憩いの森

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ペット用脱臭機(富士通ゼネラル製 HDS-302C)で加齢臭で満ちた和室の匂いを消したい?

2014-04-30 09:04:33 | 健康・福祉
我が家は旧住宅公団築40年の鉄筋コンクリアパートでの生活も10年経過したが、妻が僕の部屋が臭いという苦情対応のためにネットで評判のペット用!脱臭機を買ってみることにした。むろん、部屋のリフォームで対応するのが一番いいのだが、年金暮らしで貧乏世帯の我が家がそうそう建築費用が調達できるものではないし、そうしても自分が生きて寝泊まりする部屋の布団や衣類が発する匂いはまた発生するからである。


ところで老人ホームに住むわが母のために6年前に加湿機能付き空気清浄機(シャープ製KC-W45)を設置していたが、今年の3月頃に永い間点検しなかった加湿ユニットを見たら、なんと、水の溜まっている容器の底がヘドロでヌメヌメ~ドロドロ・・・( ゜Д゜)、さらに加湿ユニットの吸水フィルターは水垢で塩のような白い固い結晶が! あとで自宅に持ち帰って清掃したが、プラスチック製円筒容器部分はマイナスドライバーでこすっても取れないくらいガチガチの硬さで参った!! それよりも問題なのは、永い間汚い水を吸い上げて蒸発させ加湿していたのかと思うとばい菌を部屋にばらまいていたようなもので保守点検を怠っていた自分を反省した。

というわけで清掃してわが自宅で再利用するために古いシャープ製KC-W45用の交換フィルター3種類と、新しい母用の空気清浄機(ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 TCK55P-T ビターブラウン)をネットで購入しこちらは老人ホームの母の部屋で使っている。価格は27,800円(税込)だった。

この機械は自宅で約1週間試用して脱臭効果がどの程度あるか、試してみたが、匂い消しという意味ではあまり効果がなかった。シャープ製の古い空気清浄機も自宅で利用してみたが、むろん脱臭効果はまるでなし! 

あとで家電店の店員に聞いてみたら、メーカーの説明書では脱臭機能も含めて空気清浄機のフィルターの交換は必要なしと書いてあっても実際は汚れたら交換しないと清浄効果が薄いという意見であった。たしかに欧州製の有名な大型空気清浄機のカタログでは定期的なフィルター交換が必要と書いてあったのを思い出す。

脱臭専門機種は空気清浄機と違って意外と製品が少なく、その中でもネットで評判のペット専用機種!にした。富士通ゼネラル製PLAZION 20畳用 脱臭機 HDS-302C(\20,400 税送料込み)である。(下記の写真を参照)背は高いが周りはほっそりとスマートである。加湿機能付きの機種が家電店には並んでいるが、自分は加湿機能は使わないので脱臭専門としてペット並の扱いに甘んじた!

この脱臭機はペット専用機なので家電店にはなくペット用品店でしか販売されていないそうである。我が家はペットを飼っていないのでネット通販で注文した。価格も20畳用としては通常の空気清浄機とあまり変わらない。6畳程度の小型機種もあるが、短い時間で脱臭するには風量も必要なので大きめのものがよいと思われる。ただし脱臭専用機のため高精度の空気清浄機能や加湿機能はない。しかし機械部分は扇風機のみで構造が単純であり故障もしにくいと思われる。

脱臭専門機と家電店で売っている空気清浄機との違いだが、この脱臭機はオゾン発生器を組み込んだ文字通り脱臭機能に絞って作った機械であり、加湿機能付きの機種も出ている。一方の空気清浄機は加湿機能付きの製品が豊富で最近の中国からくるPM2.5の汚れた空気をきれいにできるというのがうたい文句である。でもオゾン発生器は備えていない。

一般の空気清浄機は脱臭フィルターはついているものの、フィルターだけではペットの匂いは取れないというのがネットでの利用者の書き込み意見であった。特にたばこの匂い消しも難しいらしい。この脱臭機はオゾンの匂いは風量を「強」にすると吹き出し口で若干するが、離れると気にならない。加齢臭もやはりオゾンで消さないと難しいのかもしれない。



【肝心の脱臭効果は?】

たったの1日だけ使った印象なので今日の4月30日時点ではあくまで参考意見に留めたいが、はっきりって、グーである。畳に布団を敷いて寝ている朝の匂いはいつも臭い!のだが、すぐは自分の鼻も馬鹿になっているので、しばらくベランダで新鮮な空気を吸い、鼻の匂い機能をリセット?してから、部屋の匂いを改めて嗅ぐと、以前臭かった匂いが気にならないレベルに変わっていた。匂いの尺度は測定器を使わないと客観的な表現ができないが、一般人としては「とても気になる匂い」が、「かなり気にならない程度」に改善したという表現をするしかない。今後も長期で様子を見てまたここに感想を掲載したい。



今は消臭成分シャワーを「強」に、風量は標準にして丸一日運転した。1日連続運転すると脱臭フィルターのオートクリーン機能が働いて金属製?のフィルターを約1.5時間加熱して脱臭機能を再生するらしい。その間は脱臭機としては運転がお休みとなるのはやむを得ない。しかし、フィルターの取り換えが不要でなかなか良い設計であると思う。

上位機種には匂いセンサーがついて、匂いが発生すると風量を自動で上げるHDS-3000Vがあるが、価格が相当に高いし、手動で操作するこの機種で十分だと思う。


●↓富士通ゼネラル製脱臭機(HDS-302C)右側、左側は古いシャープ製の加湿機能付き空気清浄機である。いずれも下に自分で作ったキャスター付きの台に乗せてあるので背が少し高く見える。



