自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'24冬 虫の目レンズは友 ~ロウバイ(続)~

2024-02-09 | ロウバイ

いつもの公園のロウバイは盛りをすっかり過ぎ,萎みかけています。これから開く花はわずか。春が着実に来ています。ロウバイを訪れる昆虫を見ていくと,ツマグロキンバエがあちこちにいました。寒さゆえに動きがゆっくりしていて,おかげで撮影にゆとりがありました。

 

真正面から撮るチャンスがありました。しばらくこの姿勢のまま。向こうを人が通り過ぎていきます。

 

花の中をぺたぺた舐めています。

 

花の奥に入り込んでいます。蕾がたくさん。これから昆虫がたくさん見られるかも。

 

この木についてはこれからも注目しておきます。そうそう,他に見かけた昆虫はホソヒラタアブでした。警戒心が強くてすぐどこかへ行ってしまいました。

 


'24 わが家のロウバイ物語(5)

2024-02-03 | ロウバイ

前栽のロウバイの横を通るたびに花の中を確かめます。そうしないと,中にいる昆虫を見逃す恐れがあります。

やっぱり! 外からはよく見えなかった花の奥にハナバエが一匹。撮影は慎重に慎重に。脚場は蕊先。

 

盛んに吻先を花弁に付けています。

 

また奥にい入って行きました。背が蕊先に触れているように見えます。送受粉にしっかり貢献しているすがたです。

 

天気がよければこういう場面に出会える確率が高まります。花はまだ五分咲きにもなっていないので,この先期待がたっぷり。

 


'24 わが家のロウバイ物語(4)

2024-02-02 | ロウバイ

花あれば昆虫あり,小さな花に小さな昆虫あり,です。

小さな小さなハエのなかまがロウバイの花にいました。小さくても,からだのサイズからすればこの花はとんでもなく大きく見えることでしょう。大きな,そして魅力的な餌場がわが身を誘うのですから,たまらないはず。

 

触覚の形状に大いなる特徴があります。

 

小さな昆虫がこの花に中に入っていれば,ふつう近づいても気づかれません。なにしろ,夢中で好物を舐めているのですから。こういうときは注意深くさえあれば撮影できます。

 


'24 わが家のロウバイ物語(3)

2024-02-01 | ロウバイ

1月30日(火)。厳冬期ながら穏やかな一日となりました。こういう日は,昆虫が動くにちがいありません。実際そのとおりで,ハエのなかまを三種見かけました,そのうちに一つがロウバイのもの。

体長が3mm程度。ほんとうに小さなハエです。

 

からだは金属光沢を放っています。吻を伸ばして花弁を舐めています。

 

すこしずつ場所を移動。

 

よほど注意して観察しないと見逃してしまいそうな小ささなのです。

 

同定はできていません。こういう場合はコバエのなかまというか,ハナバエのなかまというか,じつにてきとうに呼んでおくことにします。このハエがこの時期,ここを訪れたという事実をなによりもたいせつにしておこうと思います。

 


'24 わが家のマンサク物語(2)

2024-01-30 | ロウバイ

1月30日(火)。

マンサクの花が次々と開き始めました。今日の暖かさで蕾が緩んだようで,オレンジ色の花弁が目立つようになりました。

花を見ていると,一つの花にツマグロキンバエがいました。頭を花の中につっこんでいました。撮影しようとしたら,出てきてしまいました。タイミングが合わず,残念。ありがたいことに、花から遠ざかることなく,しばらくそこにいました。

 

枝を歩いて下に行ったり上に行ったり。

 

おなじみのすがたです。冬の活動ぶりが光っています。

 

オスです。

 

これからどんな風景が見られるか,大いにたのしみにしています。

 


'24 わが家のロウバイ物語(1)

2024-01-21 | ロウバイ

1月21日(日)。

開花しているのはまだ数輪。にもかかわらず,もうツマグロキンバエが訪れています。なにしろ,今日は気温が高めでしたから。最高気温8.4℃,最低気温6.0℃。天気予報によれば3月中旬の気温とのことです。

 

中に入らないかなあと期待。

 

時間をおいて見てみると……。入ったー!

 

吻も写っています。うれしくなります。

 

ツマグロキンバエはこの花の常連。今の時期に目撃できました。この分だとこれからの観察に期待が持てます。

 


'24冬 虫の目レンズは友 ~ロウバイ~

2024-01-18 | ロウバイ

平日。公園で咲きかけたロウバイの花を虫の目レンズで撮りました。

 

わたしの撮影ポイントは蕊を少しでも入れること、そして中・遠景に人を写し込むこと,この2点です。公園なのですから、人のいる環境で芳香を放っているということを強調したいと思います。

 

日を浴びて花が開きます。

 

平日でもウォーキングする人が後を絶ちません。

 

ここは大好きな撮影スポットです。

 


ロウバイ,開花

2024-01-17 | ロウバイ

久しぶりにC公園を訪れて,ウォーキング。ここはロウバイがあちこちにあるところです。「今はどうかな」と思い行ってみたところ,もう開花。種はソシンロウバイです。

匂ったら,芳香がかすかに鼻をくすぐりました。

 

落ち葉に覆われてモアピール。

 

ウォーキング中の人が通り過ぎます。

 

中には匂う人も。

 

昨年できた実が付いています。訪花昆虫がいるはずなのですが,よほど粘り強く観察しないと正体がつかめません。

 

ついでにわが家のロウバイの今です。やっと開きかけたかな,でもまだ蕾堅し,といった感じです。

 

これからロウバイを訪れる昆虫に注目,です。

 


"魚露目"で見たロウバイ(続々々)

2023-02-13 | ロウバイ

公園のロウバイが満開です。といっても,すでに満開を過ぎて花が萎れてしまったり,まだ蕾であったりする木があるのですが,全体としては真っ盛りという感じです。ウォーキングをする人が近づいて匂いを嗅ぐ風景が頻繁に見受けられます。

 

これだけ咲いていると,嗅ぐまでもなく近くを通りかかると芳香が漂って来ます。すてきな公園を見つけたなあと我ながらうれしくなっています。

 

日を浴びて,精一杯に咲いています。

 

やっぱり青空が最高。

 

いずれの写真にも人影を入れました。

 

多くのいのちがひと休みしている季節,ロウバイが春先を謳歌しています。ふしぎに,昆虫は見かけませんでした。

 


"魚露目"で見たロウバイ(続々)

2023-02-05 | ロウバイ

この公園のロウバイは,一本一本はごく小さな木なのですが,構図に収めるのに程よいのでわたしは気に入っています。

花の中を覗き加減で脇を散策する人を入れることができます。

 

空もきれいに入ります。

 

 

向こう下を歩く人が花と同居します。空も雲も同居。

 

人が何人も通って行きます。

 

白い雲が入って,くっきりとした冬景色になりました。

 

写真を撮っている間,ロウバイが匂って来ました。