憩いの森

安らぎと憩いを求めて!

多数の静止画と多数のAVCHD映像のオーサリングには時間がかかりすぎる悩み

2011-10-21 22:24:32 | 写真・ビデオ
最近、ハイビジョンのビデオカメラを購入して念願の黒部立山アルペンルート・ツアー旅行に行った。

その時に撮影した写真やビデオ映像をクレイジーだが70分!の長時間旅記録作品に仕上げて編集ソフトでBD-Rに焼いた。しかし、その処理時間が、かかること、かかること! 実に実時間の6.4倍の7時間25分も! (-_-;) 深夜寝る前に処理を開始して翌朝に終了した。

皆さんの参考になるかどうかわからないが、その編集データ内容を以下に記した。

●撮影機種: ① SONY HDR-CX560Vの動画(17Mbps FXモード:1920×1080i、207万画素)と静止画(1230万画素)
       ② Richo R8 デジカメ 1000万画素 静止画

●映像素材: ①静止画:236枚(壁紙、パンフレットのスキャン画像、記念写真のスキャン画像等を含む。)
            再生時間は約20分(5秒/枚)
       ②動画 :101クリップ、再生時間は約50分、平均29秒/クリップ

●ビデオ編集ソフト: SONY Vegas Movie Studio HD Platinum 10

●編集パソコン
 【商品名】HP Pavilion Desktop PC s5250jp AV888AV-AAAC (2009年冬モデル)
 【型番】 AV888AV-AAAC
 【OS】 Windows 7 Home Premium 32ビット、
 【CPU】インテル Core i5-750 プロセッサー(2.66GHz)、
 【RAM】4GB、
 【HDD】1TB、
 【ドライブ】ブルーレイディスクドライブ、
 【グラフィック】NVIDIA GeForce G210
 【液晶モニター】21.5型 1920×1080ドット

現在のPCは決して遅いPCではないが、高圧縮率の形式であるAVCHD形式のビデオデータを読み込んで出力処理するにはPCのソフトウェア・エンコード処理だけでは負担が重たい。当方のCPUは4つのコアが内蔵されているが出力エンコード時にはその全てが80~100%フル稼働しているのが監視ソフトを見るとわかる。

もしPCと編集ソフトを買い替えできるのであれば、ビデオSALON誌にいろいろ記事が出ているように、編集パソコンのCPUはインテルの第2世代コアi7で「クイックシンクビデオ」機能を持ち、その機能に対応したビデオ編集ソフト(例えばグラスバレーのEDIUS Neo 3等)を使えばビデオのエンコードをCPUではなくハードウェアに任せて実時間同等か、それ以下の短い時間でエンコードを終了できるとある。つまり実時間70分のビデオ作品を出力するのに70分で済むということである。これが半分の35分で終わればもっと楽なのだが・・・夢か!

今までは標準画質のビデオカメラでデジカメ映像もスライドショーとしてつけてDVDに焼いていたが、これはたしか実時間に近い処理時間で済んでいたのでストレスをあまり感じたことはなかった。まあ、素材データがハイビジョンという巨大なものになって、PCは新しくなっても要求処理性能に追いつかないのは残念である。

まあ、今回は他人に配布することは考えていない自分の思い出用ビデオだったので、あれもこれもと欲張り70分と小さな映画みたいになってしまった。配布用ならテーマを絞って10~15分に編集するところである。大変さを経験するとビデオ編集を仕事としているプロデューサー/ディレクターやカメラマンの苦労がわかるような気がした。

●↓室堂のみくりが池

佐原の大祭(秋祭り)

2011-10-11 09:00:03 | 旅行・趣味
友人と佐原の大祭(秋祭り)を見物に行ってきました。
夏祭りの方が賑やかだとのことですが当方は初めて見るので今回の秋祭りでもその迫力と美しさを十分に樂しめました。写真の一部を掲載しました。(一部は画像をクリックすると拡大します。)




