平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2008年1月13日 伝道と弟子たち

2008年03月15日 16時07分02秒 | Weblog
      伝道と弟子たち

 伝道できることは、私たちには大きな喜びだ。その伝道だが、イエス様は、最初に弟子集団を形成された。たったの12人を選ばれた。大衆への伝道をなさりつつ、多くの時間をイエス様は弟子たちと一緒に過ごされた。
 イエス様と一緒にいた弟子たちは、物分りの悪い者たちだった。イエス様と一緒にいたときには、イエス様のことをほとんど理解できなかった。その弟子たちをイエス様は伝道者として用いられた。この世的には、優れた者など一人もいなかった。むしろ、イエス様のことを理解できず、ことあるごとに叱られた。
 しかし、イエス様は、多数ではなく、少ない人数をしかも優れたところなど何一つない彼らを選ばれたのには、理由があった。ところが、弟子たちは、イエス様が天に挙げられたあと、聖霊の力をいただいてイエス様のことを理解できるようになった。彼らが生前のイエス様をはっきりと理解できるようになったのは、聖霊の力をいただいてからだった。
 そして、生前のイエス様のことを語ることができたのは、彼らがいつも一緒にいたからである。伝道するには、イエス様といつも一緒にいることが大切である。伝道するに際し、多くの人々が必要なのではなく、むしろ、イエス様といつもいる少人数の弟子集団だった。
 それでも、その彼らだが、聖霊の力をいただかない限り、真実には、イエス様のことはわからず、イエス様のことを語り伝えることは難しい。教会の群れは、選ばれた弟子集団である。


平良師