豊見城市 民俗文化財巡り(19)『真玉橋地区』②

2008年01月17日 00時05分29秒 | 沖縄現地情報

公民館南側の住宅地内の道路を3分位歩いた民家の角地に村石獅子の「アガリヌ・シーサー」が、東を向いて四つ足で立っています。


アガリヌ・シーサーから直ぐの、バイパス北側に「真玉橋大屋(ウフヤー)」と「新屋(ニイヤ)」があります。
大屋は、村を起こした開祖が住んだ場所、新屋は、それと同等の先人の方がいる家柄だといいます。

▲<真玉橋大屋>
<新屋>


▲<「新屋」から「イリヌ・シーサー」へ行く途中に見たトックリキワタの並木>

真玉橋南東橋詰に、村石獅子もう一方の「イリヌ・シーサー」が西を向いて座っています。
昔、漫湖のガーナ森には大きな怪物が棲み、集落を襲おうと狙っていた。それを神様に見抜かれ、大岩を投げつけられ臀部を強く押さえ付けられたという伝説がある。そのため真玉橋では、神様への感謝と魔風を押し返すためにガーナ森の方向に向けてこの石獅子を設置したと言われています。特に、この村石獅子は、すごく怖い顔をしていますが、こんな言い伝えを聞くと納得が出来ます。

⇒次回は、真玉橋地区の聖地「真玉橋拝所」を訪ねます。