4年ほど前に動画編集のためにintel core iシリーズの第一世代のCPUを搭載したHPデスクトップパソコンを愛用してきた。
しかし、動画編集用に適したPCというわけではなかったため、最近のフルハイビジョン映像を多用した編集作業にはやはり能力不足で何とかしたいと思っていた。
その他、仕事でいずれWindows8の操作を習得しておくことが必要になってきたのと、intelのcore iシリーズCPUが最近第4世代に入って消費電力も大幅に低減したことから、7月中旬に思い切ってPCを新調することにした。
機種選定に当たって従来のようなHP, DEL, ASUS, Lenovoのような海外ブランドを調べていたが、本体だけで予算15万円との兼ね合いで適切なものがなく、結局国産ブランド?であるMouseComputerやTsukumo ex、DOS/Vパラダイス、PC-DEPO等自作PC系の機種から選定しBTOで注文することにした。
あと外国勢のPCが自分の選定目的にかなっていない理由としてビデオ編集には不可欠のBDドライブを積極的に採用していない点があげられる。以前にマルチメディア・ヨドバシ・アキバの店員と話していたことに、「日本のPCはBDドライブの採用が進んでいるが、海外ではまだBDを使う人が少ないようだ。ゲームマシンとしてはBDは使わないし、日本人のためだけにBDドライブ付きのPCを作るのは採算が悪く許可がおりないのでは?・・・」
なるほど、最新のDEL XPS ゲームPCを見てもCPUは最新の第4世代を採用しているのに光学ドライブはBDではなくDVDのままである。HPも基本的に似た印象だが最上位PCにはBDドライブ付きの機種が発売されていても内容の割には価格は高価だ。
それはともかく、秋葉原でいろいろ実機をつぶさに調査した結果Tsukumoのミニタワー型PCを購入対象に決めた。そのPCケースは質素だがすっきりとしたデザインであり、光学ドライブの3.5インチベイも蓋なしなのが機能的で良い。
それにケースで吸気ファンがついている前面パネルの下半分が独立して外せるようになっており、さらにその内側に埃フィルターがついていてスポンジを外して洗える親切な設計になっている。ほとんどの製品は全面パネルを全体そっくり着脱する形式が多いので外すのは面倒なのが多い。
さらに当方にとってはすでにお気に入りの在庫品があり不要なマウス、キーボードが添付されないのもうれしい。モニターは既に愛用しているSHARP製の24インチ液晶テレビを継続使用する。
これは当時PCモニターとして使うことを前提にフルハイビジョンタイプのテレビを選んでいた。残念なのは液晶テレビで採用されているIPSタイプではなく視野角の狭いTNタイプであるが、当時はフルハイビジョンは37インチ以上のパネルでない製造されていなかった。それでもSHARPの映像エンジンがよくできているのか映像は美しい方だ。
PCを使うときはリモコンで全体をPC画面にして右下にテレビ画面をピクチャinピクチャの形式で表示させている。テレビ番組を見ながらネットアクセスしたりビデオ編集したりと、高校時代の受験勉強しながらFM放送を聞くという「ながら族」をやっている。
BTOでの注文PCはネットで注文する人が多いと思うが今回は直接、現物確認に出かけたことでもあり秋葉原のTsukumo店を訪問してその場で購入を決めた。
今まで使っていたHPのデスクトップPCよりはるかに短時間でビデオ編集がすむようになったことを確認した。それにCPUの発熱が大きいはずのエンコード中でも予想外に騒音が少なく夜中の静かな環境でも冷却ファンの音はほとんど聞こえなかった。
昔 intel Pentium 4のCPU搭載ATX互換PCを使っていた時、夏場は特にCPUファンのビーンという耳障りな音が我慢できずファンを静音タイプのものに換装したり、ファンコントロールソフトを入れて回転数を絞り込んだりしていた苦労が今は懐かしい。
市販品モデルのPCで拡張グラボを搭載している機種のCPU内蔵グラボの映像出力コネクターはうっかり使えないようにプラスチックのキャップでカバーしてあるものが多いが、購入PCは裏面パネルコネクターのCPU内蔵グラボの映像出力コネクターはうっかりさせないように親切にも「使えない」旨のラベルが貼付してあった。
また、内部の不要ケーブル類の束ね方やテープでの固定方法が実に美しく感心した。ケースの中は空間が余っているのでエアーフローは良いほうだと思うが、風の流れの邪魔になる配線方法はできるだけ少ないほうが良い。遠い昔に真空管の送信機等をこしらえていたいた当方にとっては信頼のおける組立技術を持っているTsukumoの技術者の温かい心遣いを感じた。
以下はその概要写真と簡単な性能報告を掲載した。
↓Tsukumo-ex エアロストリームRM7J-E51-Eの外観
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/52/6a8b959ab70c30acec2b9e177494f997.jpg)
