タイトル---漢籍の学修。第1537号 25.03.11(月)
暁の学問館は今朝で301回になりました。今朝から一時間の内、40分間はそれぞれ漢籍を読むことにしました。私は『書経』を、木場師範は『孟子』を読みました。書経は既に読み、三年前にブログでも紹介していますが、再度読んでみて、漢籍の良さに魅了されています。ブログ第358号 22.01.21 木--徳さかんなるは---、第359号 22.02.22 金 政治の要諦を紹介しています。今日、ご紹介したいことは、通釈のところですが、---
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「されば、〔帝堯の政をするさまといえば、まず〕----日月星辰をはかり、つつしんで民の時を教えよ、と命じた。
----帝(堯)は、「ああ、汝、義氏と和氏よ。一年の日数は三百と六旬と六日とし、また閏月を立てて、四時(季)を整えて、一歳とせよ」といった。(『書経』22頁)
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とあります。これに対する論評は致しませんが、それぞれお考え戴ければと存じます。
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一年の日数三百六十と
四時整え帝堯が命 3356 『書経』 22頁
定堯は放つ勲は明らかに
思いやりおだやか恭(つつし)み深し 3357 書経19頁
大いなる徳の光は四方被い
万の國を共合 3358 書経19
帝堯が四岳に位践め言うも
徳が卑しと辞退するなり 3359 前掲書27
父は頑母はやかまし弟傲り
舜は和らげ父母仕ゆなり 3360 前掲書28
堯は舜功績三年試練耐ゆ
帝位勧むも舜嗣ぐとせず 3361 前掲書30
舜曾孫比べるべくもなきなるも
曾孫理事長しがみつきおり 3362
出なければ知見なきこと知らねども
出ればお粗末皆に知れるに 3363
見識のありと無きとで判定が
己に降さることもわからず 3364