平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2014年2月9日 二つの建物の持ち味を生かして

2014年02月16日 11時13分08秒 | Weblog
二つの建物の持ち味を生かして

 1959年に初めての会堂を平尾教会は建てた。それから1994年の12月に前の会堂を取り壊し、現在の会堂が建てられた。最初の建物は、35年間宣教の働きを担った。そして、現在の建物は、今年の12月で20年の歳月が流れることになる。平尾の建物は、これからどれほど持つだろうか。少なくともあと20年間くらいは十分に大丈夫だろう。
 こうして、建物は、その時代を生きる方々の手によって、何度も建て替えられていく。しかし、その作業にあたる教会の労苦は、並大抵ではない。そして、2012年10月に竣工した大名の建物だ。こちらもできて1年3ケ月が過ぎた。こちらは、建物の設計に関しては、教会の担当委員会のメンバーがかなりの労力を費やしたが、金銭的には、前回のようではなく、献げられた方の思いを感謝して受けることが神様の御心と考えた。それに私たちのできるだけの思いを添えた。
 本日の会堂記念日礼拝は、二つの会堂をおぼえて同時に守っている。二つの会堂が与えられて、私たちは忙しく立ち振る舞ってきたが、なんとなくそのようなリズムにも慣れて、要領がつかめてきたのではないか。
 だからといって、教会生活は「ねばならない」という感情が支配するようになると、あまりよくない。ひとり一人は望むように豊かに楽しく、それでいてキリストに倣って、教会生活を送られたらよい。そして、そのようなことができる教会組織にできないものかと思う。二つの場所の持ち味を生かして。


平良師