憩いの森

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たぶん人生最期の国家試験受験「宅地建物取引士試験」

2016-10-17 06:17:15 | お仕事
●↓昨年最初に買った受験用参考書(漫画は取っつき易いのでありがたい、このほかにあと2冊購入)


●昨日の試験問題の最初の部分、権利関係の法律関連はむつかしいのでパス! 点を取りやすい中間部の宅建業法関連の問題から考えた。



ひょんなことから1年前に町の不動産屋でパート勤務することになったが、この業界のど素人である当方にとってはやってみるとわからないことばかりだった。

元々、物件下見の運転手の他に不動産物件登録サイトへの入力担当としてパソコンとホームページがわかる人が欲しいとのことで派遣になったのだが、実態は甘くなかった。

何が難しいのかというと、不動産業界では当たり前の用語がわからなかったのである。それは民法や宅建業法、建築基準法関係の用語などである。

そこで昨年仕事についてからほどなく、標記の「宅地建物取引士」の試験を受けるつもりで参考書を入手して勉強を開始した。

この資格は「宅地建物取引員」といって1958年(昭和33年)に建設省〈現国土交通省)が創設した資格である。1965年(昭和40年)の法改正で「宅地建物取引主任者」と名前を変えてからは比較的取りやすい国家試験として人気があった。

しかし、つい最近の2015年(平成27年)4月1日に現在の「宅地建物取引士」と再び名前が変わり、毎年約20万人が受験するが合格率が平成26年度で17.5%程度の難関の試験である。

昨日が平成28年度の試験日で、当方の会場はJR西千葉駅から徒歩15分程度の千葉経済短期大学であった。

午後12時30分までに入場とのことなので、早めに昼食を兼ねてJR西千葉駅前のファミリーレストラン「ガスト」に行ったら、いるはいるは!宅建の受験者らしき若者が大勢! 

皆宅建士の参考書を見て最後の追い込みをしていた。当方の隣の席にいた30代らしき男性は、彼がトイレに立った隙を狙って盗み見したら、大学ノートに要点を赤黒のボールペンで丁寧に書き込んであり、必死に勉強を重ねてきた努力が伺えた。

たぶん公務員か不動産業か、信託銀行員か、昇進に資格が必要な方だろうと推測した。

それに比べると当方は自主的に受験しているだけで、この歳(70代前半)で本格的に取引士なるつもりはなく、グータラとあまり受験勉強してこなかったので恥ずかしい。

千葉経済短大での会場は200人くらいは入れそうな大講堂であったが、見回すと受験生の年齢は20~30代の男性が多く、50代らしき男性は数名、70代の高齢者とおぼしき人はもの好きな当方だけのようだ。

試験問題は4択式のマークシートで全部で50問、受験時間は午後1時から午後3時までの2時間でこのうち6割以上を正解すれば合格といわれる。

怠けていたせいで問題をみるとやはり難しい。特に最初に出てくる権利関係の法律が難関だ。点を取りやすい宅建業法関連の20問題を先に回答してあとは、サイコロを振るように出鱈目にマークした!!(こんなことを書くと真剣な受験生に怒られそうだが!)

むろんこの不動産業界は宅建士に合格したからと言ってすぐにベテラン社員になれるわけではない。法務局や市町村役場、現地物件の下見などの関連情報収集のための実務レベルで経験を積まないと仕事ができない厳しい業界である。このため社員の勤務定着率は悪いと言われている。

それがわかってこの1年にいろいろな不動産実務書を購入して勉強したが、新しい業界体験でもあり結構面白く奥が深いことを知った。

合格発表は11月30日だが、不合格は確実なのであてにしないでいる。しかし受験体験が今後のパート勤務にさらに役立つことは間違いないと感じている。

小田急ロマンスカーで箱根へ豪華社内旅行?

2016-10-13 19:05:24 | 旅行・趣味
●↓エクシブ箱根離宮 ・・ リゾートトラスト㈱の会員制ホテル


1年前から町の不動産屋に派遣で勤務しているが、社長の発案で会長(創業者)と社長と当方の3名で1泊2日の社内旅行を行うことになり、標記のとおり平日の2日間にロマンスカーで箱根に行ってきた。

宿は社長が個人的に加盟している会員権で利用できる豪華リゾートホテル「エクシブ箱根離宮」である。場所は箱根登山鉄道の宮ノ下駅から徒歩5分の位置にある。

北東向きの山肌の急斜面を利用して作られた贅沢で複雑な離れの部屋造りの4号館を今回は利用した。1,2,3号館は普通の高層ビルだが、4,5号館は崖を削って作ったような部屋で空中写真で見ると古代カッパドキアの家家を彷彿とさせる。

