憩いの森

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Beltone耳掛け型補聴器ターンBTE75 (中度~高度難聴者用)

2019-11-27 19:16:48 | 医療・介護
● ベルトーン 補聴器をネットで見つけて購入、届いたのは11月 12日だった。利用開始からの感想をまとめてみた。


↓Amazonでの広告、本格派のデジタル式の補聴器なのに片耳で2万円台の価格は極めて安い!


↓耳に装着した様子


↓届いた商品開封の儀!





↓代理店の仕様なのか、何とも立派な製品に仕上げてあった。このケースは網目の仕切り付きで立派なので2組のうち片方を別の収納用に転用させてもらった!




↓この写真のように小売り希望価格は79,000に設定されていたのか? 届いた立派な商品を見て思わず信用してしまいそうな価格だ!!


↓同梱されていた空気亜鉛電池(PR48)が6個、両耳で3回分、電池寿命が実測で約6週間分である。




↓暗くて分かりにくいが補聴器箆下部にある電池収納部分の蓋を開けた様子、ここに電池を入れるのだがOMRONでもそうだったが丁寧に作業しないと蓋が欠けてしまいそうなところが神経を使う。



↓スピーカーの音が通る透明なチューブは届いた時は長いので自分で鏡を見ながら少しづつハサミで切ってゆき、長さと外耳道に入れる角度をきめるのだが、自分一人で作業するのはなかなか難しい。切りすぎたらアウトだ。チューブは汚れたら捨てるため補充部品もセットで発注しておいたので安心して作業できた。


↓本格的補聴器の機能として"L"と"P"2種類だけだが、ピークレベル制限など基本動作補助調整ができる。(詳細説明は長くなるので割愛する。)古風なアナログ式だが、設定を自分で調整できるもので通販で売る機種としてよくぞここまでやっているなと感心する。これは通常はお店でパソコンと補聴器を接続して専門家が行うものであり、助太刀がないと補聴器初心者は対応できない機能とも言える。当方にとっても今後時間をかけて様々な環境で調整してみるつもりである。当方は中度難聴でも高度に近い部分もあるのだが音量目盛はとりあえず少しだけ上げた写真の位置で使っている。





結論から言うと 安価なのに高品質で高性能、ずばり買ってもよい製品だった。ただし難聴の知識に詳しく自分で調整する勇気のある方に限るというのが結論である。

筆者は現在中度難聴者になっているので以前使用していたOMRON AK-15では音量レベルがボリューム最大でも不足するようになってきたので今回の調達は時期的に良かったと感じている。ちなみにBeltoneでは最小音量に近いボリュームで十分だった。
だだし、ボリューム最大で使いたい高度難聴者は、ハウリングがひどくなるので耳穴をピッタリふさぐパッドなどの特注品が必要らしい。

ここ数年は聞こえなくなってしまったサーキュレーターや空気清浄器の風の音が明確に聴こえるようになり、部屋の中がやや騒がしくなったが、これがすっかりわすれていたって感じ健常者だった時代の環境音なのだろう。

音質もOMRON AK-15はキンキンとうるさい印象だが、耳掛け型のBeltone BTE75は、ビニールのチューブを通して聴こえるせいか、しっとりと歪みのない澄み切った音質で疲れない。でも人の声はOMRON同様にはっきり聴こえる印象で良い買い物だった。

最近気がついた点だが、居間に吊ってあるオルゴール時計のメロディがOMRON AK-15で聴くと濁った和音になって曲目がよくわからない状況までになっていたのが、Beltoneで聴くとちゃんと曲目がわかるのである。

さらにこれも以前に妻に注意されていたことだが、食事の時に口が開いて出るチャクチャ音に気がついた。一緒に会食をすることの多い友人たちも、やや難聴気味になっているのか、また面と向かって注意するものではないので最近は自分でも気がつかなかった。要反省!!

