平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2008年1月6日 2008年という年を迎えて

2008年03月08日 22時25分17秒 | Weblog
  2008年という年を迎えて

 2008年は、どのような年になるのだろう。世界のありようを見ていると、終局に向かっているのではないかと、思えてくる。今ほどに、明るい未来を思い浮かべることが困難な時代もあるまい。環境破壊、地球温暖化の問題一つとっても、人類すべてが取り組まなければならない緊急課題である。
 化石エネルギーも底をつき、これまでのような、生活をしていては成り立たなくなっているのに、人間は、今まで味わってきた生活レベルを捨てようとはしない。テロとの戦いとか、国内紛争とか、国と国が争っている場合では最早ない。にもかかわらず、そのようなことに大きなエネルギーや富を費やしている。
 個々人も国も、本気で変わらねばならない。このままでは、地球は、取り返しのつかない事態に立ち至る。とは言いつつ、自分の生活スタイルを変えるとなると難しい。車にはできるだけ乗らないようにしよう、世界の経済や発展の速度をスローにするためにパソコンや携帯電話などの使用も控え目にする。
 しかし、余りにも便利さを享受し過ぎて、今更、そのようなことはできないと、多くの人々は思うだろう。私もだ。キリスト者のグループにアーミシュと呼ばれる宗教共同体がある。電気や車を使わない。服装なども決められていて質素である。
 もちろん、これには彼らなりの信仰があって、すべて受け入れることはできない。ただこのような時代状況になってくると、彼らから学ぶべきものがいくつかありそうだとは思う。


平良師