憩いの森

安らぎと憩いを求めて!

Inter BEE 2019 に行ってきました。

2019-11-13 19:03:21 | 写真・ビデオ



【開催概要】

Inter BEEとは
歴史と実績に裏づけされた、日本随一の音と映像と通信のプロフェッショナル展として、コンテンツビジネスにかかわる最新のイノベーションが国内外から一堂に会する国際展示会です。

デジタル・トランスフォーメーション時代におけるメディア産業の新たなユーザエクスペリエンスを提示する展示会として、「コンテンツ」を中核に位置づけ、コンテンツを「つくる(制作)」「おくる(伝送)」「うける(体験)」の技術要素を網羅した「メディア総合イベント」に変容することを目指し、開催いたします。

Inter BEEは、プロフェッショナルのニーズに応え、国内外のマーケットを視野に入れつつ、業界情報を着実にターゲットへ発信し、出展者と来場者の皆様にとって、効果的で有意義な情報交流やビジネス創出の場をご提供してまいります。

(以上、公式サイトから引用)

前回は、2014年に行ったので早5年が過ぎたことになるが、やはり放送業界の5年の進歩は目を見張るものがある。

2014年のときはやっと4K映像の機器が展示されていて8Kに至っては参考出品でわずかに展示されていた。

それが今回は当たり前のように4K&8Kで機器の展示と実演がなされている。しかも5年前より撮影カメラもコンパクトになっている。放送システムのソフトウェアも4Kと8Kで仮想化を目指してハードソフトの融通性が増すように進歩しているようだ。

5年前と変わっていないのはFUJINONやCANONなどのテレビカメラの前にくっつける大きい箱型のズームレンズくらいだろう。

以前なかったものに放送番組用として大型のドローンがいくつか展示されていた。結構大きい4K8Kカメラを積んで飛ばす目的なのかもしれないがびっくりするほどでかいドローンだった。

大きいという面ではやはり高精細の大型スクリーンがすごい! いくつも展示されていたがその中でも大きいのがSONYブースで設置していた440インチという大型スクリーンが来場者の目を引いていた。これはマイクロLEDを並べて作られたマイクロLEDパネルを288個並べて作った映像パネルである。

このパネルは、すぐそばで見てもドットが見えないほど高精細で明るさもコントラストも色も群を抜いて美しく素晴らしい、継ぎ目も全く見えない素晴らしいものだ。

その他、参考出品としてはNHKと共同開発したシャープの巻物風有機ELパネルも展示されていて初めて実物をみることができた。巻いた状態は見ることはできなかったがいずれ夢だった巻き取りできる壁掛け型テレビが各家庭に普及する日もそう遠くないかもしれない。巻き物風のパネルは他のメーカーでももっと大きいものを展示していた。

なお、今回はDEXPOというデジタル技術とクリエーターによる講演などの国際的なイベントも一緒に開催されている。

以下は幕張メッセで11月15日まで開かれているInterBEE展示会初日の一部を撮影したものである。

























SONYの超大型 440インチLEDディスプレー、 手のひらほどの小さいマイクロLEDパネルを縦横288個並べて組み上げてあるそうだ。近くで見てもドットがわからないほど高精細である。昨年の紅白歌合戦の8K録画映像も流していた。




↓NHKと共同開発したシャープの柔らかい巻物風の有機ELテレビ、スマホではすでにサムスンやファーウェイが製品化しているのと同じものだがパネルサイズは30インチと断然大きい。





↓マイクロLEDを敷き詰めた映像パネル、各社似たような製品を展示していた。さすがに大きいので家庭用には使われない。イベント用にレンタルで利用するそうだ。




↓今や空中撮影の定番になったドローンだが8K番組撮影用はこんなに大きいものだ。同種のドローンはいくつか展示されていたが5年前の展示会では見かけなかった。



↓映画撮影でも定番だったクレーンだが今は人間は下で画面を見ながら遠隔操作だきるようになったので、カメラだけを上に持ち上げれば済むコンパクトな機械になっている。業界の女性たちであろうか、メーカーの男性から説明を受けながら自分で試しに操作していたが、すごーい!と黄色い声を挙げていた。






↓昔のオーディオマニアに知られていたイギリスタンノイ社の製品も展示されていたが、残念ながら定番のクラシック向け大型スピーカーはなかった。