「あんた,虫相手に,なんやらおもしろそうな写真を撮っとってらしいなあ。虫の目いうんやて?」
「まあな」
「それ,どんなもんや」
(解説)
「それ,おもろいやんか」
「まあな。おもしろいと思う人にはおもしろいやろうけど,そう思わへん人にはちっともおもろいないで。『[虫なんか,気持ち悪ーっ!』という人もあるさかいな。まあ,子どもやったら,純粋に『へぇーっ! おもしろい写真を撮るおっちゃんがおってやなあ』と興味を示してくれる子が多いかもやな」
「それでええんや。おとなはあかん。その写真を駅舎の写真コーナーで紹介してもらわれへんやろか。たのしい駅舎にしたいんや。10点ぐらいは展示できると思うけど」
「これまで撮ってきたものでよかったら,ええで」
こんなわけで,虫の目写真展を開催することになりました。ごく田舎の,ひなびた(?)駅舎の壁面をお借りしての試みです。駅舎はNPO法人が運営していて,すこしでも地域の利用者に快適な空間を提供しようと努めているところです。その一環としてわたしに声が掛かりました。地域の発展のためでもあり,わたしが余暇を利用して行っていることへの理解を得る機会にもなるし,ということで協力することに。
まあ,『ちいさな,写真展』っていうところです。昨日,その搬入・展示作業に行きました。作品はスペースの関係で18点になりました。展示期間は7月いっぱいです。
よろしければお越しください。