味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

君子の學に於けるや、焉を蔵め、

2018-08-05 17:10:22 | ブログ
第3506号 30.08.06(月)

君子の學に於けるや、焉(これ)を蔵(おさ)め、焉を脩め、焉を息(いこ)はし、焉を遊ばす。夫れ然り、故に其の學に安んじて其の師を親しみ、其の友を楽しみて其の道を信ず。是を以て師輔(しほ)を離ると雖も反(そむ)かざるなり。兌命に曰く、敬(つつし)み孫(したが)ひて時に敏(と)くすれば、厥の脩まること乃(すなわ)ち来ると。其れ此の謂か。『礼記』547

 君子は学問に対して、問題とする所を常に心に存し、機(おり)があれば、必ずその研究に努め、休息し遊楽する時にも、学問上の疑問や関心事を心に抱いているのである。君子は常にこういう心がけで居ればこそ、学問の奥義に達し、師に親しみ、友を愛し、道を信ずることができ、たとい教師や先輩から離れることになってもその教訓に背くことはない。兌命に「わが身を慎み、師長に従い、絶えず学問に励むときは、必ずその成果が得られる」とあるのは、以上の事を言ったものであろう。

 【コメント】一人君子にかぎらず、一旦緩急のことを常に考え、緊急時に対応できるよう心の準備をしておきたいものです。そういったことに対応するためにも漢籍等を日常的に学習することは大変いいことだと思います。
 
 私は『南洲翁遺訓』との出会いをきっかけに漢籍の世界を日々従容しています。これほど有難いことはないと思っています。

 昨日来、酒田、鶴岡地方に豪雨災害がくるとの情報をお聞きして、荘内南洲会の先生方の安否をきずかっています。どうかご安全であってくださいと念じています。

 8月11日から荘内のご婦人の方が、西郷隆盛の遺跡を巡る旅に鹿児島まで自転車でおいでくださるとのことです。この方はトライアスロンの競技に長年参加しいてるとのことです。

 鹿児島では顕彰館、南洲神社等へご案内致したいと思っています。この方は帰りも自転車でお帰りになるとのことですが、是非、ご安全で旅することを祈念しています。

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