●↓夕陽を背にずらりと並ぶ山車、夜の行進を待つ。手前に見えている山車は鎮西八郎為朝である。 
【源 為朝(みなもとのためとも、旧字体:爲朝)は、平安時代末期の武将。源為義の八男。母は摂津国江口の遊女。弓の名手で、鎮西を名目に九州で暴れ、鎮西八郎を称す。保元の乱では父為義とともに崇徳上皇方に属して奮戦するが敗れ、伊豆大島へ流される。しかしそこでも暴れて国司に従わず、伊豆諸島を事実上支配したので、追討を受け自害した。切腹による自殺の、史上最初の例といわれる。】



●↓瓊瓊杵の尊(ににぎのみこと)の山車
【天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫の天孫として,高天原から日向(九州の南部)に降り,皇室の祖先になったとされている神。『古事記』に天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命,『日本書紀』に天津彦彦火瓊瓊杵尊,天饒石国饒石天津彦火瓊瓊杵尊とも記される。】 



●↓小野道風の山車
【小野 道風(おのの みちかぜ/とうふう、寛平6年(894年)- 康保3年12月27日(967年2月9日))は、平安時代の貴族・能書家。参議・小野篁の孫で、大宰大弐・小野葛絃の子。藤原純友討伐に功を成した公卿・小野好古は実兄。官位は正四位下・内蔵頭。「三蹟」(三跡)の一人。】



●↓山車の見事な彫刻は見ごたえがある。



●↓古い造りの家も半年前の東日本大震災で被害を受けたようでまだ修復されていない。



照明に照らされた人形と笛太鼓の音楽を含め、夜の山車の行進が圧巻だった。見物する観光客も大勢だったが、地域をあげて子供たちも大勢参加した伝統ある祭りに歴史を楽しめた1日だった。

立山黒部アルペンルートへ1人旅

2011-10-02 21:38:21 | 旅行・趣味
2011/9/30-10/1の2日間でせわしないが格安のツアーに参加してきた。今まで一度は行きたいと思っていた旅先である。以下に撮影した写真を掲載した。







-------(日程)-------------
●1日目は東京7:24の長野新幹線に乗り上田駅で下車。それから先の長野~上越~富山~宇奈月温泉までは観光バスとなる。本降りの雨の中を宇奈月温泉からトロッコ列車に乗って黒部峡谷を見物、鐘釣駅(かねつり)まで行って引き返す。帰りは同じバスで長野県白馬八方温泉のホテルに向かった。宿はスキー用の小さなホテルだった。

 富山に宿を取れば近いのにと思ったが今回のツアーは阪急交通社では超人気コースで今日1日で参加者170名、バス4台、ホテル3ヶ所分散という規模であり、これだけの人数が宿泊できるホテルが富山周辺では少ないのだそうだ。人数と料金の問題から長い距離を富山県から長野県白馬乗鞍や白馬八方までわざわざ舞い戻ってくるというコース設定になっている。これがシーズンオフまで何10回も同じツアーあるのだからすごい。

●2日目は白馬八方のホテルを出てバスで長野側の扇沢に向かい関電トンネルトロリーバスに乗って期待の黒部ダムへ、さらに黒部ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで黒部湖が真下に見える大観峰で景色を楽しみ、そしてもう一度、乗車料金も走る標高も多分日本一(3.7km、10分間、2,100円)の立山トンネルトロリーバスで室堂に11時頃に到着して昼食を取る。

 幸い昨日の雨が嘘のように過ぎ去って絶好の晴れ模様になりくっきりと見える立山連峰の姿が素晴らしい。午後は立山高原バスと立山ケーブルカーを乗り継ぎ立山駅に降りる。そこで長野の扇沢から回送された同じバスが待っているので乗って富山~上越~白馬~JR上田駅へ戻る。再び新幹線で東京に帰り着いたのは深夜22:48!。千葉の自宅に帰り着いたのは翌日00:15だった。

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バスの移動距離が長いのが難点だが、料金の高いJR新幹線を200km以内にしてあとは格安のバスをチャーターするというのが原価削減の方法だそうだ。ちなみに今回のツアー料金は1人参加で割高だったが保険料込みで35,000円ほどだった。独自に旅行日程を立てたら倍は費用がかかりそうだ。それにしても熟年ツアー参加者の多いこと。年齢は大半が熟年組の60代~70代のおじさんおばさんであった。

