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味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

木は縄を受けて則ち直く、金は礪に就いて則ち利し。

2015-09-18 10:32:59 | ブログ
第2455号 27.09.18(金)
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木は縄を受けて則ち直く、金は礪に就いて則ち利(と)し。『荀子』
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 材木は墨縄を用いて、はじめてまっすぐ切ることができ、金は砥石にかけることによって鋭くなる。
 人もまた、規正され、みがかれることによって正しくなり、立派になるのである。382

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 【コメント】上の『荀子』の言葉はまさしくそのとおりだと思います。解説にある〈人もまた、規正され、みがかれることによって〉とありますが、誰が規正してくれるか、みがいてくれるかが問題でありましょう。
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 私の場合、40年前、薩摩詩吟会では師匠の竹下一雄先生がいましたし、南洲神社での勉強会では平井政明先生他、多くの教育者の先生方がおられました。そして荘内南洲会の先生方からもお教えを賜りました。
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 昨夜は第二道場でにぎにぎしく御稽古を致しました。小学生に高度な師範組手を教えだしましたが、子供は大変意気盛んでございます。

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『大学味講』(第292回) 
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 む す び----正学復興の時至る---
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 耕心誌に「大学味講」を掲載したのは昭和五十一年三月からであるから、これまでで三十五回、足かけ四年になるわけであります。ところでこの四年間は、世の中は高度経済成長から直下して、低成長、不況経済へと激動してきた時なのであります。多くの人々は、やがて間もなく景気の回復がくるものと思っていたのですが、事実はなかなかそうはまいらず、それと共に、従来の好況に乗じてきた「利」一辺倒的の行き方から発生した余病的諸症状が、政界、財界、教育界、そして社会、家庭等々のあらゆる面に現われ出してきて、もう今まで通りではならぬ、今までとは違った別個の道を求めねばならぬ、という要望が「地の声」として起こってきたのであります。

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『論語』(第392)
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 子曰はく、躬自ら厚うして薄く人を責むれば、則ち怨みに遠ざかる。
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 孔子が言うには、「自身を責めることが厳重で、他人を責めることが寛大であれば、人をも恨まず、人からも怨まれないものぞ。」
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『農士道』(第271回)
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 然しそれには何時でも牢獄行きを覚悟せねばならぬ。肥馬に鞭打ち、胸間燦然たる勲章を輝かして意気揚揚として三軍を叱咤する将軍の姿は誠に嬉しく望ましい。然し其処に至る為には、命令一下何時如何なる場合に於いても敢然として死地を踏み来らねばならぬのである。それを軍人の功徳天的一面のみを冀ひ、黒暗天の一面は之を追ひ出さうとして、おれは軍人になって勲章は欲しいが死ぬ事はいやだ。死んだり傷ついたりすることの無い様な場所にだけ出して貰って、人よりは立派な勲章を貰ふやうにといふようなことをいった處で、それは望み得ないことではないか。一切の職業皆然りである。
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