通でがんす

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追悼 さくらももこさん

2018年08月28日 | 日記
さくらももこさん死去





昨夜、会社帰りに乗った電車の中、ネットの記事にこの文字があらわれた。
「今年の夏は暑かったけぇ、疲れて読み間違えたんかのう」
と思って読み返したが、間違いなかった。





8月15日、乳がんで亡くなられた。
53歳。
葬儀・告別式は近親者で行ったとのこと。





心より、ご冥福をお祈り申しあげます。





さくらさんといえば、あの『ちびまる子ちゃん』の作者の方。
中國新聞にも4コマ漫画で連載されたが、正直な話、それほど面白いとは思わんかった。
ほいじゃけぇ、まる子ちゃんはテレビで楽しむものじゃった。





まる子ちゃんといえば、さくらさんが脚本を担当した映画2作目『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』(1992年)が大好きである。

どんな話かというと…。




(映画チケット)





図工の時間に「わたしの好きな歌」というテーマで絵を描くことになったまる子は、音楽の時間で習った「めんこい仔馬(こうま)」を絵にしようと決める。

そんなある日、まる子は絵描きのお姉さんと出会う。

この歌をどう描いたらいいかとたずねるまる子に、お姉さんは5番まである歌詞を教えた。

実はこの歌、仔馬とその飼い主の平和な日常を歌ったものではなく、戦争に軍馬として狩り出されていく仔馬を想う歌だった。

まる子は、仔馬と、仔馬を送り出す少年の絵として描く。

まる子が描いた絵は、コンクールで入選した。

それをお姉さんに聞いてもらおうと家を訪ねると、お姉さんは恋人からプロポーズされているところだった…。






この映画、なぜだかツボにはまってしまい、まる子と一緒に泣き笑いしてしもうた。
わしが人生の中で一番泣けた映画は、この映画なんじゃ。





さくらさんは、ディズニーの『ファンタジア』、ビートルズの『イエローサブマリン』のように、アニメと音楽を融合させた見せ場を盛り込みたいと考えておられた。
そこで多くの音楽シーンが盛り込まれた、意欲的な映画でもあったんじゃの。

…が、その歌の版権の問題からDVD化はされていないという、とっても残念な映画でもあるんじゃ。
追悼番組で、放送してもらえんじゃろうかのう?





ところで図工の時間、ほかの子どもたちがどんな曲を「わたしの好きな歌」として選んだかというと…。


藤木くん「ゲゲゲの鬼太郎」

永沢くん「かあさんの歌」

山田くん「傷だらけのローラ」


彼らがどんな絵を描きあげたか、想像してみてはいかが?





「傷だらけのローラ」といえば、今から44年前の1974年8月25日に発売された、今は亡き西城秀樹さん10枚目のシングル。
ご存じのとおり、さくらさんは秀樹の大ファンで、そのエピソードもまる子に登場。
1991年には、テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマに、秀樹さんが歌う「走れ正直者」(作詞:さくらももこ)が使われたことも。

今年5月、秀樹さんが亡くなられたときは、
「私達の世代にとって秀樹さんは本当にスターでした。」
との追悼メッセージを送られました。
今にして思えばこの時、さくらさんは闘病生活を送られとったんじゃろうの。

今ごろは天国で、それぞれの「わたしの好きな歌」の話題で盛り上がっているのかもしれません。





↓さくらももこさんについては、こちら↓

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今日は、「追悼 さくらももこさん」ということで、映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』を中心に話をさせてもらいました。

ほいじゃあ、またの。

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