東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

近現代工芸展

2018年11月26日 22時45分10秒 | 美術

東根市のまなびあテラスにて開催されていた、近現代工芸展。かねてから行きたかったのですが、なかなかスケジュールが合わず、最終日の昨日、ようやく見ることが出来ました。

展示作品数はそれほど多くはありませんが、どれも粒ぞろいの名品です(そして何と、フラッシュをたかなければ写真撮影可)。その細かい細工に、どれ程の技と時間と労力が費やされたのかと思うと、想像しただけでめまいがしてきます。
その中で気になったものに、富本憲吉の書いた絵巻がありました。
書かれているのは、己の無力さに対する嘆き、苦しみ。富本ほどの人でも(だからこそ、なのかもしれませんが)逃れられない「只くるし」という心境。胸を衝かれます。

名人と言われる人ほど、理想との距離を知り、苦悩してしまうものなのかもしれません。

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