↓前面吸気ファンのフィルターを外して簡単に洗える親切な構造にはTsukumoの配慮に好感が持てる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/fd/5b3cf6d70ccf3077bb51832390a3d268.jpg)
↓ケース内の写真、ASUSのB85マザーとNVIDIA GeForce GTX650Tiのビデオカードが見える。電源は550Wである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4f/2ad84ad5acddf10fdd2dc7bcd3014604.jpg)
↓愛用していたHPのPC(左)と新しいTsukumo exのPC(右)が並ぶ。バックアップ用外付けHDDはWesternDigitalの2TB×2台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/e9/e46c91c89cedacdd9360f04b21d8768a.jpg)
↓ビデオカード NVIDIA GeForce GTX650Ti/1GB (LEADTEK製)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/21/88207b9dc0e9dfa621b1377659c97cd9.jpg)
【比較参考資料】
●パソコン仕様 2009年11月購入
【価格】約17万円 ヨドバシカメラ千葉店
【商品名】HP Pavilion Desktop PC s5250jp AV888AV-AAAC (2009年冬 量販店モデル)
【マザー】専用MicroATX
【OS】 Windows 7 Home Premium 32ビット、
【CPU】インテル Core i5-750 プロセッサー(2.66GHz)、対応ソケットLGA1156
【RAM】4GB(2GB×2)、
【HDD】1TB SATA、7200rpm
【光学ドライブ】ブルーレイ・ディスクドライブ(書き込み)、SATA接続、Hitachi-LG Data Storage BH20L
【ビデオカード】NVIDIA GeForce G210 (DVI,HDMI)
【テレビカード】ピクセラ 地デジ×1チューナー
【液晶モニター】21.5型ワイド液晶モニター
【ソフト】MS Office Home 2007
【電源】270W
●パソコン仕様 2013年7月購入
【BTO価格】\144,579 ・・・本体+Office2013のみ、モニターマウスキーボードなし
【型番】Tsukumo-ex エアロストリームRM7J-E51-E
【組立販売】㈱Project White DOS/Vパソコン館・・・旧九十九電機㈱、現ヤマダ電機グループ
【マザー】Intel B85 Express チップセット対応 MicroATX、ASUS製B85M-E 対応ソケットLGA1150
【OS】 Windows8 64bit 正規版、
【CPU】Intel Core i7-4770 プロセッサー(4コア/HT対/3.4GHz 最大3.9GHz)、
【RAM】DDR3-1600(PC3-12800) DDR3-SDRAM 8GB(4GB×2)、SunMax製 ⇒ BIOS確認1600MHz
【SSD】120GB TLC、Samsun製840シリーズ /SATA 6Gbps対応
【HDD】2TB、SATA 6Gbps対応、Western Digital製WD20EZRX/AFT
【光学ドライブ】書き込みBDXL対応ブルーレイ、LG電子製 BH16NS48/SATA接続
【ビデオカード】NVIDIA GeForce GTX650Ti/1GB、DVI-D,D-SUB 15、HDMI/PCIスロット×2占有(LEADTEK製)
【ドライブベイ】内蔵型カードリーダー
【ケース】MicroATXミニタワーケース(EX1/567TM)190(W)×400(D)×370(H)mm
【電源】 Topower製 TOP-500-B (定格500W/最大550W 80PLUS BRONZE認証)⇒ 余裕あり、この構成だと400W電源でもよいのでは?
【ソフト】MS Office Home and Business 2013
【性能比較テスト】
●実時間29分の上高地動画編ビデオ素材を使って新旧のPCのレンダリングテストを行った。
・元素材・静止画:14枚 (平均3MB/枚、タイトルテキスト等を含む)
・元素材・動画:97クリップ(1920×1080/60i AVCHD 10~16Mbps)
●テスト内容 上記の元素材をHDD上に1920×1080/60i AVCHDファイルとして出力してエンコード時間を測定する。
テストは両機ともに愛用のSONY Movie Studio 12 で行った。
*HP Pavilion Desktop
88分 実時間の3.0倍
*Tsukumo-ex
34分 実時間の1.16倍
*出力ファイル:AVCHD形式 3.11GB 1920×1080/60i
●消費電力(本体当初平均)
起動時 : 100W ⇒ 70W に低減 その後の計測 ⇒ 80W
アイドル時 : 60W ⇒ 40W に低減 その後の計測 ⇒ 60W 低減せず? 高性能CPUなので当たり前か?
