7月28日(木)。
庭のハギを見ていると,なにかの虫がつづった葉が目に入りました。ルーペで中を覗いても主はなし。すでに出て行ってしまったのでしょう。そんなことを思ってさらに食痕のある葉を見ていると,突然目に飛び込んできたのがシジミチョウの若齢幼虫。体長1.2mmで,褐色がかった体色をしています。
トリミングしてみます。
マメ科のハギにいるということは,たぶんツバメシジミと思われます。わたしがこの木で見たのは初めてです。
夕方見ると,すこしだけ移動して若芽を食べているところでした。脇をダニのようなものが歩いて行きました。
ルーペで見ていると,卵がいくつか見つかりました。小さな若芽に直接付いたもの,その近くに付いたものがあちこちにありました。さらに若葉にも。みんな,柔らかな部分ばかり。すでに孵化したあとの殻も,まだ孵化に至っていない卵もありました。
おもしろいことに,すこし成長した個体も見つかりました。アリがその場所を教えてくれました。
思いがけない,ツバメシジミの幼虫との再々会,そして卵との初対面となりました。これなら,もう一度成長を追ってみる価値がありそうです。なにしろ卵段階から追えるのですから。「よし,やってみるか」と決めました。今日の記事がその1回目です。