赤木圭一郎、嵐寛寿郎、中村錦之助、市川右太衛門、長谷川一夫、美空ひばり、大友柳太郎、石原裕次郎、小林旭、宍戸錠、市川雷蔵、等々・・・。
映画スターの顔がそこかしこに、昭和30年代にタイムスリップしたような・・・。
1月22日~2月3日まで、「瀬長島ギャラリー」(豊見城市ウージ染め協同組合)で、なつかしの「昭和映画全盛期の手書き看板展」が行われています。
会場は、那覇空港南側にある「瀬長島」です。早速、行って来ました。
会場には、昭和20年~50年の代表的な、手書き映画看板が、大小約100点展示されていました。
作者は、野外広告1級技能士の資格を持つ大城敏夫さんで、看板を約30年間描いてきた集大成展です(書き直し含む)。
大城さんは、現在沖縄県豊見城市高安で看板全般製作の「大星広告」を経営しています。
1960年代は、沖縄には映画館が70ヵ所ほどあり、その中でも、最も大きかった琉映本館では多い時には、15人もの絵師が働いていたそうです。
ほとんどの作品は、上映が終わると塗り替えられて、次の作品に作り変えられるため、残されるものではありませんでした。そのために、現在当時の映画看板は保存されていません。
この作品展で、この仕事に携わった職人の手仕事を自分自身も含めて、再認識をするとともに、多くの人にその魅力に触れて欲しいと思って作品展を企画したそうです。
この作品展の会場に立って、懐かしいさと供に、職人芸のすごさを目の当たりに感じました。
残念ながらご本人は、今日はまだ会場に来られて無く、お会い出来ませんでした。