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味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

烝々として乂めて姦に格らしめる。

2013-09-26 10:01:24 | ブログ

タイトル----烝々として乂めて姦に格らしめる。第1735号 25.09.26(木)

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 烝々(じょうじょう)として乂(おさ)めて姦に格(いた)らしめる。『書経』

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 徐々に善の道を歩かせ、ついに悪に至らしめなかった。

 (歴史に名高い)舜が自分のがんこな父母に対してみずから尽くした孝の道。烝々は、道徳に進む形容。

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【コメント】

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 続いて堯のことばも紹介します。

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 明を明にし、側陋(そくろう)をも揚げよ。『書経』

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 明らかなる地位についている人でも、よいところがあればさらに明らかな地位に取り上げ、側陋、すなわち下賤の地位にいる人でも美しい徳があればこれを賞揚して引き上げるがよい。

 尊い人をも、卑しい人をも、貴賤にかかわらず、その人の徳を取り上げねばならない。

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 さすがに歴史に燦然として名高い「堯舜」の言葉であります。

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 ブログを書こうと思ってパソコンを立ち上げたら、元官僚という人が、福島の復興はしなくてもよいというような書き込みがあったとして紹介しています。多様な意見があって良い分けですが、発生以来自分の家に住めず、疎開を余儀なくされている方々の辛苦を考えれば、一寸書き過ぎというか、親切心が足りないような気が致します。

 立場を変えて、ご自分がそのような境遇になったと仮定してみたら、そういうことを言えるでしょうか。これは遠からず、天の制裁を受けるでしょう。

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 そしてJR北海道の事件ですが、97件のミスに続いて新たに170件のミスが発見されたとメディアは報じています。

 怠慢を今日までしてきた職員の方々は、そういう列車に乗るのでしょうか。昨日も書きましたが、これは体質の問題だと思います。

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 善処策は、国民が開眼・活眼して問題の所にメスを入れる以外にないと思います。国民が政治を動かし、体質改善に取り組む以外に方法はないでしょう。

 そのため、世界的に労働問題として、取り上げられても、国民と政府と一体となって対処すればいいでしょう。例えば労働団体がストをしてもやらせていいのです。日本には、大和の民族の生き方・生活方式があるのです。

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 その昔、国鉄車両には「スト権奪還」、「賃金上げろ」と車両に大きく書いて、日本中を走っていたものです。その国鉄の社員たちは、民間の、零細企業の方々より賃金はいいし、福利厚生も恵まれていたのです。それでも、贅沢をさせろ、と叫んでいたのです。

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 大したことの出来ない私は、これからの子どもたちに、『南洲翁遺訓』とか漢籍の言葉を教えながら、正常な人間に育って欲しいと念じて、文武両道の館を運営しているのです。『南洲翁遺訓』というのは、西郷隆盛の訓戒であると同時に荘内の生き方でもあるのです。

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 薩摩でもそれぞれの団体がありますが、私物化したり、『南洲翁遺訓』を改竄したりとするなど、世の顰蹙を買っているから、私は動じることなく、ひたすら、故・小野寺先生方と同じく邁進しているのです。

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短歌の紹介

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少しずつその積み重ねが想像を 

                超える自分を形成するなり 華麗 『五輪書』387

日々実践コツコツ自分を磨いたら 

                武道・学問いつかかは飛躍 華麗 『五輪書』388

諦めず気力を充実させながら 

                空手と学問励むと成就 華麗 正法眼蔵随聞記 389

我が道を悟ったとしても日々修行 

                初心にかえりさらに磨けよ 華麗 前掲書 390

そのときに即実践する習慣を 

               つければ人間一流になる 華麗 正法眼蔵随聞記 391

今日この時無為に過ごすことはなく 

               寸時を惜しんで物事取り組む 華麗 前掲書 392

無益なる雑多な思考おこるなら 

                外界事物心乱さずに 5597 『言志録』48

精神を剣の如く鋭利にし 

                外界誘惑近づけるなよ 5598 『言志録』48

事を処すためには臍下丹田に 

                気をば集して事臨むべし 5599 『言志録』48

高くても山は誇らず美しくも 

                花は誇らず人もかくあれ 5600 『言志録』49

志を立ててこれを求めば薪運び 

                水運んでも学の道あり 5601 『言志録』58

書を読みて物事道理窮むべく 

                専念すれば目的達す 5602 『言志録』58

実秀は若き君らも鍛錬し 

                天下の人と議論すべしと 5603 『臥牛 菅実秀』

荘内の修行人七十六名が 

                薩摩留学胸膨らませ 5604 『臥牛 菅実秀』

荘内の有為の青年気風なる 

                ものと薩摩の士風郷合 5605 『臥牛 菅実秀』

薩摩では海外文物導入し 

                洋式工業盛んなるなり 5606 『臥牛 菅実秀』

明治四年忠篤はじめ荘内の 

                一行鹿児島引き上げるなり 5607 『臥牛 菅実秀』

一行が東京着くと実秀は 

                先ずはしらみを払い落とせと 5608 『臥牛 菅実秀』

薩州の諸氏に勉強称賛され 

                「雀躍堪えざり」黒崎記す 5609 『臥牛 菅実秀』

但馬守沢庵禅師に問うなるに 

                多数の剣は如何に捌くかと 5610 『成功の実現』325

沢庵は如何に多くの剣なるも 

                一本として扱うべしと 5611 『成功の実現』325

なるほどと思ったことは直ぐ実行 

                自分の心に善き習慣を 5612 『成功の実現』330

雑念や妄念邪念なかりせば 

                人の為すこと誰でも出来る 5613 『成功の実現』331

右左間違うことのなきように 

                青年老人勘磨ぎすませ 5591 博庵語録


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