憩いの森

安らぎと憩いを求めて!

懐かしい刑事コロンボ

2007-10-12 21:55:22 | 写真・ビデオ
懐かしい刑事コロンボのDVDが本?として発売になった。発行元は㈱デアゴスティーニ・ジャパンという会社である。書店で見て懐かしく創刊号が¥790と通常価格の60%で販売されたので衝動買いしてしまった。

本の説明によると、この創刊号は米国で1968/2/20に放送された映画「殺人処方箋」であるが日本では1972/8/27にNHKテレビUHF-14chの実験放送で初放映されたとある。NHK総合テレビでの初放映は1972/12/31の15:00で大晦日の多忙時に視聴した人は少なかったであろうと書いてあった。

主演コロンボ刑事役のピーター・マイケル・フォークは両親が東ヨーロッパ系のユダヤ移民の子でニューヨーク生まれ、よれよれのレインコートを着てタバコをふかす独特の風体は忘れられない。

音声はネイティブの英語と吹き替え日本語のバイリンガルであるが、日本語の吹き替え担当の小池朝雄氏とピーターとの声がまるで違うことに記事はふれている。ピーター本人の声は小池氏の声よりずっと高い。

小池氏の低いしゃがれた声でなじんでいるので本当のピーターの声に違和感を覚えるのは恐ろしいことだ。

前置きが長くなったが、肝心の内容は? まだ40歳ごろの若いピーターのコロンボは新鮮でストーリーも最後はおおっ!!というびっくりする展開で終わり、面白くよくできていた作品であった。

今後隔週で火曜日発売で次の10/23(火)発売の第2号から45号まで発刊される。次号からは通常価格\1,290なので高くなるためたぶん買うことはないだろう。


突然ですが尾瀬に行ってきました。(その2)

2007-10-08 18:10:20 | 旅行・趣味
(その1からのつづきです。2007/10/7)

※写真の上にマウスポインターを置いて手のひらアイコンになる画像はクリックすると拡大表示します。

↓写真①白砂峠を下って尾瀬沼西湖畔にある白砂湿原に出たので尾瀬沼まであと少し! 頑張って歩く。


↓写真②ついに尾瀬沼湖畔にある沼尻休憩所へ到着。朝日が尾瀬沼の湖面にかがやきまぶしい。尾瀬沼は標高1,665mのところにある。ここの休憩所に近寄るとプーンといい香り、¥350と高価ではあったが本格コーヒーがうまかった。これで疲れを低減できたかも!これから湖畔の南側をゆっくり歩くことになった。


↓写真③有料トイレは¥200、泡洗トイレだった。形は水洗トイレと同じ。

ところで出す方も整備が整っているが入れる方もありがたいサービスが整っている。尾瀬の休憩所はどこもおいしい飲料水が無料でボトルに入れられるのはありがたい。今回は350mlのペットボトルにその飲料水を補充して携帯している。


↓写真④十分休憩したので沼尻休憩所を出発、尾瀬沼の南岸伝いに東側へ三平下を目指す。しかし南岸の道は夜露で相当ぬかるんでいて滑りやすく危険だった。場所によっては滑り落ちると間違いなく尾瀬沼へドボンというところもあったが無事に通過。


↓写真⑤尾瀬沼南岸から見た実に美しい尾瀬沼、透き通るような水に逆光の太陽がきらめく。大学時代に旅行したときに見た透明な十和田湖の湖面より美しい印象だった。


↓写真⑥静寂の尾瀬沼湖面に写る秀峰燧ケ岳の佇まい。尾瀬の象徴である燧ケ岳(ひうちがだけ)は東北地方最大の標高2,356m(柴安:しばやすぐら)を誇る。今日は大勢のハイカーが頂上まで登っているのが双眼鏡で見てあとでわかった。


↓写真⑦尾瀬の南岸の中間にある三平下休憩所で一休みする。休憩所の階段脇にある水道蛇口からミネラルたっぷりで美味しい無料の飲料水を350mlのペットボトルに補充する。写真は今回のツアーで本当にお世話になった友人たち。


