晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

続・マムシの真実 6/8

2010-06-10 | 日記・エッセイ・コラム

2010.6.8(火)曇一時雨

  マムシは蛇なのに何でマムシなんだろう、そういえば”蝮”と書くなあ。マムシの語源を調べてみると、虫の中の虫、最も虫らしい虫だから真虫という説とハミムシ(咬むムシ)が訛ってマムシとなったという説があった。でもどうして虫なんだろう。普通虫といえば昆虫を考えてしまう。そんな時、武田鉄矢の漢字の話をテレビでやっていて、虫偏のことが語られていた。虫とは蛇のようにぐにゃぐにゃとした生き物を形取った象形文字ということだった。なるほど、虫は本来蛇を表すわけだ。そういえば爬虫類というなあと感心していた。そうなるとマムシの語源はハミムシ説が信憑性があるように思えるのだが、、、。(ハミについてはハメ考、2010.5.10、11参照)
 虫といえば中上林、五津合町に睦志というところがある。かつては虫村と呼ばれ、鎌倉権五郎伝説の若宮神社がある。鎌倉権五郎が虫退治をしたといういわれがあるが、これは付会であろう。勇猛果敢な武士が虫退治とはいかにもそぐわない。むしろ片目の権五郎が金属関連地域に祀られていることに注視すべきだろう。虫は昆虫の虫ではなく蛇の虫ではないかと思っている。蛇信仰が鉱山や冶金と関連することは知られているところである。Img_1210
 若宮神社由緒

 与謝野町温江虫本に大虫神社という神社がある。谷川健一氏は「日本の地名」の中で武生市大虫町の大虫神社、名田庄村虫鹿野の皇王神社などと共にウンカやイナゴなど稲の害虫に対する神様という見方をされている。私は温江の大虫神社はもともと池ヶ成の地に小虫神社と共にあったということ、祭神が大己貴命であることなどから、農耕の神様というより金属に関する神社であると思っている。池ヶ成はいわゆる大江山連峰の稜線からすぐのところにあり、温江と違って田園地帯とは言い難い。大江山の河守鉱山の北側に当たり、戦前ニッケル鉱山として隆盛を極めた蛇紋岩地帯の一部ではなかろうか。温江自体も古代の鉄精錬の地として知られ、大虫神社が金属の採鉱、冶金の神様として存在してもおかしくないと思うのである。若尾五雄氏は、武生の大虫神社によせて、水銀の蒸留法の大蒸しから来ているのではないかとも言われている。銅の精錬に於いても蒸しという行程はあるようだ。いずれにしても金属に関連あるものとしたら、虫は蛇につながるかも知れない。このことは調査研究も不十分なので、いづれ「睦志のこと」として記述してみたいと考えている。完

今日のじょん:じょんのシャンプー日、体重は18Kg、200gづつ増えている。ちょうどいいくらいの体重と思う。いくら食べてもいい、それだけの運動をしてやろう。
午後はキャドックさんに混合ワクチンの接種に行く。考えてみればじょんに明け暮れた定休日だ。注射終わってなんとなくルンルン。Img_4688  

コメント
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