モンキチョウの幼虫は,生まれた後,それまで自分を保護していた殻に近づきます。そうしてそれを食べるのです。1
その様子を見ているととてもおいしそうなのです。お母さんからのプレゼントなのですから。
殻を食べる,食べない,これはチョウの種によってわかれます。モンキチョウは食べるタイプです。
大抵は全部食べてしまいます。それも休むことなく貪り食う感じなのです。お母さんからの贈り物をとてもたいせつにしている雰囲気が伝わって来ます。
見ていると,感動的です。
モンキチョウの幼虫は,生まれた後,それまで自分を保護していた殻に近づきます。そうしてそれを食べるのです。1
その様子を見ているととてもおいしそうなのです。お母さんからのプレゼントなのですから。
殻を食べる,食べない,これはチョウの種によってわかれます。モンキチョウは食べるタイプです。
大抵は全部食べてしまいます。それも休むことなく貪り食う感じなのです。お母さんからの贈り物をとてもたいせつにしている雰囲気が伝わって来ます。
見ていると,感動的です。
5月6日(火)。
昨日卵を見つけ,そのうちの一つが今日孵化。
夕方。見ると,殻が破られ始めました。
深度の深い写真を撮ることができました。
頭をすっぽり出しました。
ゆっくり下方向に出て来ました。
出終わりました。
こんなに早く孵化を撮影できるなんて感激! 前方向から撮れたのは最高!
5月5日(月)。わんだぁの森にて。
草地で,モンキチョウの卵はないかと思い探してみました。食草のミヤコグサがすこしだけ生えているところがあります。そこがいつもの観察ポイントです。そうしたら,すぐに見つかりました。それも複数! まったくラッキー!
下写真では5個の卵が確認できます。
探していると,成虫がやって来て産卵!
持ち帰って,超接写で撮影しました。高さ1.4mm,直径0.5mm。卵の色から,産み付けられてから数日経過していることがわかります。
白い卵は産み付けられてから日が浅いもの。
孵化が近づいている卵もあります。
その孵化を観察・撮影しようと思います。
畑で草引きをしていたら,谷にムラサキツメクサが生えて来ていました。二株です。それぞれにまだ葉が数枚しかない,ごく小さな芽生え程度です。念のため葉の表面を見てみると,なんとモンキチョウの卵が産み付けられていました。それも数個。
それならと思い,植木鉢に植え替えて観察を続けました。そうして孵化時を迎えたのです。そのうちの一つをご紹介します。なお,モンキチョウの卵サイズは直径0.5mm,高さ1.4mmです。
穴が開いてまもなく出るというときに,発見。大急ぎで撮影開始です。したがって,この構図でしかたなし,なのです。
すぐに出て来ました。ほんとうなら顔(頭)を突き出した瞬間を撮っておきたかったのですが。
ちょっと顔を上げました。
出終わりました。
孵化後,幼虫は殻を食べます。貪り食うように食べていきました。
畑はいろんな昆虫の卵でいっぱいです。ちょっと目を向ければ,素敵な結果が転がり込んできそうに思います。それはそうと,なぜここにムラサキツメクサが生えて来たのか,それがふしぎです。周りにはまったく見当たらないのです。
シロツメクサ群落でモンキチョウを見かけました。メスですから,産卵に訪れていたようです。申し訳ないと思いつつ顔写真を撮るために捕獲。
夜になると,とても静かになります。動きがまったく止まってしまいます。やはり気温が関係しているのでしょう。
なんとも柔らかな,そしてカラフルな色合い! 体毛の一本一本まで写したかったのですが,そこまでいかず。
真正面は欠かせません。
ほんとうにやさしい色合いです。
撮り終わって,翌朝放ってやりました。元気に舞い上がりました。
公園にて。
シバザクラの季節が過ぎ,花壇のそれはあちこち花を点在させつつ,葉を茂らせています。脇を歩いていると,偶然モンキチョウがなにやら名残りの花に関心を持つような,持たないような頼りない飛翔を続けていました。
とりあえずは,飛翔を捕らえようとカメラを準備。瞬間を待ちましたが,なかなか舞い降りそうになし。しばらくして,降りそうになったときにシャッターを切りました。でも,これはトリミングしたものです。トリミングは極力避けたいのですが……。
思ったとおり,花に降りました。でも,蜜を吸うのでもなく,まったく意図が推測できない行動でした。たった一枚の飛翔写真ですが,モンキチョウのそれは初めてです。
チョウの飛翔風景を撮る腕前はわたしにはちっとも。これから勉強します。
4月29日(土)。赤みが増してきたかな。
5月1日(日)。赤くなってきました。これはもう順調そのもの。
5月3日(火)。全体が赤っぽくなってきました。
5月6日(金)。赤みが濃くなってきました。いよいよ孵化近し,です。
4月27日(水)。今季初めて観察していたモンキチョウの卵が孵化に至らず,とても残念に思っていました。それで,畑の畔で再び卵を探すことにしました。群生する葉の中で卵を見つけるのはなかなかたいへん。しかし,一つだけ見つかったのです。まことにラッキーだといわざるをえません。
昨日か今日産み付けられたもののようです。もちろんこれを採取して,もう一度孵化までを観察することにしました。
ラッキーといえば,すぐ近くの群落で四つ葉を発見。
同じ株で五つ葉を発見!
4月28日(木)。卵の縁を見ると,黄色味が濃くなった感がします。
4月29日(金)。一日でこんなに赤みを帯びて来ました。変化は順調です。
4月18日(月)。孵化にトラブルが生じていることがはっきりしました。内部の色も様子もふつうとはまったく異なっています。孵化するにしても日がかかりすぎです。これはわたしが観察してきた中では初めての例です。どうも何かに寄生されている気がします。
4月21日(木)。ずいぶん黒っぽくなってきました。黒いながらも,赤みが残っていたり,白っぽさがあったり。何かが入り乱れている感じがします。寄生バチが成長しているのなら,いずれ動きが見えて来るでしょう。
4月16日(土)。朝。
07:20。赤い部分が減っています。これまでの観察結果を思い浮かべると大いに違和感があります。それはともかくとして,一秒おきに撮ると,白い部分が微かに動いているのがわかります。中央付近をよくご覧ください。
07:28。上写真を撮ってから8分が経過。様子がはっきり変わっています。なにか異変が起こっているようです。
08:55。どんどん変わっています。赤色部分の先付近が白くなっています。
4月17日(日)。ふつうなら黒褐色を帯びたからだが見え始めるのですが,さて。もしかすると,なにか寄生しているのかもしれません。
畑に出かけることがあって,採取した卵の近くをよく調べてみました。すると,ちょっと離れた群落で孵化したばかりの幼虫を発見。もしかすると,観察中の卵ときょうだいかもしれません。となると,やっぱりおかしい!