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味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

曾子曰く、孝、三有り。

2018-09-26 16:16:30 | ブログ
第3551号 30.09.27日(木)

曾子曰く、孝、三有り。大孝は親を尊ぶ。其の次は辱(はずかし)めず、其の下は能く養ふと。公明儀、曾子に問ひて曰く、夫子は以て孝と為す可きかと。曾子曰く、是れ何の言ぞや。君子の所謂孝は、意に先(さきだ)ちて志を承け、父母を道に諭すものなり。参は直養ふ者なり。安(いづく)んぞ能く孝を為さんやと。『礼記』718

 曾子が言った。「孝に三種がある。大孝は親を尊び、中は親を辱めず、下は親を養うことのできる人である」と。そこで公明儀が問うた、「先生は孝子と申しあげてよろしいでしょうか。」曾子は答えた、「きみは何という事を言うのだ。君子が孝と呼ぶのは、親の意志に先だってそれに適うようにし、父母に道を示して誤まらぬように努めることのできる人、それが孝である。わたしなどはただ親の身を養うに過ぎない。どうして孝子と呼ばれようか。」

 【コメント】大変大事なことであります。でも何かと忙しい世の中、親を尊ぶことは大事でありますが、先ずは本人が仕事を真面目にして、親を辱めないことは勿論、家族ともども仲よくし、非違行為をするなど人様に迷惑をかけないようにしなければならないと思います。それと生涯学び続ける学問を見出すことが大事だと思います。
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征韓論に反対した大西郷 第11回

 「朝鮮御交際の儀」という書き出しから、礼儀正しく、兵火を避け、平和談判を以て、事を解決しようとする意図がうかがわれる。「護兵の儀は決して宜しからず」と断固たる意志を示し、派兵することによって戦争に発展することになったら、善隣友好を趣意とする外交方針に反することになる。今までは、事務レベルでの打診程度の折衝であったから、此の節は、政府の責任者が全権大使となり公然と交渉することが至当である。
 我が国が、条理により誠意を以て修交を申し出ても、先方が理不尽にも武力を以て拒絶する其の意底が明確になるまでは、ぎりぎりまで人事を尽くして平和交渉を進めるのが道である。それを、暴挙に出るかも知れないという疑念をもって、軍隊を連行して使節を派遣するのは非礼である。

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『善の研究』第33回

 然らば如何なる思想が真であり如何なる思想が偽りであるかというに、我々はいつでも意識体系の中で最も有力なる者、即ち最大最深なる体系を客観的実在と信じ、これに合った場合を真理、これと衝突した場合を偽と考えるのである。この考より見れば、知覚にも正しいとか誤るとかいうことがある。即ち或体系よりして見て、よくその目的に合うた時が正しく、これに反した時が誤ったのである。勿論これらの体系の中には種々の意味があるので、知覚の背後における体系は多く実践的であるが、思惟の体系は純知識的であるというような区別もできるであろう。

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『菜根譚』30

 事窮まり勢ちぢまるの人は、当にその初心を原(たず)ぬべし。功成り行満つるの士は、その末路を観んことを要す。

 〔訳〕仕事に行きづまり形勢が全くきわまった者は、よろしくそれに志した初心に立ち返って考え直すべきである。反対にすでに功成り名遂げた人は、ゆく末のことを見定めておくことが必要である。

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