通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

大河ドラマ「龍馬伝」の巡回展が行われるのは、どこ?

2010年06月09日 | 広島の話題

NHK大河ドラマ「龍馬伝」では、土佐藩主・山内容堂(やまうち ようどう)役の近藤正臣(こんどう まさおみ)が、文字通りの怪演をされちゅうの。
今後の展開が楽しみじゃ。

(注意! 今回は土佐弁で書いてみるがじゃき。読みづらいところがあったら、こらえて(=勘弁して)つかぁさい)



【問題】
6月11日(金)から、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の巡回展が行われる、いろは丸事件で坂本龍馬とも関係があるのは、次のうちどこでしょうか?

1.尾道市
2.広島市
3.福山市
4.三次市









【正解】
3.福山市




【解説】
「幕末史の奇跡」と呼ばれた風雲児・坂本龍馬。
「NHK福山支局」(東桜町)では、2010年大河ドラマ「龍馬伝」巡回展を6月11日(金)~14日(月)に開催します(入場自由・無料)。

名勝・鞆の浦を抱く福山市は、鞆沖で起こった「いろは丸事件」を通じて、主人公の龍馬とは深いつながりがあります。
ぜひ、あなたも会場へお越しください!

(「「龍馬伝」巡回展のご案内」NHK福山支局)
http://www.nhk.or.jp/hiroshima/fukuyama/ryomaden.html




開場時間は午前9時30分~午後6時、土日は午後5時30分まで。
駐車場がないがで、公共交通機関をご利用おせとのことじゃ。
問い合わせは、NHK福山支局。
TEL 084(922)7300。



今日は、「「龍馬伝」巡回展の展示内容」「いろは丸事件」「千葉佐那」について調べてみるがぜよ。



まずは、展示内容についてじゃ。

■「番組紹介パネル」コーナー
ストーリーや見どころ、登場人物の関係などを分かりやすう紹介するがで。

■「メイキングビデオ上映」コーナー
普段は見られん、出演者の皆さんの舞台裏をのぞいてみやーせんか。

■インタビューコーナー
モニター3台で紹介される出演者6人のインタビューコーナーも必見じゃ。

■「タッチパネルゲーム」コーナー
龍馬にちなんだクイズを楽しめるがじゃ。

■「歴史史料パネル展示」コーナー
ドラマの時代背景を分かりやすう紹介するがじゃ。

その他にも、出演者25人の直筆サイン色紙や、衣裳、小道具もするがで。



次に、龍馬と福山市との関係についてじゃ。

番組が始まった頃にロケが行われたのが、福山市沼隈町(ぬまくまちょう)にある「みろくの里セット村」。

いろは丸事件いうのは、こがな事件じゃった。

1867(慶応3)年4月、岡山県六島沖(現在の笠岡市)で紀州藩(現在の和歌山県)の蒸気船「明光丸(めいこうまる)」が、龍馬の乗る蒸気船「いろは丸」の横っ腹に衝突した。
明光丸はいろは丸を鞆へ曳航(えいこう)しようとするが、途中で沈没してしもうたがじゃ。
そこで、両者は鞆で補償交渉をするも、決裂。
長崎で再交渉をしていたところに、土佐藩から後藤象二郎(ごとう しょうじろう)らが交渉に加わり、紀州藩も薩摩藩へ仲裁を依頼。
その間も、龍馬は世論を味方につけるため、長崎の繁華街で、「船を沈めた紀州藩はつぐないをせよ」という歌を流行らせたがじゃ。
龍馬の戦略が見事に当たって、5月には、紀州藩が8万両余りの賠償金を支払うことで落着したがぜよ。

龍馬が紀州藩との談判に使ったとされちゅーのが、「御舟宿いろは」じゃ。
また、龍馬は紀州藩からの暗殺を恐れ、廻船問屋(かいせんどんや)の桝屋(ますや)の隠し部屋に潜んだとされちゅう。



↓御舟宿いろはについて、くわしくはこちら↓

御舟宿 いろは
http://www.vesta.dti.ne.jp/npo-tomo/iroha/index.html



龍馬は賠償交渉で、いろは丸に銃が積んじゃったと主張したが…、



2005(平成17)年に行われた第4次調査では、船体後部から遺物を収集しており、船体前部で収集を行った1988(昭和63)年~1989(平成元)年にかけての3回にわたる調査の結果とあわせて全体の遺物をほぼ網羅(もうら)したことになる。

これまでの調査では銃の部品はまったく見つかっていない。

このため、調査にあたった水中考古学研究所の吉崎伸理事(水中考古学)は「積み荷に銃があったとしたのは、補償交渉を有利に運ぶための龍馬のはったりだったのでは」と話している。

(「いろは丸事件、積み荷の銃は龍馬のはったり? 広島」産経ニュース 2008年4月8日)
http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/hiroshima/080412/hrs0804120310000-n1.htm



