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極楽寺 鳥羽街道


写真は、丈六の薬師如来像

極楽寺は初めて関白になった藤原基経が創建した極楽寺の流れを汲んでいる浄土宗寺院です。

アクセス
伏見稲荷から東福寺に通じる鳥羽街道沿いにあります。
京阪電車の鳥羽街道駅で下車し、改札を左に進み京阪とJRの踏切を渡ります。
その先のT字路が鳥羽街道で、これを右に進みます。
約200m先、久野病院の手前左手に極楽寺があります。

表門の右手にガレージがあります。
表門を入ると正面に本堂、右手に庫裏があります。
毎年11/13の13:30から十夜法要をされますが、11月中であれば本堂に十王絵を掛けてられるので、仏事などがなければお参りさせて頂けます。

右手の庫裏から入り、左手の本堂へ。
本堂の内陣中央には丈六の薬師如来像がお祀りされています。
こちらは基経の子、忠平が建立した法性寺の金堂に安置されていたそうです。
しかし法性寺が廃寺になった後、東福寺の明静院(現薬師堂)に長く安置されていたのを、明治10年に引き取られたそうです。
その縁でしょうか、法性寺の内陣手前左手にはこちらの模刻像がお祀りされています。

この薬師如来像の背後に本尊の阿弥陀如来像が、左の脇壇には法然上人像が、右脇壇には善導大師像がお祀りされています。

また外陣の右手には閻魔大王像が、11月には外陣の左手に十王絵が掛けられています。
縦横とも2mぐらいある大きな地獄絵です。

さらにご厚意でガレージの2階にある十王像にもお参りさせて頂きました。
ガレージの2階が書院のようになっており、その仏間に十王像、右手に弘法大師像と脱衣婆像、左手に不動明王像がお祀りされていました。
この十王像は土で出来ており、前述の法性寺の塔頭である十王堂にあったとか、この地を訪れた弘法大師が湧き水を見つけ、十王尊をお祀りしなさいと教示されたとの云われがあるそうです。

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