平日なので会員の利用も少なく天候もまあまあでよい旅であった。元々3名の懇親のための旅行だったので、千葉を遅めに出て、帰りは箱根を早めに出たのでホテル以外は結局時間の余裕がなく観光地には行かなかった。

というわけで、今回の旅は久しぶりの小田急ロマンスカーと駅弁とホテルの温泉、豪華室内、豪華和食を楽しむという趣向の旅となった。いかにもシニアの旅らしいのんびりゆったりした旅で運動は無しだがこれも良いものである。

会長も社長も女性なので男の当方とは別で2部屋を利用したが、ホテルの部屋は自宅の広さより広く、かえって落ち着かない贅沢な悩みもあった。

部屋の中に露天風呂があり、テレビは風呂場のはめ込みを含めて3台、トイレは2か所、リビングは20帖はありそうなくらい広い。1号館~5号館の通路は高低差もかなりあり、立体的でまるで迷路だ。新入り職員も覚えるのに時間がかかるほど複雑だが、逆に探索するには面白い。

到着日の夕方に入った大浴場も部屋内部の露天風呂も出来は素晴らしくこれで紅葉の季節であれば最高だ! 

ここはかなりの高額の会員権らしい!ので豪華な部屋の造りはもとより、日本庭園の造りや職員の応対、料理の質、室内や風呂の清掃も行きとどいていて隙がない。お金持ちが利用するプライベートエリアであった。社内旅行とはいえ社長の大盤振る舞いで利用させてもらった宿泊は良い思い出になった。


写真の一部を下記に掲載した。


●↓小田急新宿駅から乗車したロマンスカーはこれ、一番多く走っている30000型EXE車である。



●↓帰りはブルーの60000型MSE車だった。




●↓箱根湯元で見た各種デザイン賞を獲得している人気の50000型VSE車、外国人が盛んに写真に納めていた。最前部が昔のロマンスカーのように展望客席となっている。運転席は上にあるのだが、運転手はどこから乗り込むのか?入口がわからない! 帰宅して調べたら客席側からロフトに上るような階段が下せるようになっていて運転手がその階段を上って運転室に入る構造になっている。



●↓当方が東京に来た昭和40年代で覚えている展望客席のある小田急ロマンスカーはこれ、3100型NSE車



●↓次は駅弁の楽しみ、乗車の昼前にまずはJR新宿駅南口エキナカにある「駅弁屋頂(いただき)」で駅弁を調達した。種類が多くどれも美味そう、3個ぐらいは買ってゆきたいほどだ! 三番目は小田急駅で売っている幕の内弁当





●↓小田急ロマンスカーは箱根登山鉄道に乗り入れて箱根湯元駅に到着、ここから宮ノ下駅まで箱根登山鉄道で登る。乗車した電車は古いものだったが、スイッチバックを3回ほど行い、そのたびにポイント切替と運転手と車掌が専用ホームで前後交代する。それにしてもすごい急こう配を上る電気モーターのパワーを見直した。



●↓エクシブ箱根離宮に到着、以下は室内、和食、よくできた庭園も含めて紹介



●↓こちらは当方が利用した洋室タイプで広いこと広いこと! 有線LANの設備もあり、机や書類入れなど豊富でここで完全に仕事ができそうだ!




●↓セミダブルのベッドは素晴らしいが、高級すぎて寝付けなかった! 天井も高く部屋も広すぎて落ち着かないのである。やはりベッドルームは狭い方が落ち着く。特に枕が自分には合わず一時的だが贅沢な悩みだ!!



●↓これは北向きにあるバルコニーの日光浴?用椅子、少しリラックスしてみる。これは女性陣の和室風の部屋のバルコニーだが洋室タイプも同じものが備えてあった。バルコニーの向かい側は人も入れない高い山でプライバシーは十分に確保されている。




●↓室内の露天風呂ははめ込み式テレビも設置されている贅沢なものである。夜明けに入浴したが素晴らしい!




●↓こちらは女性陣が利用した琉球畳のはめ込みリビングがある部屋で、2つのベッド以外に寝るための布団も用意されており、子供連れの家族利用には便利である。



●↓崖を巧みに利用した日本庭園とアップダウンのある散策路は歩く価値がある。







●↓和食夕食の一部 (前日チェックインのときにたくさんあるメニューから選ぶ、質と量を選べる)






●和食朝食の一部、むろん洋食のバイキングも選べる。