ちあきなおみ・アンコール

2007年07月08日 00時05分15秒 | 生き方・人生観

CD「黄昏のビギン」<ちあきなおみ・アンコール>のジャケットカバー

『黄昏のビギン』という歌がある。
元は、水原弘の歌だ(1959年:作詞永六輔、作曲いずみたく)。
わたし的には、『ちあきなおみ』の歌である。

歌謡曲の歌手の中で、うまさでは「美空ひばり」が一番と言われている。
天才、美空ひばりの亡き後は、間違いなく「ちあきなおみ」だろうと、私は思っていた。
そしたら、「たけしの誰でもピカソ」という、番組でもそのような評価をしていた。
自分の歌は、もちろんの事、誰の歌を歌っても、自分の味を出せる。
歌を聴いていると、情景が目に浮かび、ストーリーが膨らんでくる。
こんな歌手は、今はいない。

知っていると思うが、亡くなった人ではない。
最愛の、夫が亡くなった1992年に、プッツリと芸能界から身を引いたのだ。
東京のある街で、ひっそりと住んでいると聞く。

私の知っている「ちあきなおみ」は、タンスにゴンに出ていたおばさんであり、映画「居酒屋兆冶」での、隣のスナックのママ。
ひょうきんな役のイメージが強いが、「喝采」や「矢切りの渡し」を歌っているちあきなおみを、いつまでも観る事が出来ると思い込んでいた。

その歌う姿が、消えて久しい頃。
「ネスカフェ」のCM(1999~2002年)で、「黄昏のビギン」の歌が流れた。
聞き入った歌の主が、「ちあきなおみ」だった。

※その前に、1985~1986年「マキシムコーヒー」。1992~1993年「Audi」。
2006年「キリンビバレッジ」のCMで、『星影の小径』が、流れている。
この歌でも、すごい歌唱力を発揮した(1950年:小畑実、元歌)。
今では、CMか特集番組でしか聞けない存在になってしまった。

コンサートは一切やらないが、CDは、今でもコンスタントに売れていると聞く。
かくいう、私もその一人。
ソニーのCDclubで、二枚購入した。(写真を参照ください)


CD「ちあきなおみ/もあ・ちあき・わーるど」のジャケットカバー

「誰でもピカソ」で、作曲家の先生が言っていたが、「もう十分に休んだのだから、出て来て歌って欲しい」。
テレビ番組には、出ないでいいので、コンサートを年に数回でいいから、やって欲しいと思っているのは私だけでは無いはずだ。

※この稿は、フリー百科事典「ウィキペディア」、「ちあきの部屋」で、年代確認をさせて頂きましたので、関心のある方は合わせてご覧ください。