自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春! 虫の目写真シリーズ(45) ~産卵するジャコウアゲハ~

2020-04-30 | ジャコウアゲハ

4月30日(木)。アゲハの庭園にて。

ウマノスズクサが伸び,ジャコウアゲハが頻繁に訪れています。支柱がないと,風が吹けばゆらゆら。ウマノスズクサにアゲハがとまってじっとしていました。産卵前だと直感。虫の目レンズを持って来て撮影。茎が揺れるので,ぼけてしまいました。しかも真逆光。

 

アゲハは舞い上がりました。惜しい惜しいと思っていたら,また戻って来ました。ラッキー! 体の向きは逆になりました。やっぱり風が吹いていて,からだがゆらりゆらり。翅先がレンズに触れました。その瞬間に産卵! 同時にシャッターを切りました。

 

なんとか雰囲気だけはお伝えできているのではないでしょうか。

 


ツマグロヒョウモン,産卵から孵化へ(1)

2020-04-30 | ツマグロヒョウモン

4月29日(水)。玄関先にパンジーを植えたプランターを一つ置いています。春の香りを楽しむのはもちろん,もう一つ,ツマグロヒョウモンを招くためでもあります。

昨日,仕事場のある公園でオスを見かけていたので,我が家にも間もなくメスが産卵に訪れるだろうと予感。その予感がぴったり! 今日,プランターに一頭が飛来。今季の初見日となりました。

 

残念ながら産卵の気配はなし。産卵は,翅を小刻みに震わせながらこすり合わせるしぐさをするときに行われます。なんとなく,近日中に目撃できる予感が。

 

ちょっと気にかけておきます。

 


春! 虫の目写真シリーズ(44) ~吸蜜するキタキチョウ~

2020-04-29 | 昆虫

山の斜面にキイチゴが咲いています。その脇道を通りかかると,キタキチョウが関心がありそうな舞い方をしています。花に近いところを低空飛翔。これは吸蜜に違いないと思って,しばらく観察。

間もなく期待通り,花に降りました。そして吻を伸ばして吸蜜開始。一つの花で時間をかけている様子です。それで,かなり近づいて撮影できました。斜面に足を置いてカメラを構えるので,多少苦労はしましたが……。

 

舞い上がったチョウは,花を選ぶかのような飛び方をして,また舞い降りました。

 

また舞い上がったと思うと,たくさん咲いている花の上を飛んで,またお気に入りの花に降りました。今度は前方向からの撮影です。慎重でないと,さっさと逃げられます。なんとかうまく一枚撮れました。吻も写っているのでOK。

 

どこでどんな撮影チャンスに恵まれるか,わかりません。いつもカメラを携行していることがチャンスを逃さない心得です。

 


タンポポとツマグロヒョウモン

2020-04-29 | 昆虫と花

タンポポは春の代表的な野草です。それだけに,いろんな昆虫が訪れているのを見かけます。

昨日,今春初めてこのチョウを見,しかもタンポポの花との組み合わせで見かけたのです。タンポポがたくさん咲いている草地に飛来したのが大きめのチョウ。何チョウかなと思って近づいて確認。するとツマグロヒョウモン(オス)だったというわけです。

 

チョウはゆっくりと左に回りながら蜜を吸い続けました。

 

このレンズでの最短撮影距離にまで近づいてパチリ。

 

近くの花壇ではパンジーの花がきれいに咲き誇っています。近くメスが飛来して,盛んに卵を産み付けるでしょう。これを目撃するのも,この時期のたのしみの一つです。

 


春! 虫の目写真シリーズ(43) ~ツバメシジミの産卵~

2020-04-28 | ツバメシジミ

仕事場の通用口のすぐ外にシロツメクサがまばらに生えています。その辺りでツバメシジミを見かけました。地面で休んでいるのを見ると,翅同士をこすり合わせる動作を繰り返しました。産卵時特有のしぐさです。これは産卵するなと思って見ていると,やっぱり! 

