憩いの森

安らぎと憩いを求めて!

野菊の墓(映画)の観賞

2011-06-25 21:30:20 | 写真・ビデオ

「野菊の墓」は明治時代に活躍した伊藤左千夫の小説で当時の夏目漱石も褒めている小説である。1906年1 月、雑誌「ホトトギス」に発表され日本では過去に何度か映画化されているようだ。

●1955年 - 『野菊の如き君なりき』
監督:木下惠介、出演:田中晋二、有田紀子、杉村春子、田村高廣、笠智衆、松本克平
●1966年 - 『野菊のごとき君なりき』
監督:富本壮吉、出演:太田博之、安田道代(現・大楠道代)、宇野重吉、川津祐介
●1981年 - 『野菊の墓』
監督:澤井信一郎、出演:松田聖子、桑原正、島田正吾、加藤治子、樹木希林

 今日はレンタルDVDで1981年に制作された松田聖子主演の映画を鑑賞した。主役の民子役は当時19歳の松田聖子だが政夫役は2万人の中からオ-ディションで選ばれた桑原正(くわはらまさし)というイケメンである。

 もちろん2人共に映画は素人なので演技はイマイチだが周りのベテラン俳優がその不足を補っていた。特に民子の伯母きく役の加藤治子、奉公人お増役の当時はまだ若い樹木希林、他に愛川欣也などの好演技が印象に残った。また本人が嫌っていたおでこを見せる民子役は素顔に近い松田聖子の魅力がある。当時の歌を歌っている聖子カットの髪も化粧も大違いで映画の中では素朴な農民姿だが、それがまた彼女の別の魅力だと感じた。

 ところで2008年秋にシニアの友人に連れられて松戸市にある「野菊の墓文学碑」や小説に出てくる江戸川の「矢切の渡し」をハイキングしたことがある。この時には文学歴史に音痴な当方は伊藤左千夫の小説にはあまり興味がなくもっぱら当時購入したばかりのビデオカメラを持参して撮影に挑戦していたのである。

 思えば、あの時に事前に「野菊の墓」の映画ビデオを見ていたらついでに小説も読んで現地に臨んだものと思う。やはり歴史やいきさつを知っていくのと知らないで行くのとではハイキングの面白さが全然違うからである。最近iPhone4を使い始めたので青空文庫アプリを使って「野菊の墓」を読んでいる。

 このような記事を書いたのは、実は最近当方がなぜか?30年前の松田聖子の魅力にはまっているからである。今年になって偶然に彼女の1980年代当時の歌のCDやYouTube映像に接するようになってからである。著作権のことはわからないが大勢の奇特な方々が古い録画テレビ番組をYou-Tubeに公開してくれるおかげでわれわれも過去のお宝映像を視聴できるのはありがたい。

 当方に比べれば松田聖子は18歳も年下であり世代が1まわり半も違うが、歌のうまさだけでなく昔のドリフターズとのコント、黒柳徹子や久米宏、欽ちゃんや桂三枝、等のインタビューやトーク番組などの録画映像が大変面白く、また生まれが当方と同じ福岡県であるのも親近感があったからである。

 でも30年前は松田聖子という名前は知らなかった。というのは彼女がデビューした1980年は我が家に長男が生まれて2年後であり、子育てと勤務していた計算センターの超多忙な仕事、それに聖書研究の宗教団体の活動も本格的にやっていたのでテレビ番組や映画を見ることも少なく松田聖子の誕生も全く知らなかったのである。ちょうど山口百恵が引退した年で後にその後を継ぐ偉大な歌手「ポスト百恵」と言われた聖子である。

 それが今、当方が年金暮らし中心になり、暇ができたので今頃になって大昔のエンタテイメントにはまっているわけである。当時ぶりっ子の代表といわれた松田聖子だが、今年芸能生活31周年を過ぎてもまだ大活躍しており、この3月で49歳になるのにその若い美貌と新作アルバム発表やコンサートツァーを再開するバイタリティには驚くばかりである。

