東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

古の音

2012年10月21日 23時46分03秒 | 雑記
なんとCD7割引というセール品の中に、戦前・戦後に活躍した日本の音楽家の演奏を集めたものを発見。ピアニストの井上園子や安川加寿子、ヴァイオリニストでは諏訪根自子や巖本眞理など、錚々たる顔ぶれ。先ごろ亡くなられた諏訪さんの名声は聞き知っていたものの、演奏を聴くのはこれが初めて。今やクラシック演奏のスタンダードとして確立している、同時代の欧米の演奏家達と並べても全く遜色がない名演揃いです。
出身の国籍などでカテゴライズされることの多いクラシックですが、やはりその時代時代の音というのがあるのだなと思わずにはいられません。貴族のいた、音楽は生で聞くしかなかった時代。鉄道がようやく走り始めた時代。そしてCDやインターネットで、世界中の音楽を聞くことが出来る時代…。演奏の中に、現代とは違う時間の流れ方を感じました。
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