つい先日,近くでツバメシジミを見かけ,シロツメクサの花が咲きかけていたので,近く産卵風景を目撃できるという予感がしていたのです。

ツバメシジミは地面近くの花に降りると,すぐに卵を産む姿勢に入りました。腹部がかなり膨らんでいます。

 

チョウはいくつかの花で産卵しました。目的の花を見つける探知能力はとにかくすごいです。探し回るといった感じでなく,パッと花に向かうのですから。

 

虫の目でも撮っておこうと思い,チャレンジ。レンズに気づいた気配はなし。うまくいきました。

 

あとで花を調べると,卵がありました。

 

もちろん孵化までを追ってみるつもりです。

 


ジャコウアゲハの産卵

2020-04-28 | ジャコウアゲハ

4月27日(月)。月曜は仕事休み。昨日に引き続いて,アゲハの庭園の手入れ。

昼,そこにジャコウアゲハが産卵にやって来ました。予想どおりさっそく! 運のよいことに,印象的な場面を記録できました。ふつうはメガネをかけて撮るのに,ないままでこの写真が撮れたのはまことにラッキー! 除草してウマノスズクサだけを残しておいたのがよかったようです。

 

ジャコウアゲハはいくつかのウマノスズクサを転々としました。あちこちの草や木で,前脚で産卵場所かどうか確認する動作を繰り返しました。そのうちに,またこのウマノスズクサに戻って来ました。そうして産卵!

 

腹端を見ると,卵が出てきた瞬間であることがわかります。こういう偶然に恵まれるのはめずらしいこと。

 

産卵した葉を一枚裏返すと,この卵が!

 

産卵日時がはっきりしているので,孵化までの経過がしっかり記録できます。忙しくなります。

 


春! 虫の目写真シリーズ(42) ~八重ザクラ~

2020-04-27 | 

 

今春は,JR線のこの桜道で撮影を十分たのしませてもらいました。

サクラの締めくくりはこの純白の八重咲きです。木はまだ若いのですが,花がそれを補うかのように咲き誇っています。同じ木の,同じ撮影ポイントで撮りました。犬を連れた親子連れがあいさつをして通り過ぎました。わたしもあいさつを返しました。

 

ときどき,ウォーキングする人が通り過ぎました。写真に,蕊と人と雲とが同居。

 

電車がやって来るのと,自動車が向こうに走って行くのが重なりました。青い空にこのくらい雲が浮かぶ風景が,真っ青な空よりわたしは好きです。

 

サクラの季節が過ぎて行きます。

 


アゲハの卵,見ーつけた!

2020-04-27 | アゲハ(ナミアゲハ)

4月26日(日)。我が家にて。

アゲハの庭園にあるレモンの木で,アゲハの卵を発見。新芽が出たばかりで,その芽に産み付けています。探すと三個!

 

そのうちの一つを接写しました。

 

畑の一角にあるスダチの木にも卵がありました。ここでも三個見つけました。

 

新芽が出るのと,産卵が始まるのと時が同じ。この絶妙のタイミング,なんともうまくできています。

 


春! 虫の目写真シリーズ(41) ~モクレン~

2020-04-26 | 

ハクモクレン,コブシが順に咲いて,締めくくりがこのモクレン。花のサイズは飛びっ切りの大。若木でもあり枝も花もその数は寂しげなのですが,それでも花一つ一つは自分の位置をどっかりと占め,堂々と咲いています。

お見事!

 

脇を鉄道が走っています。せっかくなので,電車を入れて撮ると遠近感が増します。遠い風景が見えれば電車を入れる必要はないのですが,惜しいことにスギの木立が視界を遮っています。

田舎のこと,本数はわずか。上り・下りの時刻表を頼りに,時間に合わせて撮影に出かけた結果が下写真です。

下りの電車が左からやって来ました。右のずっと奥に家と山が見えます。

 

手前の花弁にハエが一匹。

 

右から上りの電車が来ました。奥の家々も,山の稜線も入れたいと思い,シャッターを切りました。このコマに全神経を注ぎたくて単写を選択。なんとか願いが叶ったのでは?

 


カラスノエンドウとジャコウアゲハ

2020-04-26 | 昆虫と花

アゲハの庭園で,ウマノスズクサの芽が伸びてきました。これはきっと近くジャコウアゲハが羽化するぞと予感。そのとおり,今日,羽化したばかりの成虫(オス)が縁石でじっとして,翅が乾くのを待っていました。

わたしは一日,庭の雑草を抜く作業や畑仕事をしました。草引きをしているとき,成虫は石に移動して,そして舞い上がって行きました。いずれこの庭にジャコウアゲハが頻繁に訪れて産卵するでしょう。

 

時間がやや経って,畑で畝づくりをしていると,カラスノエンドウにジャコウアゲハがとまって吸蜜を開始。急いで近づいて撮影。なんとか撮れました。こちらはメスです。

 

このジャコウアゲハ,たくさんある花のうちたった二つだけで吸蜜。カラスノエンドウの蜜はお気に入りではないのかも。

昆虫と花との関係について,それも生態をできるだけくわしく見ていきたいと思っている昆虫がどのような花々を訪れるのか,わたしはいつもとても興味があります。