 現在は超人気歌手19歳の前田敦子、昨年の総選挙1位だった大島優子に代表されるAKB48の可愛い歌姫たちが人気を博しているが、好みの違いなのか、60代のわがおじさんにはAKB48の全員が束になっても1980年代の松田聖子の魅力にはかなわないように感じる。太い下がりまつ毛で決して美人だったとは言えないが、素直で可愛いしぐさや張りのある歌の抜群の上手さ、ハスキーで舌足らずな喋り方、多くのお笑いコントに挑戦していたケナゲな姿がとても微笑ましい。
 
 過去のアイドルの懐かしい歴史姿と自分の歴史を重ねてしまうが、もう30年も過ぎてしまったのかと淋しくもある。でも少しでも青春が戻った印象を味わうのも精神的に若さを保つ良い手段なのかしれない。!


(PS)思えば最近の数年間はいろいろな統一性のない興味に走っているようだ。仕事に必要で本格的に始めたものもある。

・レンタルDVDの観賞・・・これは5年前から
・ACCESS/VBAのプログラミング
・EXCEL/VBAのプログラミング
・統計学とソフトの勉強(SPSS、JavascriptStar)
・孫や旅行/ハイキングのビデオ撮影と編集とDVD/Blu-Ray作成
・ベランダ園芸各種
・ミシン裁縫・・・これはまだ始めたばかりで進んでいないが!
・iPhone4を使って各種アプリの活用・・・これも始まったばかりだ!
 
 iPhone4のアプリで準備した簡単な英会話練習もやっておきたいが、やはり昔のように3日坊主になりそうだ。

 この数年間にプラスになったもの、それは体重だ! 困った!

あばしゴーヤのグリーンカーテンプロジェクトを開始して3週間過ぎたが・・・

2011-06-23 09:53:30 | 園芸
標記の大げさなお題目で始めて早3週間が過ぎた。
その後のゴーヤの成長はどうなったか?

やはり、成長は早くてネットにつるが絡み始めた。
以下はその写真である。

●2011/6/21 現在





●2011/6/23 現在、2日間でも成長しているのがわかる。



妻が友人から聞いた話では苗が3本もあるのに半間の網では小さすぎるのだそうだ?
まあ、団地のベランダコンクリート壁に直接ドリルで穴を開けて金属製のフックを取り付けられたら垂直ポールを使うことなく1間幅で大きい網を吊ることができたかもしれないが、コンクリートにいくつか穴を開けるときにかなり騒音が出るので近所の方の許可を得る必要があり面倒なので垂直ポールでの自立式にしたのだ。

今後は1週間ごとに急成長してゆくのだろう。また継続的に写真撮影してここに掲載する予定である。

団地のベランダ日陰省エネ作戦?

2011-06-15 10:09:05 | 衣食住
真夏のまさかの計画停電に備えて午後の昼下がり焦熱地獄になる南向きベランダに日陰省エネ作戦?を開始した。

妻の窓は先の記事にあるように今はやりのゴーヤ・グリーンカーテンを作ろうとしているが、自分の部屋のベランダは奥行きがなく無理なのでヨシズを使ってあっさりと太陽光を遮断する仕組みにした。

ホームセンターで700円程で買ってきた幅1間のヨシズを2つ折りにして古い物干し竿を転用してフックでぶら下げただけだが、部屋が暗くなる欠点はあるものの、かなり遮熱できそうな印象である。来月の今頃は重宝しているだろう。

うちのベランダの自分の部屋のあるところが下半分はコンクリートの塀になっているので遮熱効果を高めるためにヨシズを2つ折りにして吊ったが、素直にそのままぶら下げても良い。

エアコンも室外機を清掃して壁から15度以上斜めにしたり、室外機の上を日陰にすると2割以上も節電できるらしい。検討してみよう。


①買ってきたばかりのヨシズの商品ラベル


②ベランダに2つ折りに吊ったヨシズ


③自分の部屋の中からみるとこんな感じ、しかし暗いなーっ! 照明を点けると省エネではなくなるし・・・


停電になったら扇風機とベランダとヨシズに散水して蒸発熱を利用することも考えなければならない。
わが公団団地は春も計画停電の狙い撃ちされたエリアなのでこの夏も臨戦態勢で臨まねばならない。


あばしゴーヤのグリーンカーテンプロジェクト開始!