↓いろは丸展示館について、くわしくはこちら↓

いろは丸展示館
http://tomonoura.jp/irohamaru.html



↓福援隊について、くわしくはこちら↓

大河ドラマ『龍馬伝』を福山で応援する会 福援隊(ふくえんたい)
http://www.fukuyama-ryoma.com/top.php



坂本竜馬の像は高知市の桂浜にあるけんど、福山市でも坂本竜馬の像が展示されちゅう。



福山市は1日、市役所1階ロビーに、同市鞆町ゆかりの坂本竜馬の像を展示した。

繊維強化プラスチック(FRP)製で高さ約1・7メートル、重さ約30キロ。
上着の懐に右手を潜ませたポーズは、高知市の桂浜公園にある竜馬の銅像とほぼ同じデザインという。

展示は7日まで。
8日以降は、竜馬といろは丸をテーマにした企画展を開催中の国民宿舎仙酔島(鞆町)の玄関前に移設する。

(「福山市役所に「竜馬の像」」中国新聞 2010年6月2日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006020031.html



坂本竜馬をイメージした着ぐるみの「鞆龍馬」が、6月7日(月)に福山市民球場で行われた広島カープ対オリックス戦に登場したがじゃ。

↓くわしくは、こちら↓

「ローズ福山が両チームに花束」中国新聞 2010年6月8日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006080027.html



最後に、千葉佐那についてじゃ。



わしが今ままで「龍馬伝」見てきて、龍馬に心を残した人物として、貫地谷(かんじや)しほりが演じた千葉佐那(ちば さな)をあげたいと思う。

ドラマを見ちゃーせん人のために紹介すると、千葉佐那は、江戸で千葉道場を開いていた千葉定吉の長女。
当主の千葉定吉は、北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)の開祖・千葉周作の弟。
余談じゃが、「真空斬り」で有名な赤胴鈴之介(あかどうすずのすけ)が弟子入りしたがも、千葉周作じゃった。

佐那についての史料はほとんど残されちゃーせんが、宇和島藩8代藩主・伊達宗城(だて むねなり)の記録をまとめた「稿本藍山公記(こうほんらんざんこうき)」の1856(安政3)年6月19日の項に、伊達家の姫君に剣術を教えちょった19歳の佐那について、こう記してあるがじゃ。

「左那ハ、容色モ、両御殿中、第一ニテ(佐那は、2つの伊達江戸屋敷に出入りする女性の中で一番美人やき)」

そんな佐那が16歳のころ、千葉道場に剣術を学びに来ちょった坂本龍馬と知り合い、後に婚約を交わしたといわれちゅう。
ドラマでは、一度、土佐に戻った龍馬の帰りを、料理などを習いながら、2年余りも待ち続けちょった。
佐那は江戸に戻ってきた龍馬と再開するけんど、結ばれることなく、生涯独身を貫いた。

佐那の墓所があるのが、山梨県甲府市にある清運寺(せいうんじ)じゃ。



墓碑には表に「千葉さな子墓」、裏側には「坂本龍馬室」と刻まれている。

これまで清運寺には剣道を学ぶ女性が願掛けに訪れる程度だったが、「龍馬伝」の放送が始まった今年から、墓参者が増え出したという。

女性住職の田中宏昌(こうしょう)さんは、「まったく予想外でした。3月の彼岸のときには、墓前までの道が狭いこともあって、順番待ちで墓参していただくまでになりました」と驚く。

中には墓前で泣き崩れる女性もいるといい、今年に入ってのべ2000人が訪れた。

「以前は龍馬の格好の男性が来て驚いたこともあります。龍馬を想って生涯独身を貫いた凛とした生き方に共感するのでしょう。かつては(龍馬夫人の)お龍ばかりに注目が集まっていましたが、佐那のことも多く知られることになったのはよかったです」(田中住職)

(「墓前で泣き崩れ…龍馬“許嫁”千葉佐那の墓にファン殺到」イザ! 2010年4月9日)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/television/378488/




↓清運寺について、くわしくはこちら↓

山梨県甲府市の清運寺
http://seiunzi.main.jp



↓大河ドラマ「龍馬伝」について、くわしくはこちら↓

「大河ドラマ「龍馬伝」」NHKオンライン
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/



↓福山市と坂本龍馬についての過去の記事は、こちら↓

NHK大河ドラマ『龍馬伝』を福山で応援する会は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100402



今日は、「「龍馬伝」巡回展の展示内容」「いろは丸事件」「千葉佐那」について勉強をさせてもろーちゅう。
今日もひとつ勉強になったがじゃ。



今回の土佐弁は、「龍馬伝」と「スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説」で覚えたものと、以下のホームページを参考にさせてもろーて作成しちゅう。感謝しちゅうがじゃ。



↓くわしくは、こちら↓

「土佐弁コンバータ「よさこい龍馬」」
http://www.roy.hi-ho.ne.jp/ken_jun/yosakoi_ryoma.html



ほんなら、またの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする