藤木勇人の『うちな妄想見聞録 ナツコの肝心(ちむぐくる)』

2007年12月10日 00時05分26秒 | 沖縄現地情報

12月8日、19:00~21:30、桜坂劇場で藤木勇人(脚本・演出)の『うちなー妄想見聞録ナツコの肝心』を観てきました。
藤木勇人さんが、奥野修司氏の『ナツコ沖縄密貿易の女王』(講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィィクション賞)の作品を読み感激して、創ったものです。
私も、本は知っていましたが、出た時は単行本で相当ボリュームがあったので読んで無く、今回、丁度タイミングが良かったのと、10月27日に、同じく、桜坂劇場で藤木さんに「沖縄カーボーイよろしくございます」のパンフレットにサインをして頂いた時に、ご本人から講演来てねと言われたので、はせ参じた次第。

うちなー噺家をキャッチフレーズにいているだけあって、幕開きの「ゆんたく」では、話題の賞味期限のをテーマにして大いに笑わせてくれ、「作家、奥野修司氏との対談」あり、「沖縄落語」あり、一人で2時間半演じ切りました(すごいパワフルな芸でした)。

メインは、ナツコの人物にスポットを当てた「海人草(かいじんそう)」という、話だったが、予想に反して、全編うちなー語で演じられ、私には、殆ど内容が解らなかった(これは誤算でした)。
その後、終了後にサイン本の販売があったので、早速、文庫本(文春文庫:789円)を購入してしまいました(著者のご本人が目の前でサインをしてくれました)。これで、少しは気を取り直して帰路に着けました。今、読んでいる最中ですが、大変面白い本で、わくわくしてページをめくっています。