今は亡きわしの親父が勤めとった、
広島県に本社を置く
自動車会社のマツダは、
今年(2020年)1月、
創立100周年を迎えました。
おめでとうございます。
ヌマジ交通ミュージアムでは、
ひろしまの出来事を紹介しながら、
マツダ100年間の歩みをたどる企画展
『マツダとひろしまの100年』を開催中です。
↓マツダについては、こちら↓
マツダ オフィシャルウェブサイト
↓ヌマジ交通ミュージアムについては、こちら↓
ヌマジ交通ミュージアム
今日は、『マツダとひろしまの100年』に
展示されているマツダ車のうちの1台、
三輪トラックGDZA型
についての話でがんす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/19/91488380ee4dfb4df19cb7ac16a7dd6f.jpg)
マツダ 三輪トラックGDZA型
昭和30年(1955)
昭和29年(1954)10月にマツダ三輪トラック全車種のモデルチェンジが行われた。従来は大型の三輪トラックのみだった2灯ヘッドライトが全車種へ採用された。特徴的なカウル形状やカラーリング(上部えんじ色、下部グレーの塗り分け)など、工業デザイナー小杉二郎の手がけたデザインで統一され、「マツダ三輪トラック」の共通イメージを確立した。いくつかのモデルがある中でGDZA型は小型車にあたる。GDZA型にはGDZA67型(荷台長6尺)と77型(荷台長7尺)があり、本車は77型である。能美島(現:江田島市能美町)の醤油店で使用されていたもの。
車両
全長:約3800mm
全幅:1590mm
全高:1815mm
乗車定員:2名
最大積載量:0.75t
エンジン
種類:GD型(700cc)レシプロエンジン
燃料:ガソリン
最高出力:17PS/3300rpm
トランスミッション
4速MT(常時噛合式)
株式会社クロマ 所蔵
「尺(しゃく)」という単位が出てきた。
1尺は約30.3センチメートル。
1尺=30センチとすると、
6尺は1メートル80センチで、
7尺は2メートル10センチとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/08/6c87d0e73ce4ede5aee2564702331c28.jpg)
説明板によると、この三輪トラックは
瀬戸内海に浮かぶ能美島(のうみじま)の
醤油店で使用されていたとのこと。
そのためか、トラックの後ろには、
「最上醤油 紫島」
と商品名が大きく書かれている。
荷台は荷物を載せるところなので、
ふつうはなにも置かない。
トラックでは、運転席のある部分を
「キャブ(キャビン)」というが、
そのキャブバック側には、
なぜかベンチ状のものが置いてある。
醤油をたくさん運ぶときに人手が要るので、
そのために取り付けられたものじゃろか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3e/8494d2ca1eac80e7a8927090f559d692.jpg)
これが運転席。
…ん?
ふつうの自動車なら、
丸いハンドルがついているはず。
ところが、この三輪トラックは
2本のハンドルが両側に伸びて、
まるでバイクのハンドルのようである。
バイクのハンドルのような…?
そう、三輪トラックとは、
大型オートバイの後ろに荷台を取り付けた
というものだったんじゃの。
ほいじゃけぇ、運転席は
右側でも左側でもなく、
真ん中についとる。
イスの形状からしても、腰掛けてではなく、
バイクのようにまたがって運転する
ことが分かる。
奥に見える助手席も、
乗車定員が「2名」なので
形だけ取り付けられているようなもの。
ドアがないので、助手席の横には
手すりが気持ちだけ取り付けてある。
この三輪トラックが発売された昭和30年代は、
今のように道路が舗装されとらんかった。
でこぼこ道を走っていて
トラックがはねたりすると、
振り落とされる危険があったのでは?