AVCHDエンコード時 : ? ⇒ 140W
しかし、動画編集用に適したPCというわけではなかったため、最近のフルハイビジョン映像を多用した編集作業にはやはり能力不足で何とかしたいと思っていた。
その他、仕事でいずれWindows8の操作を習得しておくことが必要になってきたのと、intelのcore iシリーズCPUが最近第4世代に入って消費電力も大幅に低減したことから、7月中旬に思い切ってPCを新調することにした。
機種選定に当たって従来のようなHP, DEL, ASUS, Lenovoのような海外ブランドを調べていたが、本体だけで予算15万円との兼ね合いで適切なものがなく、結局国産ブランド?であるMouseComputerやTsukumo ex、DOS/Vパラダイス、PC-DEPO等自作PC系の機種から選定しBTOで注文することにした。
あと外国勢のPCが自分の選定目的にかなっていない理由としてビデオ編集には不可欠のBDドライブを積極的に採用していない点があげられる。以前にマルチメディア・ヨドバシ・アキバの店員と話していたことに、「日本のPCはBDドライブの採用が進んでいるが、海外ではまだBDを使う人が少ないようだ。ゲームマシンとしてはBDは使わないし、日本人のためだけにBDドライブ付きのPCを作るのは採算が悪く許可がおりないのでは?・・・」
なるほど、最新のDEL XPS ゲームPCを見てもCPUは最新の第4世代を採用しているのに光学ドライブはBDではなくDVDのままである。HPも基本的に似た印象だが最上位PCにはBDドライブ付きの機種が発売されていても内容の割には価格は高価だ。
それはともかく、秋葉原でいろいろ実機をつぶさに調査した結果Tsukumoのミニタワー型PCを購入対象に決めた。そのPCケースは質素だがすっきりとしたデザインであり、光学ドライブの3.5インチベイも蓋なしなのが機能的で良い。
それにケースで吸気ファンがついている前面パネルの下半分が独立して外せるようになっており、さらにその内側に埃フィルターがついていてスポンジを外して洗える親切な設計になっている。ほとんどの製品は全面パネルを全体そっくり着脱する形式が多いので外すのは面倒なのが多い。
さらに当方にとってはすでにお気に入りの在庫品があり不要なマウス、キーボードが添付されないのもうれしい。モニターは既に愛用しているSHARP製の24インチ液晶テレビを継続使用する。
これは当時PCモニターとして使うことを前提にフルハイビジョンタイプのテレビを選んでいた。残念なのは液晶テレビで採用されているIPSタイプではなく視野角の狭いTNタイプであるが、当時はフルハイビジョンは37インチ以上のパネルでない製造されていなかった。それでもSHARPの映像エンジンがよくできているのか映像は美しい方だ。
PCを使うときはリモコンで全体をPC画面にして右下にテレビ画面をピクチャinピクチャの形式で表示させている。テレビ番組を見ながらネットアクセスしたりビデオ編集したりと、高校時代の受験勉強しながらFM放送を聞くという「ながら族」をやっている。
BTOでの注文PCはネットで注文する人が多いと思うが今回は直接、現物確認に出かけたことでもあり秋葉原のTsukumo店を訪問してその場で購入を決めた。
今まで使っていたHPのデスクトップPCよりはるかに短時間でビデオ編集がすむようになったことを確認した。それにCPUの発熱が大きいはずのエンコード中でも予想外に騒音が少なく夜中の静かな環境でも冷却ファンの音はほとんど聞こえなかった。
昔 intel Pentium 4のCPU搭載ATX互換PCを使っていた時、夏場は特にCPUファンのビーンという耳障りな音が我慢できずファンを静音タイプのものに換装したり、ファンコントロールソフトを入れて回転数を絞り込んだりしていた苦労が今は懐かしい。
市販品モデルのPCで拡張グラボを搭載している機種のCPU内蔵グラボの映像出力コネクターはうっかり使えないようにプラスチックのキャップでカバーしてあるものが多いが、購入PCは裏面パネルコネクターのCPU内蔵グラボの映像出力コネクターはうっかりさせないように親切にも「使えない」旨のラベルが貼付してあった。
また、内部の不要ケーブル類の束ね方やテープでの固定方法が実に美しく感心した。ケースの中は空間が余っているのでエアーフローは良いほうだと思うが、風の流れの邪魔になる配線方法はできるだけ少ないほうが良い。遠い昔に真空管の送信機等をこしらえていたいた当方にとっては信頼のおける組立技術を持っているTsukumoの技術者の温かい心遣いを感じた。
以下はその概要写真と簡単な性能報告を掲載した。
↓Tsukumo-ex エアロストリームRM7J-E51-Eの外観
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/52/6a8b959ab70c30acec2b9e177494f997.jpg)
↓前面吸気ファンのフィルターを外して簡単に洗える親切な構造にはTsukumoの配慮に好感が持てる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/fd/5b3cf6d70ccf3077bb51832390a3d268.jpg)
