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味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

戦いて勝つは易く、守りて勝つは難し。

2013-09-02 16:48:34 | ブログ

タイトル---戦いて勝つは易く、守りて勝つは難し。第1711号 25.09.02(月)

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 戦いて勝つは易く、守りて勝つは難し。『呉子』

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 戦って勝つのはやさしい。しかし、守って勝つことはむつかしい。守って最後の勝利を得るためには乱れることのない協力一致が必要だからである。

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 『呉子』は戦国時代の人呉起の思想を後の人々がまとめたものと考えられている。呉起は衛に生まれ、志を立てて魯に至り、曾子の門で儒学を修めたが、出世するまでは故郷に帰らないといって母親の喪にも服さなかった。そのため、孝を第一とする曾子から破門されたが、兵法を研究して魯王に重用された。

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 魯が斉と戦うに及んで、斉の女性を妻としていた呉起は、内通の疑いをかけられることを避けるために、わが妻を殺して魯への忠誠の証を立てたといわれる。出世のためには、このように冷酷でありえた人物であった。

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 しかし軍将としては、部下を愛し、部下の腫物の毒を除くためにその膿をみずから吸い取ってやったという。だから、部下は呉起のためには命を惜しまなかったといわれる。

 呉起の書『呉子』五巻は、戦略謀略に関する議論が多いが、『孫子』と併読するとき、教えられるところが多い。

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【コメント】

 迚も気の弱い私とは対照的ですが、古典名言辞典に載っているのを紹介するつもりで書いています。一応は読んでみて、ヨシとするところは学んでいいのではないかと思います。

 平和がいいことは理の当然ですが、現今の日本人は、半世紀の間の平和ボケで真に人生を味わうことがないまま、人生を素通りする人が多いのではないかと思われてならないのです。

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 私自身、幼少時代からを見て、まさかこういう人生が展開されるとは想像もしていなかったのです。私自身を大きく変えたのは『南洲翁遺訓』との出会いなのです。

 荘内の小野寺先生たちから見て、なんだこの程度の男かと思われたら、『南洲翁遺訓』そのものにも礼を失する事になるわけです。だから、連日といっていいほど、命がけで、真面目に日々を過ごしてきたのです。

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 特に道場に集う子どもたちから、やがて、あの先生は遊び半分だったと思われてはならないのです。だから円心会で師範の号を取得したら、それに恥ずかしくない人間として日々を過ごして貰いたいのです。そうすれば全ての病気は吹っ飛んで行くのです。

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 日本空手道少林流円心会で空手道修行を通じて、①強固な体力を養成する。②『南洲翁遺訓』等々を学修し能力の活性化を図ると同時に、清廉な精神を養成する。

 ③道を求めて門を叩く人には親切に指導す。老若男女を問わない。④仕事は率先して実践する。⑤寸暇を惜しんで学問に没頭する。⑥下座行に徹する。⑦人には親切にする、が怠け者には厳しく対処する。⑧病が入ってくる隙がない位日々の行に徹する。

 これらを総括して、要は『南洲翁遺訓』の精神に違背しない日々をおくるということです。

 そうすれば、私を信じて下さった小野寺先生も黄泉路で快哉をしてくれると思います。とにかく懸命に、正直に、尊く、清く、積極的に生きれば、天の御褒美としての健康と長生きが保証されるのです。

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身に病ありと雖も心まで 

              病ましてならぬ心悩ますな 5267 『成功の実現』82

健康も長寿運命成功も 

              一切合財積極精神 5268 『成功の実現』31

人生を健康的に理想的 

              完全するは積極的に 5269 『成功の実現』31

心態度積極的であるならば 

              不可能とても可能なるなり 5270 『成功の実現』34

人間として生まれたら天賦なる 

              ものが発現出来ぬ筈なし 5271 『成功の実現』36

些細なる人事世事でも己が身は 

              積極的か検討をせよ 5272 前掲書 37

炭鉱が平らにあるが騒ぎ居る 

              おぬしは行って鎮めてこいと 5273 『成功の実現』228

俺は今気の毒な人救いきた 

              そんなおいらに弾あたるかと 5274 『成功の実現』232

忠篤が後に西郷見出され 

              兵学研究偶然ならず 5275 『臥牛 菅実秀』

忠篤の一行鹿児島修行は 

              羨望耐えぬことであるなり 5276 『臥牛 菅実秀』

実秀はきびし語調で黒崎に 

              降服謝罪は天下に恥じと 5277 前掲書

この恥を如何にそそぐか血眼に 

              なている者一人もおらぬ 5278 『臥牛 菅実秀』 

気が緩み花花見遊山に日を送る 

              腑抜けの奴を薩摩やれるか 5279 前掲書

中殿の奮発実に驚愕す 

              大名気質かなぐりすてて 5280 『臥牛 菅実秀』 

臨終に際して子らにリビングストン 

              我が家系には不正直おらぬと 5281 『自助論』99

リビングス綿工場へ働きに 

              そして夜学へ勉強続ける 5282 『自助論』100