ところで9/30はそれまで晴れだった天候が残念ながら雨、それも北陸は本降りで宇奈月温泉に着いたときはレインコートが必要なほど雨足がひどくなっていた。なんと運の悪いこと! orz

トロッコ列車は自分の席が峡谷側で景色はよかったが雨の吹き込みもひどく時折、上の方からザブッとしぶきが飛んでくるのである。でも幸か不幸か、当方は登山用のズボンと上着のツーピース型雨具を持参しており事前に駅で着ていったので長い乗車時間でも風雨を切り抜けられた。

われわれ格安ツアーは雨風の入る普通客車という窮屈な1列3-4人掛けシートの窓なし車両7輌で、今回は13輌編成の列車のうち半分は特別客車というガラス窓があって雨風をしのげる車両が連結されていた。シートもゆったりしている。でもそちらはもう少し金(+車両券360円)を払わねば乗せてもらえないのだろう! その他にもっと豪華なパノラマ客車(+車両券630円)やリラックス客車(+車両券520円)という車両も使われているそうだ。

従ってシートの半分は雨でビショビショ、座席は詰めると横に4人乗れるが肩が押し合いで厳しい。もちろん傘などさしているスペースもないし車両の外側に30cmも飛び出すとトンネル内で壁に接触して大怪我をする恐れがあるので危険だ。不幸にして雨風の吹き込む側に座らされるとポンチョでもきびしい。この黒部峡谷鉄道は小さな子供連れは危ないので参加しない方が良さそうだ。

今回は雨でも諦めずにビデオカメラで撮影したが、カメラの上に小さなタオルを2つ折りにして右手と左手で端を持って雨しぶきを防いだ。かなり激しい雨だったが何とか機材をあまり濡らさずに撮影出来たことは今後の参考になった。大変だったがこれも思い出になりそうである。

晴れてラッキーな日となった2日目は黒部ダムや立山高原を十分楽しむことができてよかった。黒部湖ケーブルカーの駅の駅員さんは乗車待ちの観光客にダム開発の歴史を素晴らしいユーモアも交えながらセミプロ並みの解説をしていた。ダムの開発歴史資料や美しい写真入のりっぱな本も宣伝販売していたのが記憶に残った。

室堂のみくりが池展望台はプロ・アマの写真愛好家が三脚を立ててカメラの砲列を敷いていた。中には頭から黒い布をかぶってシノゴ(4×5インチ)の印画紙を使う大型カメラを操作しているおじさんがいたが、これは間違いなくプロカメラマンだと推測した。たぶんカレンダー用の写真でも撮っているのかもしれない。

山の途中で美味しい湧き水を飲める場所がいくつかあったが、黒部平で飲んでみたらたしかにうまい!
水はいいが、食事は標高が高くなるほど値段も当然高い。

------------ 画像をクリックすると拡大表示します。---------------

↓(1) 東京駅に集合、今はまだ人が少ないがまもなく他のツアー客も集まるので集合時刻の午前6時50分頃は人でロビーが溢れる有様だった。



↓(2) 黒部峡谷鉄道宇奈月駅は予報通り雨だった。



↓(3) 黒部峡谷鉄道、出平駅(だしだいら)、単線のため上り列車の待ち合わせを行う。



↓(4) 黒部峡谷鉄道、雨に煙る黒部峡谷の景色、紅葉はまだである。



↓(5) 自転車程度の速度でノロノロゴトゴトと走るので宇奈月駅から約1時間もかかって鐘釣駅(かねつり)に到着。ツアー組はここまでで終了、終点の欅平駅(けやきだいら)へは時間がないのでだめ。



↓(6) 雨のせいで狭い鐘釣駅構内はツアー客でごった返していた。これでは土日曜祭日の行楽日はもっとひどい混雑になりそうだ。



↓(7) 万年雪の滝? 去年も今年も夏の猛暑で溶けてしまったそうだ。意味ない!