訪問日:2020年10月18日
今日は、ヌマジ交通ミュージアムの企画展
『マツダとひろしまの100年』で展示中の
三輪トラックGDZA型
について話をさせてもらいました。
ほいじゃあ、またの。
広島県に本社を置く
自動車会社のマツダは、
今年(2020年)1月、
創立100周年を迎えました。
おめでとうございます。
ヌマジ交通ミュージアムでは、
ひろしまの出来事を紹介しながら、
マツダ100年間の歩みをたどる企画展
『マツダとひろしまの100年』を開催中です。
↓マツダについては、こちら↓
マツダ オフィシャルウェブサイト
↓ヌマジ交通ミュージアムについては、こちら↓
ヌマジ交通ミュージアム
今日は、『マツダとひろしまの100年』に
展示されているマツダ車のうちの1台、
三輪トラックGDZA型
についての話でがんす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/19/91488380ee4dfb4df19cb7ac16a7dd6f.jpg)
マツダ 三輪トラックGDZA型
昭和30年(1955)
昭和29年(1954)10月にマツダ三輪トラック全車種のモデルチェンジが行われた。従来は大型の三輪トラックのみだった2灯ヘッドライトが全車種へ採用された。特徴的なカウル形状やカラーリング(上部えんじ色、下部グレーの塗り分け)など、工業デザイナー小杉二郎の手がけたデザインで統一され、「マツダ三輪トラック」の共通イメージを確立した。いくつかのモデルがある中でGDZA型は小型車にあたる。GDZA型にはGDZA67型(荷台長6尺)と77型(荷台長7尺)があり、本車は77型である。能美島(現:江田島市能美町)の醤油店で使用されていたもの。
車両
全長:約3800mm
全幅:1590mm
全高:1815mm
乗車定員:2名
最大積載量:0.75t
エンジン
種類:GD型(700cc)レシプロエンジン
燃料:ガソリン
最高出力:17PS/3300rpm
トランスミッション
4速MT(常時噛合式)
株式会社クロマ 所蔵
「尺(しゃく)」という単位が出てきた。
1尺は約30.3センチメートル。
1尺=30センチとすると、
6尺は1メートル80センチで、
7尺は2メートル10センチとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/08/6c87d0e73ce4ede5aee2564702331c28.jpg)
説明板によると、この三輪トラックは
瀬戸内海に浮かぶ能美島(のうみじま)の
醤油店で使用されていたとのこと。
そのためか、トラックの後ろには、
「最上醤油 紫島」
と商品名が大きく書かれている。
荷台は荷物を載せるところなので、
ふつうはなにも置かない。
トラックでは、運転席のある部分を
「キャブ(キャビン)」というが、
そのキャブバック側には、
なぜかベンチ状のものが置いてある。
醤油をたくさん運ぶときに人手が要るので、
そのために取り付けられたものじゃろか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3e/8494d2ca1eac80e7a8927090f559d692.jpg)
これが運転席。
…ん?
ふつうの自動車なら、
丸いハンドルがついているはず。
ところが、この三輪トラックは
2本のハンドルが両側に伸びて、
まるでバイクのハンドルのようである。
バイクのハンドルのような…?
そう、三輪トラックとは、
大型オートバイの後ろに荷台を取り付けた
というものだったんじゃの。
ほいじゃけぇ、運転席は
右側でも左側でもなく、
真ん中についとる。
イスの形状からしても、腰掛けてではなく、
バイクのようにまたがって運転する
ことが分かる。
奥に見える助手席も、
乗車定員が「2名」なので
形だけ取り付けられているようなもの。
ドアがないので、助手席の横には
手すりが気持ちだけ取り付けてある。
この三輪トラックが発売された昭和30年代は、
今のように道路が舗装されとらんかった。
でこぼこ道を走っていて
トラックがはねたりすると、
振り落とされる危険があったのでは?
訪問日:2020年10月18日
今日は、ヌマジ交通ミュージアムの企画展
『マツダとひろしまの100年』で展示中の
三輪トラックGDZA型
について話をさせてもらいました。
ほいじゃあ、またの。