豊見城市 民俗遺跡巡り(14)『翁長地区』②

2007年12月29日 00時05分19秒 | 沖縄現地情報

翁長地区は、村道9号線で南北に分かれています。低い土地の北地区には住宅が無く、畑と養豚舎だけです。
そこには、農業用水に利用されているガーが名称不詳も含めて4か所あります(豊見城市教育員会調べ)。そこへ行くには、「大城三味線製作所」北側の道と「豊見城南高校前」から2つのルートがありますが、今回は、「大城三味線製作所」から入りました。

▲<左、進入路。右、案内をしてくれた人が「カー」の前に立っている。>

▲<「カー」の中は、水草が一面に浮かんでいました。>

▲<マンゴーハウスの中を歩く>
一帯には、養豚舎とマンゴー栽培のビニールハウスが点在しているが、目印がなくどこから入っていいのか解らない。とりあえず、一番手前にあった道を入って行く、村道9号線下の突き当りまで進むが何も無い。
ビニールハウス端にあった農業用タンクを撮影する。帰り際に、ビニールハウスから出てきた農家の方に尋ねた。すると、ビニールハウスの裏にあると教えてくれた。
そして、案内して下さった。その方が言うには、夏はハブが出るので自分達も冬しか草狩りをしないらしい。特に、畑の中の井戸周辺は、カエルなどがいるので、ハブが好む場所らしい(冬で良かった!)。
帰りは近道だからと言って、ビニールハウスの中を通してくれた(しかし、靴は泥だらけになりました)。
他の3つは、草むらの中や畑の中にあるとの事だったので、今回は残念する。
また、明治時代に造られた幅1m全長50mの「石畳道(サーターヤーヌヒラ)」は、完全に雑草の下になっていて判別出来ないとの事なので、こちらも撮影は出来なかった。※サターヤーとは、製糖工場の事。この付近に工場があったのでそう呼ばれている
帰りは、国道331号線の豊見城南高校側翁長(北)交差点へ出る。
途中、井戸らしいものを2か所撮影するが確証なし。
翁長地区は、保栄茂地区の西側にあり、同じく糸満市と隣接する。横に長く、南北で住居地区と耕作地に分かれている。住居地は、地域外からは入り込みにくい地域性を感じた(国道331号線沿いは逆に、県外者向けの新しいアンションが点在する)。

▲<畑の中には、井戸の様な物がチラホラとありましたが・・・。>
⇒今回で、翁長地区は終了する。