自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'24春 虫の目レンズは友 ~マンサク~

2024-03-16 | マンサク

体長1cmにも達しない虫を,このレンズでとらえました。たびたび目撃したものの,まだその画像をアップしていません。後日するつもりでいます。同定もしないままなのが気になっています。

 

レンズを近づけすぎたために,この虫はレンズに乗り移ってきました。まるで警戒心なしです。

 


'24 わが家のマンサク物語(15)

2024-03-11 | マンサク

このユスリカは羽化したばかり,あるいは脱皮したばかりのような色合いをしています。とてもみずみずしい色合いなのです。初めて見ました。

 

直後にパッと飛んで枝に移動。

 

別個体です。触覚からオスとわかります。動きを見ていると花に関心があることはまちがいありません。

 

歩いて移動。後を追います。

 

正面から撮る瞬間がありました。もっとアップで撮れたらよかったのですが。

 

からだの下側から撮るチャンスがありました。

 

小さいだけに動きが速く撮るのがたいへんでした。初めての出会いなので何としてでもしっかり記録しておこうと思って焦ってしまいました。

 


'24 わが家のマンサク物語(14)

2024-03-10 | マンサク

本シリーズ(6)に続き,ブユのなかまを取り上げます。

今冬はこのブユに何度も出会いました。かつてないことです。繰り返し取り上げる価値があると思った次第です。

 

蕊・花弁の付け根に頭を突っ込んでいます。レンズを近づけても夢中で摂食しているので,こちらに気づいていません。

 

別の日も同じような行動を見かけました。

 

これも別の日。複眼が葯に触れています。口元は目的の好物を削り取るようにして舐めていると見られます。

 

それにしても,マンサクの花を巡る物語はゆたかです。

 


'24 わが家のマンサク物語(13)

2024-03-06 | マンサク

なんとも小さな昆虫を発見。口器を見るとユスリカのようでもあり,翅を見るとハエのなかまのようでもあります。小さいと書きましたが,花弁の幅が1mm程度なので,体長はせいぜい1mmです。それにしても,「よくもまあ見えたことか」と我ながらびっくり。

 

この虫にも平均棍が見えます。行動を観察している限り花の奥に関心があるみたいです。

 

蕊の根元に頭を入れました。

 

しばらくして出てきました。

 

ほんとうに小さな小さな昆虫です。この昆虫からすればマンサクの花はとてつもなく大きな花なのです。初めて見たので強く印象に残りました。

 


'24 わが家のマンサク物語(12)

2024-02-18 | マンサク

ケブカカスミカメムシの続編です。

またこれを見かけました。吻先を花の中に伸ばしていました。

 

頭を起こすと,吻が真っ直ぐに伸びていました。花の奥のなにかに突き刺して吸汁していたのです。

 

花からなかなか離れようとはしません。

 

頭部には花粉がかなり付着していますy。

 

やがて花のそばにある枯れ葉に移動。脚にも花粉がかなり付いています。

 

次々に昆虫に出会えます。冬だって気さえ抜かなければ発見が続きます。

 


'24 わが家のマンサク物語(11)

2024-02-17 | マンサク

小さなハエが二匹。からだには花粉が付いています。たぶんマンサクのそれでしょう。

 

向きを変えてさかんにからだを清潔にしようとしています。

 

じっとしているようでいて,けっしてじっとはしていません。

 

マンサクの花には小さないのちはいくらでもいます。ふしぎなほどに。やはり,“小さな花には小さな昆虫”がお似合いです。

 


'24 わが家のマンサク物語(10)

2024-02-16 | マンサク

花を見ているうちに,一つの花の花弁にごく小さな幼虫がいることを発見。体形から見て,「ははーん,これはシャクガのなかまにちがいない」と直感。幼虫の尾端が花弁をつかんでいるのです。

 

がっちりとつかんでいます。

 

そのときは頭部は見えませんでした。ところがしばらくして幼虫が動き出しました。見る方向を変えると,頭部が見えかけました。この姿勢はまさに尺を撮っている格好です。

 

食痕は見当たらなかったのですが,マンサクの木のどこかで育ってきたことはまちがいなさそう。

 

たぶん花弁を食べているのでしょう。過去の観察でもよく似た事例を見かけました。しかし,小さ過ぎて見逃してしまいそう。冬の花を観察するときは観察眼をかなり研ぎ澄ませておかなくてはならないようです。

 


'24 わが家のマンサク物語(9)

2024-02-15 | マンサク

前栽には二種のマンサクがあります。これは花弁が黄色のもので,ようやく今開花しかけました。この花にほんとうに小さな昆虫がいました。からだがすっぽり花の中に埋もれている感じです。名前はまったくわかりません。触覚と胸部が花粉だらけ。

 

しばらくして頭を上げました。からだの特徴が見えてきました。

 

花弁を伝って花から出てきました。からだには花粉がどっさり付着しています。

 

体長は2,3mm。この小ささでは,探してもまず目に付きそうにありません。こんな昆虫がこの花を訪れていることがふしぎでしかたありません。

 

この虫にすれば花はとんでもないほど大きく見えているのかもしれません。花が発する匂いもたいそう魅力的なのでしょう。

 


'24 わが家のマンサク物語(8)

2024-02-13 | マンサク

この花でケブカカスミカメムシを見かけたのは一年ぶりです。小さなからだで,そのうえ花に似た体色なので,目に付くのがふしぎなほど。目に付いたらラッキー!

 

しばらくすると頭を外に出しました。触覚の長さが光ります。

 

歩いてゆっくり外へ。そしてどこかに行ってしまいました。

 

ケブカカスミカメムシは吸汁によって栄養を摂取しています。その様子まで撮れたらスゴイのですが。

 


'24 わが家のマンサク物語(7)

2024-02-12 | マンサク

2月12日(月)。起きて庭を見ると,木々に雪がすこし。マンサクにも。

 

これまでもこの風景を何度も見てきました。こんな時期に花は咲くのです。

 

昼間は穏やかな天気。最高気温は11.1℃。こういうときは昆虫と出会えます。この日はきっちりツマグロキンバエに会いました。吻先に花粉が。

 

位置を変えても吻先を花に入れています。

 

花の周りをゆっくり回ってこちら向きになりました。からだに付いた花粉が印象的です。

 

ツマグロキンバエは冬の主役です。