タイトル---『礼節のすすめ』
タイトル----『教養のすすめ』の紹介。第732号 23.01.27(木)
明治の知の巨人に学ぶ、岡崎久彦著『教養のすすめ』をご紹介します。この著書を購入したのが5年前のことでした。岡崎氏は現代の知の巨人だと私は思っています。
著書の帯封には次のように紹介されています。
タイトル----『教養のすすめ』の紹介、第732号 23.01.27(木)
明治の知の巨人に学ぶ、岡崎久彦著『教養のすすめ』をご紹介します。この著書を購入したのが5年前のことです。岡崎氏は現代の知の巨人だと私は思っています。
著書の帯封には次のように紹介されています。
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私がこの本を書いているうちに気がついた、千古不易というと大げさに聞こえますが、ほんとうに簡単な真理を申し上げます。それは、こういうわれわれが逆立ちをしても及ばないと思う人々は、それぞれの人生のなかで、一度だけでなく、何度か、二、三年あるいはもっと長い期間にわたって死にもの狂いの、安岡正篤の表現では捨て身の勉強や修行をしているということです。考えてみれば、それは伝統的文治社会であろうとなかろうと、どんな社会であっても、成功しようと思えば、最も単純明快な処方箋でしょう。教育制度、社会制度だのと、何やかいっても、結局は個人の努力次第という単純な話なのでしょう。
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上の一文は(本文より)と紹介されています。次に著書、冒頭の部分を紹介します。
明治の人は偉かったか
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日露戦争百周年ということで、明治の人は偉かった、という説をよく聞きます。
何となく常識のように皆に思われていることですが、いざ、こういうテーマについて書けといわれると、私のような懐疑主義者(スケブティツク)としては、同じ人間であり、同じ日本人である明治の人々がほんとうに、現代人と異質な偉さをもっていたのだろうか、一体どこが異質なのだろうかなどと、まず、そこで筆がとまってしまいます。
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まず紛れもない歴史的事実として、明治の人たちが戦った日清、日露の大戦争は半世紀にわたる大日本帝国を築きました。
今でもわれわれがアジアで最も高い生活水準、教育水準を享受しているのは明治の人々があの過酷な帝国主義時代の競争を勝ち抜いてくれた遺産です。もし負けて、あれから半世紀以上植民地化、または半植民地化されていたらとぞっとします。
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高邁な論理を展開する岡崎氏は、高校生にも理解出来るような、丁寧な表現で、優しく書いてくれています。この著書は青春出版社発行ですのでお求めになり、お読みになられては如何ですか。
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私は連日、稚拙なブログを書き続けていますが、恥を承知の上で、勉強と捉えて書いているのです。やりだしたらあきらめないというのが私の性格・特徴ですから、環境が許せば倒れるまで書き続けるであろうと思います。よろしくお願いします。
文章の上手い博学な兄弟もいますが、迚も私は太刀打ちは出来ませんので、私なりにボツボツと日々を重ねて参りたいと考えています。
有難いことに私の空手道場で稽古している子供のお母様で、とっても真面目な方がおられます。それは、素直に人の話を聞き、出来る範囲で努力を重ねる、かつ、対応するということです。お合いした時は調子のいいことを言いつつも行動の伴わない人、対応しない人は、その態度が、大事なお子様を傷つけているということを知らないのです。それでいて夢は人一倍持っているのです。
上に書いた「とっても真面目な方」に昨日、メールを返信しました。それに次のように書きました。「円心会の母親で、口ではいいことを言うが行動の伴わない人がします」と。
行動の伴わない人に「動け」と言っても動かないわけだから、迷惑になります。だから、何もいい情報を提供されることなく、一人で、薄暗い闇夜を歩いているようなものだと私は思うのです。
岡崎氏が著書に書いているとおり、「長い期間にわたって死にもの狂いの、----勉強や修行をしていると」という事実は人をものにすると思います。私は大してしていないのですが。
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私は書棚に膨大な書籍を保有し保管しています。これらを眺めるだけでも、連日気力が湧いてきます。出来れば、場所があれば電子書籍なるものよりか、紙の書籍を保管し、気力の源泉にされるようお勧め致します。
電子書籍でどんないいことを読んでも、その内に忘れてしまう筈です。それに比べたら紙媒体は最高だと思います。