味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

物格しくして后知至る。

2019-01-13 10:46:57 | ブログ
第3656号 31.01.13(日)

物格(ただ)しくして后(のち)知至る。知至りて后意誠なり。意誠にして后心正し。心正しくして后身脩まる。身脩まりて后家齊(ととの)ふ。家齊ひて后國治まる。國治まりて后天下平らかなり。『大学』44

 このように、ものごとが正しく受けとれるようになってこそ、知が極めて明晰になる。知が極めて明晰になってこそ、意が誠実になる。意が誠実になってこそ心が正しくなる。心が正しくなってこそ、身が善良に修まる。身が善良に修まってこそ、家族が和合する。家族が和合してこそ国家が安らかに治まる。国家が安らかに治まってこそ、天下が平和になるのである。

 【コメント】知が明晰になり、意が誠実になり、心が正しくなり、身が修まり、家族が和合し、国家が安らかに治まり、天下が平和になると解説していますが、素晴らしい大学の訓戒だと思います。

 今、自衛隊機へのレーザ照射への件でお隣の韓国と物議をかもしていますが、言い訳ばかり言う国と幾ら論争しても埒はあかないのです。

 ケントギルバート著『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』を熟読すれば、韓国人の人格の不毛さが理解できます。「馬鹿とは喧嘩するな」という言葉があるように、理性ある日本人の生き方を踏襲したいものです。

 昨夜は円心会の新年の宴を開催しました。大人12名、子供9人が出席してくれました。新春に相応しい素晴らしい宴でした。

 極め付きは、円心会で20年間修行をしている田上慈昭さんに空手道型を演武して貰いました。田上青年は長身であり超ハンサムであります。その人格から繰り出す乾坤一擲の中段突きは、誠に素晴らしい限りです。

 その空手道演武を評して大坪範士が、三段へ昇段させたいとの提案があり、全員拍手で賛同し祝福してくれました。空手道をしている関係で長年おつきあいしている私は田上青年の、美しい心に触れてきました。

 その姿はメデイアにもてはやされている今時の青年たちとは隔世の感があるのです。田上さん、本当に有り難うございました。

 メディアにもとはやされるより、『南洲翁遺訓』を学びましょう。

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 『善の研究』第125回

 我々の直接経験の事実においては純粋感覚なる者はない。我々が純粋感覚といっている者も已に簡単なる知覚である。而して知覚は、いかに簡単であっても決して受動的でない、必ず能動的即ち構成的要素を含んで居る。

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