空手道場で会員の子供たちに、今日では難解とされる西郷隆盛の南洲翁遺訓を訓えています。子供たちは文言を覚え、お手本を見ながら原文をノ-トに書いてくるようになりました。それは大学教授たちが能力向上のために、子供たちを教育していることと同じ効果があるということで、子供たちの保護者からも絶賛されています。そういうことも含めての処女出版とした次第です。
以下、目次です。
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はじめに
--郷中教育の訓えと『南洲翁遺訓』--
一 誠は天の道なり
二 礼節を欠いた名刺交換
三 強固な精神を創る
四 何事も修行であるということ
五 自分自身への「礼」と「節」
六 静座と座禅の効用
七 創業の精神を堅持する
八 有教無類
九 拝という言葉
十 簡易郵便局の駐車場
十一 句集『耳飾り』
十二 邦家を覆す「小人」
十三 日本相撲協会へ
十四 WBC世界フライ級タイトルマッチ
十五 男の友情
十六 送迎バスを見送る母親
十七 岳父の教え
十八 私を支えてくれた師範たち
十九 知覧茶一番山農園
二十 日雇いで仕えた請負会社の上司
二十一 権力の乱用
二十二 礼節いろは言葉
--人物論--
一 身を修めた近江聖人・中江藤樹
二 偉人の要件…妄語せざるより始まる・司馬温公
三 至誠一貫の人生道を貫く荘内南洲会・小野寺時雄理事長
四 皇刀軒流斬試道・岩坪清美四代宗家
五 皇刀軒流斬試道宗家を贈った梶原福松師
六 南洲精神を踏襲した薩摩詩吟会・竹下一雄初代会長
七 人材活用に長けた愛甲進元大根占電報電話局長
八 西郷南洲翁を書き続けた作家・鮫島志芽太
九 不動の精神の確立が身上の東北振興研修所・遠田士郎理事長
十 礼節の政治家たち
稲葉修元法務大臣、伊藤正義元外務大臣、原敬元総理大臣、石橋湛山元総理大臣
十一 天文館に故郷の文化の意義を重ねる長渡誠一社長
十二 一流人の芳翰
住友生命保険会社・新井正明元名誉会長
十三 信念一徹に事業を展開する神戸自動車・宇都影義社長
おわりに