↓写真⑧友人が湖畔と燧ケ岳をバックにした記念写真を撮ってくれた。少々疲労しても美味しい空気と絵になる美しい景色の前では笑顔が出る。


↓写真⑨湖畔の東端にある尾瀬沼ビジターセンターに到着した。ここから見る燧ケ岳の様子。


↓写真⑩昼前に大勢のハイカーが集まる尾瀬沼ビジターセンターの全景。休憩所に設置してある双眼鏡から燧ケ岳の頂上に大勢の人が登っている様子が見えた。ここには尾瀬の開拓者「平野長藏」が建てた山小屋「長藏小屋」がある。

【注】平野長藏: wikipediaより
1908年(1910年説あり)平野が尾瀬沼西端の沼尻に尾瀬で最初の山小屋、長蔵小屋を建設。その後平野は尾瀬沼の漁業権を取得し、ヒメマスなどの養殖を試みるが失敗した。なお、長蔵小屋は1915年に尾瀬沼東岸に移動した。


↓写真⑪尾瀬沼ビジターセンターを出発、大江湿原~沼山峠を目指す。雄大な大江湿原の景色。写真は沼山峠方面を見たもの。わがコースとは逆の向こうから手前の尾瀬沼へ向かうハイカーが多くすれ違う。


↓写真⑫これが名所の3本唐松


↓写真⑬遠くに見えるのが尾瀬沼東端と3本唐松


↓写真⑭沼山峠に行く途中で設置してある通過人数を検知するセンサー機器の様子


↓写真⑮沼山峠展望台?から遠くに見る尾瀬沼風景、沼が見える最後の場所である。これから急坂を下って行くが木道(階段もあり)がよく整備されていて歩きやすい。
でも疲労もピークに! ここでデジカメのメモリーが尽きたので写真は残念ながら終わり。

この後は沼山峠からシャトルバスに乗りツアーバスの来る御池(みいけ)休憩所まで急ぐことにした。御池に13時半頃到着、レストランでゆっくり昼食をとりおみやげも買った。

15時にJTBのツアーバスで出発、会津田島~山王峠~塩原温泉~西那須野塩原IC~東北自動車道~首都高速~池袋~新宿到着22時、途中で工事渋滞、東北自動車道も大渋滞に会い1:30も帰着が遅れた。

結局は千葉市の自宅には23時半になったが今日は幸いに祭日でゆっくり後片付けと休養ができたのは良かった。天気も今日は午前中が雨が降ったので1日違いで天候に恵まれた素晴らしいハイキング旅行であった。


突然ですが尾瀬に行ってきました。(その1)

2007-10-08 15:40:25 | 旅行・趣味
登山もしたことがないこのおじさんが3連休を利用してシニア仲間5名で1泊2日の尾瀬ハイキングツアーに行ってきました。 日程:2007/10/6(土)-7(日)

印象はまず日頃のなまけ生活が響いて体力不足を認識してきました。心配性で不要なものまでザックに詰め込み重量が重装備の荷物が仇となって自滅しました。(-_-メ)

しかしこの秋で最高潮とも言える秋晴れの週末3連休で尾瀬の自然がどこを見ても素晴らしく怪我もなく無事帰宅できて!結果的に良い思い出ができました。

尾瀬に何度も行っている仲間が先生となって数あるツアーから選びましたがコースは以下の通りでした。

【初日10/6】 新宿午前8時:JTBツアーバスで出発~関越自動車道~沼田IC~戸倉~鳩待峠(はとまちとうげ)~山の鼻~(尾瀬ケ原)~牛首分岐~竜宮十字路~見晴十字路~檜枝岐小屋(ひのえまたごや)・・この山小屋で宿泊

【2日目10/7】 檜枝岐小屋~白砂峠~沼尻(ぬじり)~(尾瀬沼の南側を行く)~三平下~尾瀬沼ビジターセンター~大江湿原~沼山峠~御池(みいけ)・・・昼食、ツアーバスで出発~会津田島~(工事渋滞)~塩原温泉~西那須野塩原IC~(東北自動車道、渋滞)~池袋~新宿(22時、予定より1:30遅れ、トホホ!)

