憩いの森

安らぎと憩いを求めて!

本格的ハイビジョン映像編集に挑戦!

2010-08-26 22:59:58 | 写真・ビデオ
親切な友人から拝借した映像データ(SONY Handycam ハイビジョン映像)を使って本格的なビデオ編集実験に臨んだ。AVCHDという高圧縮のビデオデータを直接PCでビデオ編集するのは動作がかなり重くなって難しいという記事を雑誌で読んでいたので心配したが、実際に読み込み編集してみるとそれほどではなく結果は成功! 無事にBlu-Ray Discに出力してBDプレーヤーで再生できた。他の方々にも参考になるように実験結果を簡単に記載した。いずれ機会があればCorel Video Studio X3 pro等のソフトでも編集してみるつもりである。

●Vegas Movie Studio HD 10 での編集画面 (画像をクリックすると1280ドットに拡大します。)





【編集事例1】

AVCHD映像をVegas Movie Studio HD 10で編集してBDに出力

●原始データについて
 機種:SONY HDR-CX370V
 映像:AVCHD 1920×1080i 29.97fps
    12~15Mbps  1.9GB
    合計時間 約16分
 静止画:3072×1728 約500万画素
    JPEGデータ×6 平均3MB/個

●SONY Vegas Movie Studio HD 10にてBDへ出力
 メニューなしBD MPEG-2 1920×1080i 29.97fps
16:9 WideScreen  3.39GB
出力時間:50分 レンダリングと書き込み他
 映像実時間のほぼ3倍を要した。


【編集事例2】

AVCHD映像をAdobe Premier Elements 7 と Vegas Movie Studi HD 10で編集してBDに出力

■原始データについて
 機種:SONY HDR-CX370V
 映像:AVCHD 1920×1080i 29.97fps
    12Mbps  692MB
    合計時間 7分55秒

■Adobe Premier Elements 7 にてBDへ出力
 メニューなしBD MPEG-2 1920×1080i 29.97fps
16:9 WideScreen
出力時間:21分 レンダリングと書き込み他
 Vegas10よりも3分早く終了した。評価どおり
 Vegasはレンダリングでやや時間がかかるようだ。
 しかし編集動作は軽い。

■SONY Vegas Movie Studio HD 10にてBDへ出力
 メニューなしBD MPEG-2 1920×1080i 29.97fps
16:9 WideScreen  1.54GB
出力時間:24分 レンダリングと書き込み他
 映像実時間のほぼ3倍を要した。



▲使用PC(参考資料)

  機種:HP Pavilion Desktop PC s5250jp (量販店モデル) 2009/11に購入
  OS: Windows 7 Home Premium 32bit 
  CPU:intel i5-750 2.66GHz
 (一応クワッドコアだがハイパースレッドではないのでスレッドも4個のみ、
    2010/8現在ではもう古いCPUになってしまった!)
  RAM:2GB×2 DDR3-SDRAM PC3-10,600(1,333MHz) 
  HDD:1TB (SATA、7,200rpm)
  光学ドライブ:Blu-ray(書き込み)
     HITACHI-LG DATA STORAGE BH20L
  GRAPHICS:NVIDIA GeForce G210 (ローエンドのグラボ)

VMS10でモザイク処理に挑戦?

2010-08-08 21:59:38 | 写真・ビデオ
 先日購入したビデオ編集ソフトの「SONY Vegas Movie Studio HD plutinum 10」でモザイク処理に挑戦してみた。何しろ、操作説明書には出ていないようだし、HELPのキーワードでの検索でも見つからなかった。

 市販でよい本があれば参考になるがVersion10はまだない。Version9ならたしか約5千円以上もする高価な本が出版されているようだ。そこまで高い本を買うほどではないのでネットで捜してみたら、Vegas Pro 8でのモザイクを掛ける方法がみつかったので参考にしたが、プロ用でバージョンも古いので画面もメニューも異なっていたが試行錯誤には役立った。

 結果、できたのが、2つのビデオトラックに同じ映像を載せてから、オーバレイする方の映像に「ピクセレート処理(モザイク処理)」と画像を丸く切り抜く「クッキーカッター」というエフェクト(ビデオFX)を使って処理する。

 この動きは早く言えば、ピクチャ・イン・ピクチャで主映像の上に乗っかる副映像が丸い(四角でも三角でもよい)切り抜かれたモザイクのかかったものであることだ。

 通常利用するピクチャ・イン・ピクチャは副映像の大きさと位置だけ固定して映像はそのまま使っているはずだが、モザイクはその副映像にピクセレート処理してぼかして使うことにある。

 もちろん、動画なので切り抜いたモザイクをかける部分は被写体が動くにつれてその切り抜き範囲をこまめに移動させ、隠したい部分が正確に隠れるようにキーフレームを作って追跡しなければならない。この面倒な作業は力仕事であり映像編集者の腕の見せ所となるわけである。

 さらにこの方法だとVMS10に準備されている切り抜きテンプレートで間に合うときそのまま簡単に利用できるので今後いろいろ応用できそうである。

 例えば主映像をモノクロ映像にしておき、切り抜きした副映像部分(モザイク画面に対応)はカラーそのままの映像でピクチャ・イン・ピクチャすると、モノクロ映像の中に切り抜いた部分だけカラーになり対象を目立たせることができる。

 今回はネットで見つけた方法にヒントを得たが、別のやり方でモザイク処理を行う方法があるかもしれない。まだビデオ編集初心者なのでAdobePremier7やVideoStudioX3ではどうやって作るのか研究してみたい。


●↓ VMS10でのモザイク処理1 (副映像にピクセレート処理(大)する。これはあとから説明用画像を作ったのですでに切り抜き後の映像になってしまったが、本当はピクセレート処理直後はモニターの全画面がモザイクのかかった状態になる。)



●↓ VMS10でのモザイク処理2 (副映像にクッキーカッター処理(円形、中心)する。切り抜き範囲がわかるようにここでは境界線を表示してあるが、本番ではもちろん境界線はつけない。)