思えば難聴者になったと気づかされたきっかけは、いろいろ調べてみると時を遡ること東日本大震災が起きる前、12年前の2010年夏頃だった。年齢はまだ66歳だったのである。その頃勤務していた国立行政法人の団体でやった健康診断だった。判定は片耳が軽度難聴だった。
今でもそうだが人間ドックを含む団体検診では時間のかかる難聴検査は中音と高音の2つの周波数で耳の感度を調べるだけにしか過ぎないが、この時点で要精密検査と判断されると実際はもうかなり聞こえが悪くなっているのである。
その後最初の補聴器OMRON AK-04を使い始めたのは、ずっと時が過ぎて2018年3月で73歳だった。つまり難聴と分かってから7年以上も後のことだった。難聴になって自分の声が大きくなる難聴者の癖が職場で問題になってうるさいと叱られた歴史もある。でもまあ、実際問題としてまだ仕事をするのに難聴である不都合があまり顕在化しなかったので補聴器採用が遅くなったと言える。ただし妻の意思の疎通が問題になっていたけど!!
現在は77歳だがその後は難聴が加速して後で述べる進んだ感音性難聴も引き起こしてしまい両耳で100万円もする高価な補聴器を持ってしても対応できない難聴になってしまったのである。妻は当方との意思の疎通を図るためにメモに書いてよこすのが日課になった。
書いてはすぐに消せる電子ボードも買ったが見えにくいという妻の不満で中止になった。耳鼻科の医者は奥様にゆっくり喋ってもらうようにしたら?とアドバイスを受けているが妻はそんな面倒なことはできないと実現していない。
昨年の骨折入院2か月の時は古い耳穴式の補聴器を再利用してそのまま現在まで使っていたが電池の寿命もあるので1年半前に買った新しい耳掛け型の補聴器に戻して使用している。コロナ禍が続く今もマスクをはずすときによく補聴器が耳から外れて落ちてしまうので気を付けてはいるが、やはり中度難聴用に作られているので感度は良く耳穴式の軽度難聴用機種と比べてよく聴こえる。感度が低い耳穴式の補聴器も予備用としてまた入院した時には取り扱いが便利で重宝するので使い分けしたい。
今回は自分の難聴履歴を整理するつもりで過去に掲載したブログ記事を引用して思い起こしたい。閲覧している方にも少しは参考になれば幸いである。
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↓2019年に購入した補聴器はまだAMAZONや楽天で販売されていた。いわゆる眼鏡屋で扱う高価な純正機種とは違うが探せば安くてもまあまあ使える外国品は多いので貧乏な年金生活にとっては有難い。ただし難聴の知識はよく知っておくことが求められるので体験もしないで難聴の親に薦めることはやめた方が良い。事情が分からない健常者が難聴者に推薦するのはこの世界では結構難しいのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/02/2d1f70f0e0197b3fe84b2421281d83c4.jpg)
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↓補聴器OMRON AK-04はアナログ式だが音質もよく価格も安かったが後日片耳だけ故障?してデジタル式の機種を購入することになった、価格はアナログ式の倍だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a5/e5354b69cf334d07cd4e67b4fdf91430.jpg)
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↓難聴が中度まで進んで妻の不満が募ってきたので2019年11月に安いが高感度の機種を探してこれになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/e8/9082db6e30bdbed8a594d6f860e91aec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/25/5d5bf9ee7d149347611145563ccb9885.jpg)
↓タブレットの楽器再生アプリでドレミの和音がちゃんと聞こえなくなり補聴器の業者にも相談したがいわゆる「感音性難聴」になってしまった場合はもう高価な補聴器を使っても対応はできないことを知った。音が耳に入ってきて鼓膜から蝸牛の中にあるコルチ器に入って聴覚神経を通して脳の聴覚野に入るまでに音程も狂ってしまうらしい。残念だが現代医学では治せないとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/9c/19f017dc6ca10674001b57e238496039.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/54/92d3d44fb136773983c423682cfc364c.jpg)
昔からレコード所有者として音楽鑑賞の楽しみが趣味だったのに現在は全く疎遠になってしまった。特に好きだったバロック音楽でビバルディの四季のレコードは演奏者の違うレコードを聴き比べていた時代が花だった。今はオーケストラの楽器は高調波が多いのでギャーギャーと雑音としてしか聞こえず残念だ。好きな歌手の音程が狂って人間の声域が小さくしか聞こえず、低音の太い音はよく聴こえるが濁って聴こえる。楽器らしく聴こえる唯一救われるのはピアノのソロ演奏だけである。
今時点で自分の耳が健常者だったら、たぶんハイレゾ音楽に傾注していたことだろう。大学時代は音響工学にも関心があったので50Hz~20,000サイクル(現在はヘルツ)の正確な周波数を記録した検定レコード?のようなものも持っていたのである。高価な米国製レコードだった。
音楽の趣味だけは復活させて欲しいと願う爺さんでした。"(-""-)"
今でもそうだが人間ドックを含む団体検診では時間のかかる難聴検査は中音と高音の2つの周波数で耳の感度を調べるだけにしか過ぎないが、この時点で要精密検査と判断されると実際はもうかなり聞こえが悪くなっているのである。
その後最初の補聴器OMRON AK-04を使い始めたのは、ずっと時が過ぎて2018年3月で73歳だった。つまり難聴と分かってから7年以上も後のことだった。難聴になって自分の声が大きくなる難聴者の癖が職場で問題になってうるさいと叱られた歴史もある。でもまあ、実際問題としてまだ仕事をするのに難聴である不都合があまり顕在化しなかったので補聴器採用が遅くなったと言える。ただし妻の意思の疎通が問題になっていたけど!!
