存亡の在る所を知り、し欲を節して以て人に従ひ、遊でんのたのしみを省き、びれいの作を息め、不急の務を罷め、偏聴の怒を慎み、忠厚を近づけ、便ねいを遠ざけ、耳を悦ばすの邪説をふさぎ、頁657
(訳)存亡の原因の所在をよく知り、陛下の欲望を節制して人の意見に従い、狩猟の楽しみを減らし、華麗な建築を中止し、不急の仕事をやめ、一方だけの言を聞いただけでお怒りになるのを慎み、まじめで正直な士を近づけ、口先だけがうまくて誠意のなやからを遠ざけ、耳に快い邪説を拒絶し、頁657
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書籍の紹介
『経世さ言』
大臣
東洋政教の本義は民衆に対する論策よりもむしろ常に為政者自身の心術修養を重んずるにある。中庸にも「予明徳を懐う、声と色とを大にせず」という詩経の詞を引用して、民を化するに於て声色は末だと断言している。昔楚の荘王が釣に隠れていた賢人のせん何をめして国を治める要訣を聞くと、せん何は身を修むる術を以て対えた。重ねて王が国を治める方法を問うと、彼は身が理まって国乱るるものをまだ聞いた例はありませんと言ったという話が列子や貞観政要などに出ているが、会心の話である。
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オリンピックが始まって四日目となりました。各国の選手たちは、それぞれの思いを胸に秘め真面目に日々を過ごしています。