コロナ対応や野暮用が重なって計画が大幅に遅れてしまった元息子の部屋の押入れを最新のクローゼット仕様にリフォームした。工事はなじみの工務店にお願いして格安でやってもらった。最近は木材が急激に値上がりして工務店も大変らしいので使える旧素材はそのまま残してもらった。
1年前に天袋の荷物を取り出そうとして脚立に乗って落ちて腰椎圧迫骨折でまるまる2か月入院する羽目になった事件の部屋である。コロナ禍が始まる前に工事しておけば良かったのにと悔やんだが、後の祭りであった。50年前の公団のマンションは和室の天袋が奥行きが深くて高い脚立に乗っても奥まで手が届かないので軽い荷物しか収納できないのが悩みだった。
自分と妻の部屋は老化を見越して5年前に全面クローゼット工事を済ませていたので良かった。クローゼット工事で収納する奥行きは半減したものの荷物の出し入れは、もうほぼ脚立に乗ることなく可能になりとても安全になった。
それに結婚独立して不在になった息子の部屋も大規模修繕時にも納戸代わりに使っていたので大いに役立ったのであるが、今回は昨年の断捨離に続いて第二弾の整理ができたと思う。おかげで不要な荷物もなくなり部屋もすっきりとここに引っ越してきた19年前の当初に戻った印象だ。
ところで、幸か不幸か!リフォーム工事を始める前に10年使っていたシャワートイレが故障して通販で購入した便座を自分で交換設置したばかりだったので面倒なこの大型のゴミもついでに業者に処分してもらうことができたのは良かった。
↓以前の機種もINAXだったので同じ系統のものにした。瞬間湯沸かし型であるが価格は10年前の50,000円以上から38,000円と大幅に安くなっていたが、取説をみると着座センサーが静電式?から座ると便座が1cm下がるのをマイクロSWで受けるようになったらしい。これだけで電子回路を簡単にでき信頼性を上げて、かつ大幅コストダウンに成功したと推測した。ただし座るとわずかに便座が動いて音が出るのが欠点と言えるかもしれないが慣れれば気にならない。
↓リモコンは以前よりかなり横長になったが機能は10年前の機種と全く同じだったので操作に迷うことはなかった。
↓工事前の押入れの姿、左側は天袋だけの収納で下部はPC工法のため躯体が邪魔して隣の部屋のクローゼットになっている。
↓工事中の写真
↓工事完了後の写真、工事はほぼ1日で終了した。翌日から隣のリビングに仮置きした家具や物品の戻しを始めて夜までにはとりあえず片づけは終わった。残す荷物を収納した写真は見っともないので割愛させていただくが、内部はパナソニックの棚一段の標準クローゼット形式で造作してもらった。ただ普通は衣類を吊ったりするところを荷物で埋めてあるだけである。
↓押入れのふすまは20年ぶりにお役御免になった。お疲れ様。この写真では隠れているが、ガスファンヒーターや19年前の空気清浄機など2台も含めて押入れに入っていた不要品の大半を処分した。
※これで恐らくわが人生最後の断捨離が終わったと思う。あとは我が身の断捨離が待っているのだが!!
ところで今年は秋からかねてから予定されている外壁塗装を含む団地の大規模修繕工事が始まる。来年の5月連休まで予定されている外壁工事だが、我が家が実家の後を継いで19年、その後に外壁塗装工事は16年前に終わったきりで、4年前に急遽排水管上水管同時交換大規模改修工事が終わったので外壁塗装は延期されていたのである。
秋からの修繕では通常の外壁とベランダや鉄部修繕塗装の他に待望の玄関ドア交換、階段の蛍光灯のLED化が決まっている。鍵も新しい上下同一キーでの2重施錠形式に変わってしまうようだ。しかし既に1キーのディンプルキーに変えている我が家としては大きなお世話であるが仕方がない。いずれにしてもあと4カ月後から始まる大規模改修の前に断捨離を終えることができてホッとしている。
テレビ朝日で放映されている「断捨離しました」の番組に登場する家族を見ていてわかるが、不用品を溜め込んでさながらゴミ屋敷になっている映像をみて溜まってしまってからではもう断捨離をするには膨大なエネルギーを必要とし、断捨離トレーナーの力を借りなければ不可能になってくるのである。
しかも番組に出てくる家はボロ屋敷ではなく、4~5LDKの立派な邸宅が多いのには驚く。貧乏でも裕福でもごみ屋敷化するのは関係ないことがよくわかる。そこには家族の心の病気が宿っていることが多く、断捨離トレーナー?の山下氏(女性)も精神的な援助を通して断捨離を解決しているのが素晴らしいと感じた。
かって不動産屋でアルバイトをやっていたとき、房総半島の中古住宅の調査をやったり、顧客でゴミ屋敷の家の売却仲介をやった経験からテレビ朝日の番組どころではない問題物件の処遇はとても大変で家に関わる問題解決の経験を習得できた。
そのようなわけで我が家もごみ屋敷に陥らないように不用品が溜まったら定期的にゴミ処分をやってきたので家の中の秩序は保ってこられたと思っている。残りの人生も年金暮らしで出費を減らすこと、不要品をこれ以上増やさないことを心かけてゆくつもりだ。 (^^;