自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

エビガラスズメの幼虫(1)

2016-07-16 | 昆虫

プランターに植えた実生ジャガイモが育って,茎・葉が繁茂していると表現してよいほどの勢いを見せています。

ところが,小雨の降るある夕刻のこと,その真下の地表にウンコがどっさり。それも大きめ。「こんな大きなウンコをする落とし主は相当に大きな幼虫だろう」と思い,ジャガイモを見ると葉が食べられているのです。さらによく見て行くうちに目にとまったのが,大きなイモムシ,エビガラスズメ(?)の幼虫です。なお以下の写真はすべて翌朝のものです。


もっとよく見ると,あちこちに幼虫がいたのです。ジャンボな幼虫がこれだけいると,迫力めいたものさえ感じ,圧倒されます。とにかく仰天!


それまで気づかないでいたことはうかつでした。ここまで大きくなっては退治するのは気の毒。それでジャガイモに被害があるのは承知で見守ることにしました。

そうそう,ウンコの話を再び。大きさもさることながら,かたちがお見事! 赤かったら野イチゴの実を連想しそうです。


あるいは,昔の米俵風といったら想像がつくでしょうか。ウンコの真相は当の虫に聞いてみなければわかりませんが,いったいどんなしくみでこんなに律義にかたちが整えられているのでしょう。ほんとうに驚くばかりの姿をしています。

 

 


ツバメシジミの幼虫と再会!(3)

2016-07-16 | 昆虫

7月13日(水)。プラスチック容器に入れておいた幼虫のうち,1匹が壁で蛹になりました。腹部を下から見上げる格好になり,なかなか確認できない様子が見えます。からだを固定するのに口から出した絹糸が容器にびっしりと張り付いています。たいへんな作業だったことが窺えます。

 


昨日新たに見つけた幼虫が見当たらなくなりました。結局,観察の対象は5個体です。

7月14日(木)。ギシギシの葉柄に付いた蛹,は翅の辺りががやや黒っぽくなってきました。


こうなっても,やっぱりアリが来ています。蜜がまだ分泌されているのか,名残りの蜜があるのか,いずれかでしょう。どこまでも,個体はアリに守ってもらっています。

プラスチック容器に入れていた幼虫のもう一方も蛹化したのですが,なぜか力が加わったようで変形ぎみ。無事に羽化するでしょうか。