今回の旅は万歩計をつけて行ったので歩数を記録できました。初日は自宅から山小屋で寝るときまでで約23,000歩、2日目は山小屋から帰宅まで約25,000歩で思ったより多くはなかったのですが、尾瀬の歩きはアップダウンも多かったので1歩当たりの消費カロリーは2-3倍はあったような印象でした。

※ 以下に尾瀬ハイクの写真を一部掲載しました。写真の上にマウスポインターを置いて手のひらアイコンになる画像はクリックすると拡大表示します。

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↓①2007/10/6(土)戸倉でおいしい山菜おにぎり弁当を受け取り車内で食べる。我々の乗ったバスは小型のせいか、通常は戸倉で小型のシャトルバスに乗り換えるのだが今回はそのまま鳩待峠へ直行した。

13時頃にとうとう尾瀬ケ原への代表的な入口である標高1,591mの鳩待峠の休憩所へ到着。大勢のハイカーが出発前の休憩を取っていた。ここから先は車は入れず徒歩のみとなる。


↓②さあ、いよいよ憧れの尾瀬ハイクへ第1歩開始、大勢のハイカーと共にぞろぞろと行列を成して緩やかな峠を下ってゆく。この混雑ではゆっくりと景色を見る余裕は無く行列に連なってどんどん歩いてゆかねばならない!

でもここは木道が整備されていて歩きやすく北側の沼山峠から入るコースと並んでシニア向き(初心者向き)コースとなっている。

しばらく下って行くと川上川の橋を渡る。携帯電話は圏外になった。以降、尾瀬地区にいた間はすべて携帯電話は3キャリアとも圏外であった。ついでにテレビもワンセグはもちろん、アナログテレビ放送も駄目、ラジオはAM放送のみかろうじて少し受信できた。


↓③鳩待峠を下ると標高1,400mの山の鼻の休憩所に到着、すぐに目の前に素晴らしい尾瀬ヶ原の眺望が開ける。正面に尾瀬沼の北にそびえる東北地方で最高の標高2,356mを誇る燧ケ岳(ひうちがたけ)が美しい。


↓④尾瀬ヶ原のあちこちに見られる池塘(ちとう)と呼ばれる湿原、よそ見をして木道を踏み外したらずぶぬれで非常事態になってしまう! 気をつけて歩こう。

【注】池塘:wikipediaより
池塘(ちとう)は、湿原の泥炭層にできる池沼のこと。高層湿原が形成される過程において、堆積した泥炭層の隙間が水で涵養された部分ができる。これが池塘であり、周囲とは隔絶された環境であるため、独特の生物相ができる。池塘と池塘の間は地上、地下の水路でつながり、時に泥炭層の一部が浮島として浮遊することもある。


↓⑤尾瀬ヶ原をどんどん進む。ここは標高1,400m以上はあるのにこのところ温暖化で気温が思ったより高いせいか期待した紅葉はあまりなく、かといって高山植物の花は咲いていない。かろうじて紫色の可憐なサワギキョウの花が小さく咲いているのを見ただけ。


↓⑥燧ケ岳をバックに仲間に写真を撮ってもらう。


↓写真⑦燧ケ岳(ひうちがたけ)をバックに池塘(ちとう)と呼ばれる池が美しい。ちなみに遠くに見える林を拠水林(きょすいりん)と呼ぶのだそうである。

あいにく写真はないが、池のほかに木道の途中でいくつかの小川も渡ったが清らかな水に魚が泳いでいる様はのどかな風景である。

尾瀬の小川の水は集まって只見川の支流となり尾瀬ケ原北側の三条の滝を流れ下って奥只見湖へ向かう。

【注】拠水林:wikipediaより
尾瀬ヶ原の湿原は「拠水林」によっていくつかに分割されている。拠水林とは、湿原の外部から湿原を貫通して流れる川の両側に成立している林のことである。湿原の外部から流れてくる川は多くの土砂を運び、川の両側に自然堤防を形づくり、そこだけは樹木の成長が可能となる。ただし、全ての川に拠水林が成立するわけではない。小規模な川は湿原に流入直後の短い距離にしか拠水林を作れない川が多い。また、湿原内に湧き出た泉を水源とする川にも拠水林は成立しない。・・・


↓写真⑧途中で寒い風が吹いてきて厚着モード、持病?のメタボリックシンドロームが目立つ格好だ!