また最近BSで放送された番組で世界的なシンガーソングライターの矢野顕子のピアノ演奏を久しぶりに聴いた。現在テレビのスピーカーはオリジナルではなく難聴で耳元で聴くようにするオーディオテクニカのミニスピーカーを使っているが、矢野顕子が弾くピアノの音は感音性難聴の症状で濁って聞こえるものの、音階も響きもかなり美しく聴こえた。

余談になるがずっと昔に東京目黒区で友人の結婚式に参加したとき、アトラクションでかって坂本龍一の奥さまであった頃の矢野顕子の生演奏を聴いた思い出がある。そのピアノ演奏はプロ中のプロの響きで感動したものだ。

このことからOMRONメーカーには悪いが、個人的感想としてAK-15はデジタル化とハウリング防止機構で無理して波形歪みが出ているように思える。

やはり補聴器の入り口のマイクロフォンから出口のスピーカーまでできるだけ波形歪みが出ないように回路設計することが重要である程度の原価を掛けても重要だと感じた。

電源は補聴器としては一般的な PR48(P13)空気亜鉛電池で電池パックの色は世界標準の橙色である。OMRONのデジタル補聴器AK-15はPR41(312)で大きさは半分しかない。小さいので電池容量は約1週間、今回のPR48+Beltoneでは電池の厚みが倍近くあり約2週間であった。

PR48空気亜鉛電池は通販で60個入り2,200円を注文したが、電池単価は36.7円/個でPR41の38.3円/個とほぼ同じ、しかし電池の持ちは2倍でPR41より経済的である。OMRONのAK-15は電池が小さいので電池切れが早いのはやむを得ない。補聴器の連続使用時間は1日あたり約8時間で夜は電池ケースを2mmほど開いて電源を切っておく。

もっとも空気亜鉛電池は電源を切っても少しずつ放電されるのでなにもしなくても封印の丸い封印を剥がすと電池の消耗が始まる性質なので理解しておく必要がある。また封印を剥がさなくても酸素もれで少しづつ電池残量が減ってゆくため買いだめは注意を要する。

ところでこの機種は過大な音声が入ったとき歪を最小限にとどめるためアンプを6チャンネルの周波数帯域に分けて増幅する回路を持っている。さらに騒がしい環境と静かな環境の2つの環境に対応できる切り替えメモリーを持っているが実際の確認はまだこれからである。これらの機能はデンマーク製の片耳10万円の補聴器に匹敵するほどだ。このベルトーン製品は片耳2万円台の製品とはとても思えない性能だ!


ただし、装着は耳穴式の簡単なOMRONと違って耳たぶの上で前後をヤジロベーよろしく吊らないといけないので慣れるまでが大変だった。右と左は透明チューブの耳穴に曲がる角度が対照的に異なるので目印のパーツがセットになっていて赤と青ですぐにわかる。当方はこれにテプラの細いテープでLとRの小さい文字を貼付してわかりやすくした。

最近気が付いたのだが、約2年前に購入したOMRONの軽度難聴用耳穴式デジタル補聴器は両耳セット販売だが4万円を切る価格で販売されている。当方が2年前に買ったときは両耳で10万円近く払ったのだが!

今回の補聴器は本格的補聴器にもかかわらず両耳で42,887円だった。送料込み(非課税) 中に入っていた値札は片耳7万円台の価格となっていた。両耳で14万円以上の標準価格らしい。??

今回のベルトーン補聴器は製品ラインでも通常の店で調整が必要な機種からはずされているのか? それともNJHという業者の特注品なのか? 実際に通販で認定補聴器として堂々と販売されているのはマユツバものかと思ったが、企業を調べてみるとアメリカの老舗補聴器メーカーであった。

実際に届いた物を見たら他に転用したくなる立派なケースに入っており、説明書も分かりやすくとても4万円台の機種とは思えないほどしっかりした製品だった。ただし耳の透明チューブを切って自分の外耳道に角度も含めて調整するのが非常に難しかった。

通常はメガネ屋で補聴器を買えば資格を有する社員が親切に調整してくれる製品の品質にも見える。半年前から近所の眼鏡市場で45万円のデンマーク製品を勧められていたが、先の記事でも触れたとおりドレミの音階が狂って聴こえる症状で治らないため購入は中止にした。どうもこの世界はもっと業界の事情を研究する必要がありそうだ。

また、初めて補聴器を利用する方には自分でいろいろ調整が必要なためとてもお薦めできない。アナログ式の補聴器を使って中度難聴以上に進んだ場合で 難聴の知識を学習した方にはお薦めできる。

ちなみに年老いた自分の親にプレゼントとしてあげるのは絶対にダメである。健常者は難聴の何たるかを知らないので知らない者が調整が必要な知らない物をあげるとどうなるか、通販補聴器や集音器の評価の記事に多く見られるケースをみるとわかる。

