豊見城市 民俗遺跡巡り(7)『平良地区』

2007年12月09日 00時05分46秒 | 沖縄現地情報
『豊見城市 平良地区巡り』

▲<公民館の庭にあった石碑>
豊見城市平良は、豊見城IC・豊見城総合公園、西側高台の集落です。ほとんどの家が農業をなさっている様に見えました。
「平良公民館」の周辺に遺跡があるとの事なのでまず、公民館に向かう。
私は、高嶺側(南)から入ったが、総合公園側(北)からも入れます。公民館の敷地内に「ナカヌウタキ」がありました。

その他に「カニマン之御嶽」「ウフ(ウィー)御嶽」「ニーガンガー」があるはずだが、地元の方に聞いても解らない。一番古いおうちに行きお年寄りの方に聞いたら、御嶽は「公民館にすべて集めた」との事でした。「ニーガンガー」は、自分の家の裏にあると言うのですが、そこを探しても見つかりませんでしたので、この時点で平良地区の民俗遺跡探索は終了しました。
 
▲<左は日当たりの良いお家が多く猫も気持ちよさそう、右は古いお家があり屋根のシーサーも古かった>
高嶺方面へ歩いて帰る途中に、先ほど聞いた家の少し下に「ニーガンガー」を見つけた!水が流れて井戸の中も奇麗な水だった。現在は、農業用水に活用されている現役バリバリの様子で大変嬉しかったです。
 
▲<左、ニーガンガーの全体像、ポンプが活躍していた。右、右手上にあった祠>

平良地区から降りて、せせらぎ通りの道へ入る途中の所に「デークガー」がありました。こちらは、大きな網で囲んであり、手書で町長の進入禁止の看板があったが、遺跡説明の看板を設置した方が、住民や工事関係者対して「井泉」の保存や遺跡に対する意識向上になると思いました。
 
▲<左、デークガー。右、おきなお家の庭にあった立派なシーサー>
同じ、豊見城市の中でもこれだけ違うのかと思われるような保存状況の差があり驚きました。