NHKのファミリーヒストリーという番組で、落語家・柳家花緑の家系の歴史を追うドキュメンタリーを見ました。話の中心は勿論、花緑の祖父で人間国宝、柳家小さんの歩んだ道のりです。笑いの陰にあった辛酸を知り、いろいろ考えさせられました。
その中で印象深かったのが、「噺には話し手の人間性がでる。生意気なやつは生意気な噺になり、卑しいやつは卑しい噺になる。だから清廉潔白な人間でいなければならない」という趣旨の、小さん師匠の言葉です。きっと噺家に限らず、大なり小なり、どんな仕事にも通じることでしょう。なかなかに難しいことですが、せめてそうありたいと願い、努める事は忘れたくないと思います。
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