↓ケース内の写真、ASUSのB85マザーとNVIDIA GeForce GTX650Tiのビデオカードが見える。電源は550Wである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4f/2ad84ad5acddf10fdd2dc7bcd3014604.jpg)
↓愛用していたHPのPC(左)と新しいTsukumo exのPC(右)が並ぶ。バックアップ用外付けHDDはWesternDigitalの2TB×2台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/e9/e46c91c89cedacdd9360f04b21d8768a.jpg)
↓ビデオカード NVIDIA GeForce GTX650Ti/1GB (LEADTEK製)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/21/88207b9dc0e9dfa621b1377659c97cd9.jpg)
【比較参考資料】
●パソコン仕様 2009年11月購入
【価格】約17万円 ヨドバシカメラ千葉店
【商品名】HP Pavilion Desktop PC s5250jp AV888AV-AAAC (2009年冬 量販店モデル)
【マザー】専用MicroATX
【OS】 Windows 7 Home Premium 32ビット、
【CPU】インテル Core i5-750 プロセッサー(2.66GHz)、対応ソケットLGA1156
【RAM】4GB(2GB×2)、
【HDD】1TB SATA、7200rpm
【光学ドライブ】ブルーレイ・ディスクドライブ(書き込み)、SATA接続、Hitachi-LG Data Storage BH20L
【ビデオカード】NVIDIA GeForce G210 (DVI,HDMI)
【テレビカード】ピクセラ 地デジ×1チューナー
【液晶モニター】21.5型ワイド液晶モニター
【ソフト】MS Office Home 2007
【電源】270W
●パソコン仕様 2013年7月購入
【BTO価格】\144,579 ・・・本体+Office2013のみ、モニターマウスキーボードなし
【型番】Tsukumo-ex エアロストリームRM7J-E51-E
【組立販売】㈱Project White DOS/Vパソコン館・・・旧九十九電機㈱、現ヤマダ電機グループ
【マザー】Intel B85 Express チップセット対応 MicroATX、ASUS製B85M-E 対応ソケットLGA1150
【OS】 Windows8 64bit 正規版、
【CPU】Intel Core i7-4770 プロセッサー(4コア/HT対/3.4GHz 最大3.9GHz)、
【RAM】DDR3-1600(PC3-12800) DDR3-SDRAM 8GB(4GB×2)、SunMax製 ⇒ BIOS確認1600MHz
【SSD】120GB TLC、Samsun製840シリーズ /SATA 6Gbps対応
【HDD】2TB、SATA 6Gbps対応、Western Digital製WD20EZRX/AFT
【光学ドライブ】書き込みBDXL対応ブルーレイ、LG電子製 BH16NS48/SATA接続
【ビデオカード】NVIDIA GeForce GTX650Ti/1GB、DVI-D,D-SUB 15、HDMI/PCIスロット×2占有(LEADTEK製)
【ドライブベイ】内蔵型カードリーダー
【ケース】MicroATXミニタワーケース(EX1/567TM)190(W)×400(D)×370(H)mm
【電源】 Topower製 TOP-500-B (定格500W/最大550W 80PLUS BRONZE認証)⇒ 余裕あり、この構成だと400W電源でもよいのでは?
【ソフト】MS Office Home and Business 2013
【性能比較テスト】
●実時間29分の上高地動画編ビデオ素材を使って新旧のPCのレンダリングテストを行った。
・元素材・静止画:14枚 (平均3MB/枚、タイトルテキスト等を含む)
・元素材・動画:97クリップ(1920×1080/60i AVCHD 10~16Mbps)
●テスト内容 上記の元素材をHDD上に1920×1080/60i AVCHDファイルとして出力してエンコード時間を測定する。
テストは両機ともに愛用のSONY Movie Studio 12 で行った。
*HP Pavilion Desktop
88分 実時間の3.0倍
*Tsukumo-ex
34分 実時間の1.16倍
*出力ファイル:AVCHD形式 3.11GB 1920×1080/60i
●消費電力(本体当初平均)
起動時 : 100W ⇒ 70W に低減 その後の計測 ⇒ 80W
アイドル時 : 60W ⇒ 40W に低減 その後の計測 ⇒ 60W 低減せず? 高性能CPUなので当たり前か?
AVCHDエンコード時 : ? ⇒ 140W