現在は77歳だがその後は難聴が加速して後で述べる進んだ感音性難聴も引き起こしてしまい両耳で100万円もする高価な補聴器を持ってしても対応できない難聴になってしまったのである。妻は当方との意思の疎通を図るためにメモに書いてよこすのが日課になった。
書いてはすぐに消せる電子ボードも買ったが見えにくいという妻の不満で中止になった。耳鼻科の医者は奥様にゆっくり喋ってもらうようにしたら?とアドバイスを受けているが妻はそんな面倒なことはできないと実現していない。
昨年の骨折入院2か月の時は古い耳穴式の補聴器を再利用してそのまま現在まで使っていたが電池の寿命もあるので1年半前に買った新しい耳掛け型の補聴器に戻して使用している。コロナ禍が続く今もマスクをはずすときによく補聴器が耳から外れて落ちてしまうので気を付けてはいるが、やはり中度難聴用に作られているので感度は良く耳穴式の軽度難聴用機種と比べてよく聴こえる。感度が低い耳穴式の補聴器も予備用としてまた入院した時には取り扱いが便利で重宝するので使い分けしたい。
今回は自分の難聴履歴を整理するつもりで過去に掲載したブログ記事を引用して思い起こしたい。閲覧している方にも少しは参考になれば幸いである。
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↓2019年に購入した補聴器はまだAMAZONや楽天で販売されていた。いわゆる眼鏡屋で扱う高価な純正機種とは違うが探せば安くてもまあまあ使える外国品は多いので貧乏な年金生活にとっては有難い。ただし難聴の知識はよく知っておくことが求められるので体験もしないで難聴の親に薦めることはやめた方が良い。事情が分からない健常者が難聴者に推薦するのはこの世界では結構難しいのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/02/2d1f70f0e0197b3fe84b2421281d83c4.jpg)
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↓補聴器OMRON AK-04はアナログ式だが音質もよく価格も安かったが後日片耳だけ故障?してデジタル式の機種を購入することになった、価格はアナログ式の倍だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a5/e5354b69cf334d07cd4e67b4fdf91430.jpg)
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↓難聴が中度まで進んで妻の不満が募ってきたので2019年11月に安いが高感度の機種を探してこれになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/e8/9082db6e30bdbed8a594d6f860e91aec.jpg)
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↓タブレットの楽器再生アプリでドレミの和音がちゃんと聞こえなくなり補聴器の業者にも相談したがいわゆる「感音性難聴」になってしまった場合はもう高価な補聴器を使っても対応はできないことを知った。音が耳に入ってきて鼓膜から蝸牛の中にあるコルチ器に入って聴覚神経を通して脳の聴覚野に入るまでに音程も狂ってしまうらしい。残念だが現代医学では治せないとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/9c/19f017dc6ca10674001b57e238496039.jpg)
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昔からレコード所有者として音楽鑑賞の楽しみが趣味だったのに現在は全く疎遠になってしまった。特に好きだったバロック音楽でビバルディの四季のレコードは演奏者の違うレコードを聴き比べていた時代が花だった。今はオーケストラの楽器は高調波が多いのでギャーギャーと雑音としてしか聞こえず残念だ。好きな歌手の音程が狂って人間の声域が小さくしか聞こえず、低音の太い音はよく聴こえるが濁って聴こえる。楽器らしく聴こえる唯一救われるのはピアノのソロ演奏だけである。
今時点で自分の耳が健常者だったら、たぶんハイレゾ音楽に傾注していたことだろう。大学時代は音響工学にも関心があったので50Hz~20,000サイクル(現在はヘルツ)の正確な周波数を記録した検定レコード?のようなものも持っていたのである。高価な米国製レコードだった。
音楽の趣味だけは復活させて欲しいと願う爺さんでした。"(-""-)"