば中はもう一杯状態。防水性の高い物を買ったが、できれば2人まで寝ることができる物の方が良かったかな・・・。
スペースの快適さを無視してしまったことで、テントの中での身動きにかなりの制限が生まれてしまったのだ。

さて、テントと同様に重要なアイテム。「登山靴」がある。
これだけは他のシューズで代用してはいけない。
山は歩くことから始まり、様々な条件下のルートが存在している。むしろ「悪条件のルート」と言ってよいかも・・・。
岩場(ガレ場)などでは、岩の角に足のかかとがぶつかっても痛くもかゆくもない登山靴。それなりに考えて作られているのだ。
今のトレッキングシューズは布製でも丈夫で軽量。しかも低価格で購入することができる。
二十数年前に新大久保駅前の「ICI石井スポ」で買った本格的な革製の登山靴は、完璧なまでの丈夫さはあるが、重く、しかも片手では買えない値段だった。
いい時代になったものだ。

自分の足のサイズ、幅、甲、くるぶし、かかと、親指と小指の外側など、ありとあらゆる箇所にできるだけ合った物を選び、店の専門スタッフのアドバイスを素直に聞き入れることが、快適な登山への近道だろう。
また、数回履いた物でも、使用前には実際に履いて数キロ歩いてみることが大切だ。
これは決して大袈裟な行動ではなく、「歩かなければ登山にならない」基本中の基本を忘れないために、そしてより安全に、より快適に山を楽しむためには必要なことだと考えている。