↓(8) 雨で黄色に濁った黒部川は美しくない!



↓(9) 黒部峡谷にはこのような滝が何本も見られた。


↓(10) 鐘釣温泉旅館の足湯



↓(11) 黒部峡谷鉄道




↓(12) 黒部峡谷宇奈月ダム湖にかかる真っ赤な湖面橋



↓(13) バスで長野県白馬八方温泉のホテルまで舞い戻り夕食



----- 2日目 -------------------------------------------------------

↓(14) 幸い晴れ間が出てきた標高1,470mの黒部ダム(まだ朝9時半頃で結構寒い。)



↓(15) 黒部ダム、高い展望台に登り写真を撮りたかったが多忙なツアー移動のため時間がなく断念!



↓(16) 黒部ダムの中央上から2本の放水を見ると朝日に映えて綺麗な虹がかかっていた。



↓(17) 黒部湖全景 



↓(18) アーチ型の黒部ダムの歩道を渡り、黒部ケーブルカー駅へ急ぐ。



↓(19) 黒部湖駅から山腹の急坂トンネルを走るケーブルカーで標高1,828mの黒部平(くろべだいら)へ 



↓(20) 黒部平展望台から見た黒部湖



↓(21) 黒部平から見る立山連峰



↓(22) 黒部平からロープェイの大観峰駅を見る。



↓(23) 黒部平展望台



↓(24) 黒部平展望台にある立山玉殿(たてやまたまどの)の湧水、トンネル工事で大破砕帯にぶつかった時の湧き水を引いて飲めるようにしたもの。飲んでみると評判どおりうまい!



↓(25) 黒部平の標識、標高は1,828m



↓(26) ロープウェイで標高2,316m大観峰へ、下に黒部湖が見える。



↓(27) 大観峰からは2回目のトロリーバスで標高2,450mの室堂(むろどう)に到着、11時半前だったが早めの昼食を済ませてみくりが池へ散策に出かける。集合時刻を考慮して45分ほど散策時間が取れそうだ。



↓(28) 昼はちょうど観光客が昼食のために集まる時間帯なので室堂周辺の草原は人出で賑わっていた。



↓(29) 室堂ターミナルに接して便利なホテル立山、本当はここに泊まってゆっくり周辺を散策したかった。



↓(30) みくりが池と晴れ間が見えてきた立山連峰



↓(31) みくりが池全景



↓(32) みくりが池温泉宿近くの展望台は立山連峰が湖と一緒に見える絶好の撮影ポイントだそうでには大勢のセミプロ?カメラマンが占拠! 温泉宿前の広場にも中年女性を含む多数のカメラマンが晴れ間のチャンスを待っていた。中年女性までが重い三脚を担いできたのに脱帽!



↓(33) 室堂、添乗員の話では今日も雷鳥が現れたそうだ。当方は残念ながら確認できなかった。褐色の色で山肌の瓦礫と見分けがつきにくい。



↓(34) 室堂、地獄谷の景色



↓(35) 室堂からは立山高原バス(ハイブリッドバス)で約50分ほど下り美女平へ、バスからみる天狗平付近(標高2,100mくらい?)のなだらかな美しい景色、もう一部は紅葉が始まっていた。



↓(36) 立山高原バスからの景色



↓(37) 立山高原バスの終点である標高977mの美女平(びじょだいら)に着く。 下は美女平展望台からの景色でここからケーブルカーで標高475mの立山駅へ下る。



↓(38) ケーブルの終点、立山駅、ここからわれわれツアー組は長野から上越周りで回送されてきたバスに乗り、新幹線に乗るためJR上田駅に向かう。



↓(39) 2日間お世話になった観光バスと添乗員(後姿)、700km近く走った。



↓(40) 行きも帰りもバスとの中継点は長野県のJR上田駅、(夜の8時ごろ)すでに書いたとおり新幹線の中継駅が長野駅から先の駅でないのは料金を安く設定するためだそうだ。バスの方が安いからである。