自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ナナホシテントウの交尾と卵(さらに)

2023-03-31 | 昆虫

3月12日(日)。前回と同じ日のシーンをアップ写真でご紹介します。時間差がないために,似た写真が入ることをご了承ください。

「早く出たいよう!」,そんな声が聞こえて来そうな動きなのです。

 

生まれかけたら,あっちもこっちもといった感じ。手前の卵が裂け始めました。

 

きょうだいだちです。

 

時間が経つにつれ,黒っぽさが出て来ます。右端にはもう黒々とした幼虫がいます。

 

からだを反るようにして出て来ます。このシーンは圧巻です。袋がまたお似合いです。無駄のない薄さです。

 

いやぁー,まったく感動ものです。

 


ナガメ,交尾から孵化まで(1)

2023-03-31 | 昆虫

3月30日(木)。

ナガメはアブラナ科植物が大好き。今,畑ではダイコンやカブの花が真っ盛り。そこにナガメが訪れ,吸汁したり交尾をしたり。

 

交尾シーンを撮っていると,カメラを避けるようにして向こう側に回ります。外の世界が見えているんだなあと,感心。気配を感じる感度は相当なもののようです。

 

そのうちに下に落ちました。申し訳ない! そこで撮ったのが下写真。

 

ついでに,卵はないか,探してみました。ずいぶん探したのですが,見つけるのはたいへん。やっと一つの葉で卵の集団を見つけました。

 

もちろん,孵化まで観察を続けます。

 


ナナホシテントウの交尾と卵(続々々)

2023-03-30 | 昆虫

3月12日(日)。

孵化が近づいて来ました。早いものにはもう黒い筋が見えています。孵化には多少の時間差があります。

 

時間を置いて見ると,もう孵化が始まっていました。幼虫はゆっくりと,そして休みなく動き続けます。

 

やがて他の卵の先が裂けて頭が見えかけます。

 

同じ姿勢で足を盛んに動かします。

 

「これはすごい!」。すぐ近くにアブラムシがいます。天敵が生まれたことも知らないで。

 

アップで撮りました。

 

いのちのふしぎを感じます。

 


チューリップの実生,二年目の挑戦(8)

2023-03-30 | 植物

3月29日(水)。

どうしたことか,萎れたもの,萎れかけて倒れたものが出かけました。これは正常な成長なのか,わかりません。

 

球根の上下を逆さに埋めたものは,一つは枯れました。球根の内部を調べると消え失せていました。もう一つの完全倒立のものはそのままの姿勢でここまで来ました。球根がどうなることか。

 

他の球根の根元を見てみました。地表に見えているものがあります。

 

球根が太らず,別のところに養分が蓄えられているものがあります。植え付けた球根が浅すぎたのかもしれません。

 

単子葉植物なので葉は一つですが,たった一例だけ,こんなふうに二枚目の葉が覗いているものがあります。

 

ふつうの花を付けたチューリップと比べると,これだけの違いがあります。

 

肥料は一週間に一度,灌水はほぼ毎日。まあなんとか順調かと思います。

 


'23春 虫の目レンズは友 ~ハクモクレン(続)~

2023-03-29 | 

公園にて。

高木のハクモクレンを撮っていたら,散歩する人が通り過ぎようとしました。運のよいことに犬を連れた知人です。承諾を得てモデルになってもらいました。

 

いつも愛犬と一緒。毎日朝夕二回,ここを歩いていらっしゃいます。

 

頭上を見上げたら,タイミングよくジェット機が飛行機雲を引いて飛んで来ました。

 

ハクモクレンは大きな花です。花弁の反り具合が優雅さを醸し出しているように見えます。おおらかで,ゆったりとした曲線がなんともいえぬ柔らかみを感じさせます。

 


"魚露目"で見たハクモクレン(また)

2023-03-28 | 

この公園の入口にハクモクレンの木が一本あります。入口なので,当然駐車場があります。入口は幹線道路と接しています。公園に出入りする自動車,道路を通り過ぎる自動車が絶えません。

 

真逆光下で撮ると,花弁が眩く見えます。撮っていると,園内の自動販売機で作業を終えたトラックが出て行きました。

 

乗用車も出て行きました。

 

大きく広がった花弁。その白さはどこまでも澄み切っています。

 


"魚露目"で見たハクモクレン(続々)

2023-03-27 | 

公園の遊びの広場。その脇にハクモクレンがあります。今,ハクモクレンが花を開きかけました。花弁に赤みがあるのが特徴です。

 

向こうに,空気を詰めたドーム状の遊具があります。空気の弾性が効いて,上にヒトが乗るとバネのようになってぴょんぴょん飛び上がることができます。休みともなると,子どもたちがいっぱい。この日は平日だったのでヒトはまばら。あくまで写真の主役はこの花!

 

花が咲いている周りの環境が見えます。

 

休みだと,人の勢いがあってもっと迫力あるものが期待できるのですが。子どもたちの歓声が聞こえて来そうな写真に仕上がるはず。そのときに再び訪れようと思っています。

 


"魚露目"で見たサクラ

2023-03-26 | 

このサクラは鉄道沿いに育っています。わたしが例年,この花を背景に電車を入れて撮ってきた木です。魅力ある環境で,遠景に民家が写し込めます。ただ,大きな河川のすぐ近くなので,風が吹き続けます。電車が来た時にうまく枝の動きが止まってくれたらよいのですが,そうそう願いが叶うわけではありません。

この日は久しぶりに晴れ渡りました。真っ青な空が広がっています。

 

電車が来た瞬間,枝が揺れました。これはがっくり。遠景の民家が入らなかったのも残念。

 

今度こそ。

 

光はこの時間帯のものがいちばん理想的です。この時期ならではのチャンス,この時間ならではのチャンスです。

 


"魚露目"で見たハクモクレン(続)

2023-03-25 | 

例年撮り続けて来たこのハクモクレの花,今年も全開直前です。ここに右から電車が走り込んで来たら,もう最高の構図です。左に駅があるので,電車は減速して滑り込んで来ます。この日,この目線をカメラ位置と決めました。蕾が双子になって付いています。

 

離れた枝の構図です。ハクモクレンはまだ開きかけです。

 

撮っていたらちょうど右から電車が。ヘッドライトが光っています。

 

公園内入ると,ハクモクレンが陽を浴びて花弁を広げていました。

 

若葉がなんともいえぬ,柔らかな春を届けてくれています。

 

当分,ハクモクレンから目が離せそうにありません。

 


ナナホシテントウの交尾と卵(続々)

2023-03-24 | 昆虫

3月11日(土)。

最初に見つけた卵なのですが,朝見ると,すでに孵化後でした。時間が経っていて,黒い体色の幼虫がたくさん。まだ孵化していない黄色い卵もわずかに残っていました。しかし,幼虫の影になって撮影できる状態ではありません。やむなく,この卵については諦めることに。

 

幼虫のアップ写真を一枚。側単眼が見えそうな感じがしますが。

 

このままでは惜しいので,他の株で葉の裏を調べていきました。そうすると,孵化した後の卵,まだ孵化していない卵が何カ所かで見つかりました。これはラッキーでした。