↓写真⑨牛首分岐にある標識板、左がヨッピ吊り橋や東電小屋へのルートだが予定が遅れているので竜宮十字路へまっすぐ行くことになった。


↓写真⑩歩きつかれて休憩、ところどころにこのような木のベンチが作ってあるのでシニアにとっては助かる。


↓写真⑪竜宮十字路付近にポツンと1軒だけ建つ竜宮小屋が見えてきた。わが宿は30分先の6軒ほどの山小屋が密集している見晴十字路付近・別名?尾瀬銀座というところにあるという。


↓写真⑫午後4時頃にたどり着いた今夜の宿は檜枝岐小屋(ひのえまたこや)、60年の歴史があるらしい。面倒見の良い髭のおじさんが管理人である。しかし、割り当てられた部屋は満員の客のために10畳部屋に10人という超過密状態で敷き布団は15cmほど重なり合って畳は見えず。

風呂はざっとつかる程度で環境保全のために石鹸の類はだめであるが汗をながすだけでもすっきりした。21時には消灯時刻で発電機を止めるので部屋の蛍光灯は消えて真っ暗となる。

しかし廊下とトイレは非常灯が点灯しているので懐中電灯は夜中にトイレへゆくときだけ部屋の中で必要なのだ。となりの爺さんがわがいびきよりすごそうなすごいいびきで眠れず! 


↓写真⑬午後5時半頃だったか、夕食となった。100人近くがこれまた狭い食堂でぎゅうぎゅう詰め状態で食事をした。脇をしめながら食べないと隣の客の腕にぶつかる有様。

メニューはコロッケやかぼちゃ、煮物など思ったより良かった。でもこれらの食材はすべて「ボッカさん」という運送人により背中に担いで運ばれてきたものだそうである。有り難く心して食べた。

10/7(日)は4時45分頃起床、朝食は午前5時20分頃だった。朝食も品数が結構あったのには感心した。出発は午前6時すぎだった。早い客は食後にはもう早々に出発していた。

【注 】歩荷(ぼっか、ボッカとも)は、運送形態の1種で、背中に荷物を背負って人間が目的地まで直接徒歩で運搬すること。


↓写真⑭2007/10/7(日)山小屋から見た早朝の夜明け風景、夜中は三日月と星がキラキラを輝き、久しぶりにクリーンな星空を見ることができたのは嬉しい。


↓写真⑮午前5時半頃の朝もやに煙る尾瀬ヶ原


↓写真⑯山小屋のそばで朝もやの尾瀬ヶ原に写真撮影をする人が大勢出ていた。南西方向の遠方にかすむ標高2,228mの至仏山(しぶつさん)が美しい。


↓写真⑰いろいろな記念写真が掲示してある檜枝岐小屋(ひのえまたこや)の談話室。暖炉には火がともっていた。昨日の昼間は暑かったが早朝はやはり秋、外は霜が降りていて寒いので暖炉の熱は心地よかった。


↓写真⑱早朝の檜枝岐小屋(ひのえまたこや)全景、たしか100名収容でき60年の歴史を誇る貫禄がある。3階は屋根裏部屋があり極端に低い斜め天井で、今どきはなかなか見られないガラス格子つき障子であった。


↓写真⑲白砂峠への道の途中で見かけた不思議な格好の木、この峠は急坂もあり岩石ゴロゴロの山道を行くので急激に疲労が増してスタミ不足をモロに露呈した。

年齢が近い他の友人たちは元気だ、小生1人だけが遅れてしまう。それに気温も高く大粒の汗が噴出し心臓が限界になってしまった。何度も立ち止まって後ろから来る人を追い越させて休憩した。

この後さすがに暑さのためにブクブク上着のフリースは脱いだが遅かったようだ。疲労が蓄積してしまったか。


↓写真⑳登りにてこずった白砂峠の標識、ここを過ぎると尾瀬沼へ下ってゆく。下りも岩ゴロゴロの坂が多くてこづった。