親にプレゼントしたが後日 実家を訪ねてみたらぴーぴー音がひどいので止めかたがわからずもういらないと言われる残念な結果になることが多い 。評価も本人が電源オフのやり方を知らないですぐに電池がなくなり不良品だと決めつけていたAmazonの投稿者もいた。

このように補聴器を使いこなすには専門家の指導と助言が必要なのである。当方も結局今までアナログ式 ×2、デジタル式×2、そして今回の耳掛け型の正統派補聴器×2と散財してしまった。その金額は約20万円である。

散財といっても医療機器なので眼鏡利用と同じでやむを得ないし、また2年前はまだ軽度難聴であってベルトーンのような高性能器は必要なかった。この2年間は体験学習するのに必要な期間だったと言えるかもしれない。

※1940年に設立されたBeltoneは、イリノイ州グレンビューに本社を置く補聴器会社です。 Beltone製品は、米国、カナダ、および世界中の40か国以上で販売されています。(出典:Wikipedia)

MOBO Keyboard (AM-KTF83J-GB)は高価だが思ったより良い製品だった。

2019-11-27 16:18:59 | コンピューター関連
↓AMAZONでの広告、電気街の店で買った価格は少し安かった。



↓外で仕事するノマドワーカーを真似て?買った折りたたみキーボードMOBO Keyboard、安くはないのにまたまた無駄遣いしてしまった。"(-""-)"




↓ケースはスタンドにもなり磁石付きでピタッと固定できる。当方のタブレットは元々スタンドになるカバー付きだが、作文するときは見やすい縦位置で使うのでカバーをはずしてMOBOのケースに立てかける。




↓スタンドにタブレットとスマホを立てかけてみた。





ノマドワーカー(遊牧民働き人)として真似事をしても自慢にもならない時代になったが、iPhoneやスマホで日本語をフリック入力するのはもう若くないので手早くできない。

そこでやはり入力がおっくうになるのは嫌なので携帯キーボードを以前からもってはいたが、折り畳めないので結局出番が少なかった。

その点、このMOBO折り畳み式携帯キーボード(AM-KTF83J-GB黒)はサイズも小さくなるので出番は多くなりそうだ。購入店は秋葉原の浜田電機であるが価格は6,182円(税別)でAMAZONの価格より若干安い。

5年前に購入した折りたたまない携帯キーボードと比べると価格は高いが立派なカバー兼タブレット立て掛けケースも断然使いやすく、Windows/Android/IOSの各OSにも対応したボタン刻印もあるので分かって使えば実用性は高い。

無論、IPADを買ったのならアップルの専用キーボードが余計なボタン刻印もないのでそちらがお薦めになるが今の愛用タブレットはAndroid機である。Windows/iOS/Androidの機種で普遍的に利用できる面ではこの製品は高品質で少し高価である理由がわかる。

折り畳みキーボードは縦にも横にも折り畳む軸が違うものがちまたに販売されていて初心者は迷うばかりである。

この製品の特徴は何といっても次の2点になるだろう。
●日本語配列のため半角/全角切り替えのキーが左上に配置されていて通常のフルサイズキーボードと同じイメージで入力することができる。
●ファンクションキーが独立している。ただしAndoroidで使用しているが、ファンクションキーとして使うにはその都度左下のFnボタンを押してやるのが面倒だ。


日本語や英字を混在して文章を書くことの多い当方にとっては、日本語入力モードを保持したままF7~F10キーでカタカナや半角英字にしたりする操作に慣れているのでありがたい。

いくらサイズが小さくて軽くても通常使っている日本語入力の形態が損なわれる機種では、遠からず不便で安物買いの銭失いになってしまうのは目に見えているのである。その点この製品は多数ある同種のキーボードとしては貴重な存在であり、過去にこのメーカーで美しい赤色の製品を出していたらしいのだが最近は在庫切れになっていると他の最近のブログで知った。

このMOBO製品はずっと以前から販売されていて価格もあまり変動がないようだ。それだけ熟成されているのかもしれない。今は盤面がタッチパッド付きなどのデザインと機能が異なるものが数種類あるので大きなPCショップで現物を見て自分の使用目的に合う製品を選ぶことをお薦めする。

以下使用した印象などを記載した .