2011-06-03 18:57:51 | 園芸
4月のチュリップに続き園芸の話題である。標題の話題は妻の要望で始まった。

今朝のNHK番組「アサイチ」に刺激されたのか、突如、今年の夏の冷房節約を目的に自分の部屋の窓にグリーンカーテンを作りたいと言いだした。それで幸い当方が今日は勤務のない日なので早速、2人で行きつけのホームセンターであるジョイフル本田店に材料を買いに行くことになった。

育てる植物は趣味と実益を得られる今はやりの野菜「ゴーヤ」に決定、実がなれば涼しさの提供と共に食卓のおかずになるからだ。まずはゴーヤの苗3鉢と長方形のプラスチックの鉢と肥料入りの土を購入した。鉢は深くて大きいが苗はたったの3本のみである。妻の話ではこれで十分らしい。真夏になればこれがジャングルみたいに広がってくるというが本当なのか・・・・

あと必要なものはゴーヤが成長して伸びるツルに這わせるネットと支柱であるが、幸い、都合の良いグリーンカーテン専用園芸ツールが販売されていた。来店者も同じツールを購入している人が多かったので迷わず当方も購入した。支柱の横幅が半間分のサイズだが組立金具やネットも付属していて扱いやすく、組立も簡単そうで値段もリーズナブル、強度はまあまあでなかなかよくできていた。

問題は我が家の設置場所が公団アパートのベランダでどうやって天井と床に固定するかであるが、のぼり旗のポール支柱を昨年夏にすだれをつけるために2本購入して都合上使わずに倉庫にお蔵入りしていたのを思い出し、今日購入した園芸の支柱に沿わせて補強し、かつ、土台と天井のコンクリート表面にツッパリ状に固定するためにゴムの足のようなものを探した。

なかなか適当なものが見つからず、結局、傷防止用の椅子の足にはかせる直径6cm程度の大きなゴムキャップを代用することにした。ここにポールを2本差し込んで中で動かないように文具用の油粘土を詰め込んで防水も兼ねた終端処理をした。その支柱を何とかベランダ天井と床の間に固定できた。本当は物干し竿用の天地でスプリングで突っ張るような丈夫な3m支柱があると強風にも耐えられて良かったのだが見つけられなかったので仕方がない。

これで、今日からとりあえず「あばしゴーヤのグリーンカーテンプロジェクト」の開始!である。梅雨明けからニョキニョキと成長するらしいのでグリーンカーテンとしての成長記録を今後カメラに収めてゆく予定である。そしてグリーンカーテンとしての機能がたった半間程度の横幅サイズでどの程度機能するのか興味あるところである。しかし、結局準備した材料代は安くはないがエコロジーに協力するという大義名分で納得しよう!

以下は完成したゴーヤのグリーンカーテン設置開始状況の写真である。

①↓グリーカーテン用に野菜のあばしゴーヤの苗3本を植えた鉢(画像をクリックすると拡大)



②↓グリーカーテンの支柱設置状況(公団アパートベランダ)




③↓あばしゴーヤの成長後の予想写真


④↓あばしゴーヤの苗のひとつ(画像をクリックすると拡大)



⑤↓支柱の下側の細工(補助支柱と合わせて2本をゴム足に突っ込んで中で支柱が動かないように油粘土で固定した。天井側も同じ細工を施した。ときどきツッパリが緩んでコンクリとの摩擦がなくなり倒れないか監視しないといけないのがやっかいだが・・・)


⑥↓支柱の構造とネットの固定状況