平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2018年1月28日 多様性に生きる群れ

2018年02月23日 22時05分42秒 | Weblog
多様性に生きる群れ

 私たちの教会の特徴は、多様性をできるだけ認めていくということだ。唯一認めないのは、この多様性を認めることを否定することだけ。しかし、これは、実に難しいことだと、それぞれが実感していることだろう。いい加減さ、だらしなさ、気の利かないことは赦しがたく、まして、道徳的にも、倫理的にも、一角の人物にはとてもこの多様性を認めるというのは困難なことであるかもしれない。
 おそらく、自分はとんでもない人間であって、実にいい加減、めちゃくちゃな人間であり、何をしでかすかわからない、そのような自分に目覚めている人は、他者のことを云々すること自体にためらいを覚えるだろう。申し訳ないけれども、自分を筆頭に、すべての人はでたらめな一面を内包しているように思う。
 残念だが、自分は破れだらけなのに、人の破れはよく見える。自分はあの人よりは、まだましだと思っている時もある。しかし、イエス様が御覧になるとき、お前も同じだよ、と言われるに違いない。多様性を受け入れるとき、受け入れがたい部分を含むことが多い。
 イエス様は、当時の正しい人が受け入れられない人を受け入れられた。私たちの教会が多様性を認めるというのは、「愛します」という宣言と同じであろうと思っている。他国籍の人々、体に病や障がいを抱えている人々、多少の聖書理解の相違、好き嫌いに至るまで、いろいろな違いはあるけれど、我々は、キリストにあって受け入れようとする群れだ。


平良 師

2018年1月21日 寒い冬も・・

2018年02月23日 12時21分33秒 | Weblog
寒い冬も・・

 福岡に戻ってきて、15回目の冬を迎えたが、これほど寒い冬は初めてだ。今日も、ときより雪が舞ったが、明日も明後日も降るという予測。山梨の富士山の麓から戻ってきた最初の冬は、なんと気持ちのいい冬だろうかと、その涼しいとでも表現した方がいいすがすがしさに驚いた。
 山梨でもこれほどの厚着はしなかったと思うが、今5枚の重ね着だ。それにライトダウンを着て、頭には毛糸の帽子をかぶり、マフラーまでしている。ただし、風邪で礼拝を休んだことは、牧師になって26年目、まだ一度もない。それだけ、人様よりも苦労をしていないのかもしれない。神様が、そう簡単には、休ませてはくださらないという言い方のほうが、適切だろうか。
 へこたれそうで、どっこい踏ん張ることができているのは、そのためかもしれない。それにしても、今年はこの寒さのため、野菜も高騰していて困る。魚の捕食活動も鈍くなり困る。しもやけができて困る。インフルエンザが流行して困る。運動量も自然に落ちて困る。しかし、そのうち温かい春がやってくると思えるので、耐え忍ぶことができる。近年の暖冬は嫌だが、こう寒いのも勘弁して欲しい。
 天気予報では、この寒さはこの冬のピークらしいので、ここさえ凌ぐことができればと我慢する。先が見えるというのは、何ごともありがたい。神様も、人生の苦しみに出会ったときには、いつまでこんな状況が続くのかを天気予報のように教えてくださるとありがたい。


平良 師