★ 充電はマイクロ USBケーブルで行うが充電時間4時間で一度充電するとカタログ値では最長84時間と長期間充電なしで使える。

★ Bluetoothの接続は一度認識設定すれば 次回からはスマホや タブレットで 入力するときに1秒程度で瞬時に自動接続されている。無論キーボードを閉じると約1秒で仮想キーボードが忽然と現れる。

★ MONOキーボードには半額の2つ折りキーボードもあるが、スマホ立てやポーチは別売になっているようだ。さらに2つ折りだと中央にスペースキーがあり使い辛いといった評価もあるので実物を見て判断することが重要だ 。

★筐体がアルミで作られていて三つ折りのため蝶番が2ヶ所あるにもかかわらず丈夫な印象である。そのため犠牲としてスタンド兼カバーと一緒だとかなり重い。

★キーピッチもノートPC同様に19mmあり、キータッチの深さも十分あるので打鍵感も良い 。

★問題は当初やはり英字 ~全角 /半角切り替え不能や、記号特殊文字の類いの表示が、Windows機器以外はボタンの刻印と違う文字が入力された。設定情報の削除~再設定など試行錯誤したが今はようやく使える状況になってホットしている。Amazonの評価記事でも同様の記事が見られたが、今回の試行錯誤の過程でどの操作で可能になったのか、記録を取っていなかったのでコメントできず残念!

★いずれにしてもうまく 表示されない文字は記号等の読みで入力し、次いでF7~ F10キーで変換してやる方が早い 。このキーボードはFキーが独立しているので大きいサイズになっているが、日本語モードのまま英字はF10キー、カタカナはF7キーなどFn変換で表示選択させて使うのをお薦めしたい。

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2019/11/29 追加記事

★★★★★ MOBO keyboardの入力テスト
OS :Android 9.0
入力機器:ファーウェイタブレットM5 Pro
代表利用アプリ:Evernote メモ帳(Andoroid純正) 
        ブログ書き込みでブラウザのCrome

全角/半角切り替え: あaあa えeえe
カタカナ/ひらがな切り替え:
 あ→あ
  ア→あ+(F7)
  あ→(カタカナ /ひらがなkey)
  あ→そのままでOK(ひらがなモード保持)
記号や特殊文字:
  数字キー列
    上段シフト→ !"#$%&'()=~| → 刻印通り
    下段シフト→1234567890-^¥ →刻印通り
  QWERT列
    上段シフト:QWERTYUIOP`{ →刻印通り
    下段シフト:qwertyuiop@[ →刻印通り
  ASDFG列
    上段シフト:ASDFGHJKL+*} →刻印通り
    下段シフト:asdfghjkl;:] →刻印通り
  ZXCVB列
    上段シフト:ZXCVBNM<>?_ →刻印通り
    下段シフト:zxcvbnm,./\ →刻印通り

記号や特殊文字は無理してキーの刻印を探すのではなく、日本語変換辞書で読み変換されるリストから探した方が早く見つかる場合がある。
いずれにしても自分のスマホやタブレットで表示される日本語変換の癖に早く慣れるしかないようだ。

これは6年前から愛用していた古いバッファローの携帯平形キーボード(BSKBB24BK)でSONYのタブレットへ入力していた経験でも同じである 。でも軽くて薄いのは良いがキーピッチがとても狭くて打ちづらくかつ横幅が23cmでかさばり今回の MOBOキーボードとは比べ物にならないほど不便であった。

タブレットの 基本のIMEは、今のところGboard、iWnn IME で設定している。携帯キーボードはブルーツース接続なのでキーボードカバーを閉じると1秒程度で無線断になり、代わりに仮想キーボードの画面がすぐに現れる。



★★★★★ MOBO keyboardの入力テスト(スマートホン)
OS :Android 9.0
入力機器:ファーウェイ スマホ P30Lite
代表利用アプリ:Evernote メモ帳(Andoroid純正) 
        ブログ書き込みでブラウザのCrome

カタカナ/ひらがな切り替え:
 あ→あ
  ア→あ+(F7)
  あ→(半角/ 全角)~ あ ★★ ここだけタブレットの操作と違っていたが??
  あ→そのままでOK(ひらがなモード保持)
その他の入力結果はタブレットと全く同じであった。

この記事が同じ環境でこの携帯キーボードを使っている読者の参考になれば幸いである。