↓ペット用品らしく、犬猫の足跡のかわいいシールが添付されていたので2枚だけ貼ってみた。


↓前面のパネルを外してみると、ガラス繊維らしきフィルターと奥に扇風機が見える格子が現れる。



↓古いシャープ製空気清浄機と並べてみた。





●↓母用に新しく購入したダイキン製加湿機能付き空気清浄機(TCK55P-T ビターブラウン)









●その後の利用感想は
・・・・・また後日・・・・・・


●参考資料

業務用脱臭機は三菱電機製 DA-8000A 希望小売価格250,000円(税別)やはり性能が強力らしい。
トイレ臭も消す能力あり? 値段もすごいが! 仕様をみると脱臭フィルターの再生方法はフィルターを加熱する富士通ゼネラル製のものと同じである。

しかし、この脱臭機のフィルターは円盤状になっていて回転し、下側の扇形加熱ユニットが少しづつ回転するフィルターを加熱する形式なので富士通ゼネラル製の固定型と違って1時間半程度の脱臭休止時間がなく連続運転ができるという優れものである。(特許出願中らしい)



その他ネットで調べると、レストラン、不動産企業、自動車整備業向けなど、人間が近寄らないようにして大量のオゾンを発生させ脱臭する機械が多数あることがわかる。オゾンは強いと健康に害があるので、脱臭使用後にオゾン回収や部屋の換気が必要なようだ。

安川電機での仕事の思い出

2014-04-28 20:24:29 | お仕事
遠い昔に苦労して仕事をした日々が妙に懐かしいのが、安川電機東京工場である。その工場をまた見たくなって飛び石連休の今日、有休を取っていたので急きょ出かけることにした。

仕事をした時期は、まだ当方が社会に出て3年目の独身だった昭和45年頃で、場所は西部新宿線の武蔵藤沢駅から約2kmの林の中、当時当方は東京の六本木で従業員20名程度の小さなソフトウェア会社でプログラマーをやっていた。

そして安川電機はプリントモーターが売れていたが、IT企業として自社製コンピューター(といっても今では8bitマイクロコンピューターに等しいおもちゃのようなものだが!)の開発が始まっていて、当時勤務していた当社がFORTRANコンパイラー(インタープリター式)の開発を受注した。そこで5名ほどチームで開発が始まり最後の詰めは安川電機工場コンピューター室のIBM汎用機を借りてデバッグが始まった。

しかし、これが昼間は安川電機の業務処理をやっているので借りられる余裕がなく、夜間のみの拝借となった。このため、1~2か月間(よく覚えてないが!)毎日工場の寮に寝泊まりしながら、とはいっても、昼間寝て、安川の従業員が夕方退出するときに入れ替わりにわれわれ5名程が守衛のいる入り口から工場の中に入って真夜中に仕事をしていた。

夜間に木刀を持った守衛さんが毎夜見回りに来て「ご苦労様!、あなた方が夜中じゅう仕事で居てくれるので安心して警備できます。」と言われたものだ!そして夜食に当時は当時開発されたばかりのあまりおいしくはなかったインスタントラーメンを食べていた覚えがある。

しかし、夜間連続勤務は精神的にも体力的にも大変苦しく、プログラムに技術も事務用しか経験がなかったのに、制御系のプログラムや数学的な知識が必要で先輩たちに必死についてゆくのも胃が痛む思いだった。今思い返しても、やはりこの安川電機で開発したときの仕事が一番辛い思い出として記憶に残っている。

それで、今まで辛い時期があるとこの工場と寝泊まりした古い寮生活を思い起こして慰めとしたくなり、現地に戻ってくること、今回で3回目である。昭和45年当時は工場の回りは民家が少なく、森林が多くて自然が豊かなしかし生活には大変不便な場所だった。特に武蔵藤沢駅の隣の駅である「小手指駅(こてさしえき)」・・・昔の古戦場・・・は草ぼうぼうの平原だったのが今は東京の大きなベッドタウンとなっていて昔の面影は少しもない。

70歳をすぎた今、安川電機を偲んで現地に行くのはもう今回で終わりになるだろう。以下は今日歩いた現地と8年前に訪れたときの写真である。


●↓西部池袋線の武蔵藤沢駅(現在と8年前の写真)



●↓工場のとなりに立つイオンと以前のジャスコ(現在と8年前の写真)



●↓8年前にはまだこのように狭山茶の栽培畑があちこちに残っていた。むろん昭和45年当時はたくさんの茶畑の中を通って駅まで歩いたものだ。


●↓イオンの隣にあるヨークマートはもっと古くからあるが、昭和45年当時は存在すらしなかったほど、自然豊かで不便な場所だった。


●↓昔にここで請負のソフト開発の仕事をした安川電機東京工場



●↓中央青色の工場棟が夜中に仕事をした思い出の建物である。まだそのまま残っていた。


●↓昔はなかった新しい工場ビル


●↓安川電機の社宅と独身寮がある自然豊かなエリア、ここだけは昭和45年の面影を残していて非常に懐かしい。以前の汚い独身寮もまだ残っていた。むろん新しい独身寮も近くに建てられていた。




●↓今はみすぼらしい独身寮に昭和45年当時、2回ほど借りて仕事をした。滞在した合計期間はもう忘却の彼方だが、半年間はいたと思う。ときどきは休みに杉並の実家に戻って疲れを癒したはずだ。1部屋は4畳程度の広さに備え付けの木のベッドと小さな机・椅子が備わっていた。